パーカッションレッスン開始!

2008.12.26 / Cuba (Habana)

 I began to learn cuban percussion.
 ようやく今日、Cubaに来た目的が達せられました。プライベートレッスンでパーカッションを習うのです。朝10時に、クリスマスイブにミニライブをやっていた場所に行き、待っているとマリバス先生の登場。彼女の家に楽器があり、そこで教えてくれるとのことなので、その辺を走っている車を捕まえ、タダで乗せてもらって移動。

 マリバス先生宅に着くと、この間会ったキーボードのおばさんと、カウベルを叩いていたお兄さんが出迎えてくれまして。ご家族だったようです。マリバスさんは、なんとかというキューバではすごく有名なパーカッショニストに師事していたそうで。で、さっそく、打楽器を紹介してくれました。部屋にあったのは、コンガ、ボンゴ、それからトゥンバドーラ。写真の楽器がトゥンバドーラで、今日はこれを使ってソンのリズムを教えてもらうことになりました。

 まずは、叩き方と音の出し方から。トゥンバドーラは、両足ではさんで、やや傾ける。傾けることで、穴の空いている下から空気が抜け低音が出る仕組みになっている。そして、左手でゴーストの音を叩き、右手でアクセント音を叩く。左左右左左左右右の8音で2小節ワンフレーズがトゥンバドラスで叩くソンのリズム。で、右のアクセント音の叩き方が二種類ありまして。左手でミュートしながら太鼓のやや内側を手を包むようにして叩くクローズ音(トラバホ)と、左手は完全に離し、太鼓のやや外側を手のひらで叩くオープン音(アビエント)。クローズ音の音の出し方が難しい。左手でミュートしながらも、高い抜ける音を出さなければならないのだ。いい位置であてないと、こもった音しかでてこない・・・

 なんとか音が出るようになってきたので、次にクラベという拍子木のような打楽器でのソンのリズムを習う。これは結構簡単で、タンンタンンタンンンタンタンンンという一拍半フレーズを3回打った後、裏表と二回打つ。次に、ルンバのクラベパターンを習う。これは、ソンのパターンの3個目が半拍ずれたもの。こういうのは得意なので、問題なくクリア。

 その後、再びトゥンバドーラに戻って、今度は、両手打ちでの音の出し方を習う。基本的な叩き方が、アビエント(オープン打ち)、バホ(平手クローズ打ち)、トラバホ(包みクローズ打ち)という3パターンある。これまた、包みクローズ打ちでなかなかいい音が出ない・・・

 それにしても、楽しいぃ。太鼓を叩いていると、なんだか、安心します。2時間のレッスンはあっという間に終了。また明日2時間レッスンしてもらう約束をして、岐路につく。帰り道、お土産屋で、小さいながらそれなりに音のでるボンゴを購入。こいつで、今日習ったことを復習することに。で、ホワキナおばさんの宿の広い居間で叩いていると、おばさんの息子さんが来て、ちょっと貸してみろと、軽やかに叩き始めたではないですか!どうやら、彼もパーカッションを習っているらしく、結構な腕前。いやぁ、やっぱりCubaの人たちは皆、すごいっす。ようし、後二週間みっちりCubaリズムを体に叩き込んで、ドラマーとして一皮剥けますんで、待っててちょうだい、バンド、クロクリのメンバーのみんな!