映画+旅行=?

2008.12.25 / Cuba (Habana)

 Today I went to see Buena Bista Social Club live. But there was no live because vocal was sick. That was unhappy for me.
 グローサおばさんのところにお世話になるのは、今日まで。ご飯が出される度にきれいに平らげていた僕は、いつのまにやら、大食いのイメージがついていたらしく「ホワキナのところに行ったら、こんなに食べれないんだからね」と言って、最後の朝食を用意してくれました。グローサおばさんところでは、いつもお腹一杯朝食をいただきまして・・・ありがとうございました。

 さて、ホワキナおばさんのところに戻ると、日本人の女の子が宿探しで来ていて、そのコから、Vedade地区にあるホテルNACIONAL DE CUBAで毎週木曜日に映画「Buena Bista Social Club」で有名になったBUENA VISTA SOCIAL CLUBのライブがあると聞きまして。今日は木曜日。電話して確認したところ、21:45からやるとのことなので、一緒に見に行くことにしました。

 夜待ち合わせて、ホテルへ向かったところ・・・ボーカルの人が風邪かなんかで、土曜日に変更になったとのこと。なんてこった、楽しみにしていたのに!せっかくVedadeまで来たので、映画「苺とチョコレート」で有名になったという<Copperia>というアイスクリーム屋へ行って、アイスを食べて帰ってきました。

 「Buena Bista Social Club」も「苺とチョコレート」もキューバを描いた映画。どちらも見ていないんです。あぁ、日本に居る時に見てくればよかったなぁと今更ながら後悔。ある種の優れた映画は、その国の状況を色濃くフィルムに焼き付けるものです。旅行者の視点ではなかなか見えにくい、その国の文化や生活を浮き彫りにします。こういった映画を見て、一段上の視点を自分の中に作ったうえで、その国を体験すると、よりディープに感じることができるというのが僕流<映画+旅行>の楽しみ方。現地でその国の映画を見たいというのはそういった意図もありまして。メキシコでは、実はAndreiに頼んでメキシコ映画をレンタルしてきてもらって、GAEL GARCIA BERNALというメキシコの若手監督の撮ったニューウェーブ映画「Deficit」を見たんです。これが、今のメキシコの若者の悩み・葛藤を描いた救われない映画でして。なるほど、今のメキシコの若者は、こういうことで悲しみを背負っているのか、とちょっとメキシコの見方が変わりました・・・キューバにも結構映画館があるので、機会を見つけて、キューバ映画を見てこようと思っているところです。