Teotihuacan
テオティワカン / Teotihuacan

2008.12.16 / Mexico (Mexico City~Teotihuacan~Mexico City)

 Today I went to Teotihuacan. The visit in ruins is one of the enjoyments of me.
 朝6:00に起床。今日は、テオティワカンにBD-1で行くため早起き。まだアミーゴの皆さんがぐっすり寝静まるなか、ひっそりと、昨日作ったハンバーガーをほおばりながら、自転車をセッティング。まだ外は暗い中、出発です。テオティワカンまでは50kmとのこと。朝のバスラッシュの危険な道を自転車でスルスル抜けて走る。荷物を積んでいないと、走りが楽です。と、ここで、サイクルメーターが作動していないのに気づく。前輪を見ると、センサー部が丸ごとなくなっているではないですか!いつ落としたんだろう、ショックです・・・気分が落ち込みながら、GARMINにもサイクルメーター機能が付いていたのを思い出し、とりあえず、GARMINのサイクルメーター機能を使ってみることに・・・と、これが結構使いやすい。速度、距離はもちろん、走っている(動いている)間の時間とか、高度とかもリアルタイムに表示されるのだ。Mexico Cityの自転車屋で新しいサイクルメータを買おうかとも思ったのですが、GARMINで十分だな、と一旦落ち込んだ気分がちょっと持ち直しました。

 さて、3時間ほどかけてテオティワカンに到着。テオティワカンでBD-1に乗る様子をビデオで撮ろうと思っていたのですが、遺跡内は自転車禁止。おまけにビデオを撮る場合は、追加で38ペソ必要とのこと。なんとかBD-1を持ち込もうと、折りたたんで、手荷物風にして入ろうとしたんですが、やっぱり警備員のおじさんに止められちゃいまして。しょうがないので、入り口にあった看板にくくりつけて置いておくことに。ただ、サドルとかペダルとか、取り外せる部分が無くなる心配もあったので、取り外して持って行こうとしたところ、チケット売りのおじさんが、「その手荷物は、部屋の中で預かっておいてあげるよ」と言ってくれたので、おじさんに預けて、バッグのみ背負っていざ遺跡へ。

 まず、目の前に広がっていたのが、<ケツァルコアトルの神殿>。お土産売りのおじさんの勧誘をくぐりながら、グルッと一周し、死者の道を通って、太陽のピラミッドへ。目の前に高さ65mの巨大なピラミッドがそびえ立つ。かなり急な段を上り頂上へ。テオティワカンを一望できるこの場所はとても気持ちよく、しばらくボーっとたたずんでました。

 その後、一番奥の月のピラミッドへ。これまた、急な段を上って振り返った時、なんだか、不思議な感覚に襲われました。一直線に続く死者の道に対してシンメトリーに配置された左右のピラミッド。まるで、世界はここから始まっていて、その世界はこの手にあるのだ!という王様の感覚。紀元350年~650年に繁栄したと言われるテオティワカン人の一番偉い人も、この場所から眼下に広がる人々を眺め、自分の権力を自覚したことでしょう。実は、テオティワカン、あまり期待せずに見に来た遺跡だったし、遺跡に入った時も、あまり興奮するような場所ではないな、と思っていたのですが・・・ここ、月のピラミッドからの眺めを見て、印象が一変しました。すごい場所です、ここは。8世紀に滅亡したテオティワカンの跡地を見て、アステカ人が、神々が建てた都市だと思ったのも納得の眺めです。

 それにしても、自転車は、受付に置いてきて正解。遺跡で変形するBD-1をビデオで撮れなかったのは残念ですが、ピラミッドに登るのに、とても自転車を持っては無理。かといって、ピラミッドの下に置いておくわけにもいかないでしょうし。うーむ、今後遭遇する遺跡でも、遺跡内への自転車乗り入れは厳しいんだろうなぁ。