Camino en el portador
荷台に乗って / Ride on the carrier

2008.11.27 / Mexico (Penamiller付近~Cadereyta)

 When I push my bicycle, One man said to me "Ride on my car!". I was very tired so I rided his car without hesitation.
 夜中にテントの周囲でなにやら馬の気配を感じ、何度か目が覚めた。朝、テントから出てみると、馬の糞があちこちに。うーむ、野生の馬がいるってことか?それにしても馬でよかった。野犬だったら、きっと襲われていたに違いない。

 さて、今日はValleyを横目に颯爽と・・・と行きたい所だったが、またもや登り坂が続く。そんなに厳しい登り坂ではないのだが、今までの疲労がたまっていて、少々の登り坂でも自転車をこぐ元気がない。というわけで、今日もひたすら自転車を押していたら、またもや、親切なおじさんが「乗っていくか?」と車を止めてくれた。行く先に見える山の峰にげんなりしていた僕は、即答で「Si!」と答える。助手席に奥さんと妹さんが乗っていたので、僕はBD-1とともに、荷台に。うねうね曲がる山道で、カーブに差し掛かるたびに振り落とされそうになりながらも、風を感じながら荷台に乗っている自分になんだか、うれしくなってテンションがあがってしまいました。

 メキシコでは、車の荷台に乗って移動する人たちをたくさん見かけます。ヒッチハイクが普通みたいですね。先日、ヒッチハイクしているおばさんを4回も追い抜くという不思議な現象もありました。僕が追い抜いた後、おばさんはヒッチハイクに成功して、車に乗って僕を追い抜くけど、その先で降ろされ、またヒッチハイクしているとことに僕が通りかかり、追い抜くということを3回も繰り返したってことです。

 さて、おじさんたちが仕事をする街に到着し、ここで車移動は終了。おじさんたちに別れを告げ、再び自転車をこぎはじめる。そろそろ坂が平坦になってきたので、普通に自転車をこげる状態になった。しかし、テンションは高いものの、体が疲れきっていて、こぐ足がだるい。おじさんたちと別れたVizarronという街から70km先の街を目標にしていたのだが、20km先のCadereytaという街で見つけた宿で休むことにしました。