Maya ruin along the Caribbean sea
カリブ海と遺跡

2009.01.18 / Mexico(Tulum)

 I saw cenote and tulum ruins. These are fantastic!
 今日は一日Tulumを堪能。まず、セノテと呼ばれる石灰岩台地の陥没穴に地下水が溜まった天然の泉で泳ぐのを楽しみにしていたので、水着をはき、泊まっているところの近くにある<CENOTE LAS CALVERAS>というセノテへ。入り口らしきところに居たメキシカンなおじさんに50ペソ支払って、森の中に。BD-1を抱えながらしばらく進むと、目の前にポッカリと開いた穴が見えてきた。観光客がいっぱいいる事を予想していたのですが、誰もおらず。穴の中を覗くと、きれいに澄んだ水が見える。穴の内側に梯子がかかっていて、そこから穴の中に入れるようになっている。誰もいないので、遠慮なく服を脱ぎ、水着姿で、いざ穴の中へ・・・中は、広い空間になっており、水がたっぷりとたまっている。水に足を入れると、魚が寄ってきて、かぶりつかれる。かぶりつかれるといっても、痛いまでいかず、ちょっとコソバイ感じ。外からの光は、穴の部分から差し込まれる光だけ。奥に広がる空間は真っ暗闇。泳ぐといっても、暗闇の方に進む気にはなれず、日の差し込む明るいところでポチャポチャと戯れるだけ。いやぁ、シンと静まり返った暗闇の中の水、結構コワイですよ、これ。

 セノテからあがり、出口に行くと、ハンモックで寝ていたおじさんが「お前はハポネか?」と聞いてきた。「そうだ」と言うと、「ちょっと待ってろ」と家の中へ。紙とペンを持って出てきたおじさんは「日本語での挨拶の仕方を教えてくれ」と言ってきた。どうやら、たまに日本人のお客がくるらしく、挨拶くらいは日本語でやりたいと思っているとのこと。いやぁ、勉強熱心なおじさんです。見ると、別の紙には中国語での挨拶の仕方がメモってありました。で、おはようございますや、どこからきましたか?など、地球の歩き方の後ろページに載っている程度のやり取り言葉を伝授して、おじさんとお別れ。別れ際、日本語で「サヨウナラ」と言ってくれました。覚えが早い!

 その後、タコス屋で腹ごしらえをして、いざTulum遺跡へ。入り口で「学割使えますか?」と聞いたところ、使えるとのことで、51ペソの入場料がタダになりました。ちなみに、やはり遺跡内は自転車乗り入れ禁止。うーむ、遺跡をバックにBD-1を写せる場所はあるのだろうか?さて、石で作られた壁に開いた穴をくぐると、カリブ海をバックに遺跡が目の前に広がっているではないですか。しかも今日は快晴。太陽の光を反射してメッチャきれいな青いカリブ海とマヤ遺跡のコンビネーションを見ると、いやがおうにもテンションがあがります。ここには、海水浴を楽しめるビーチもあるんですが、今日はなぜかビーチに下りる階段が通行止め。ちょっぴり残念でしたが、おかげで、誰も居ないビーチをバックにTulum遺跡の写真が撮れたので、僕としては、まぁよかったかな。写真の遺跡は、<エルカスティージョ>と呼ばれるTulum遺跡の中で一番高い建造物。ここTulumは、すっかり気に入ってしまって、3時間くらいブラブラしてました。ここの地に二泊して大正解。ちなみに、ユカタン半島あたりには、マヤの遺跡がたくさん点在してまして。メキシコ北部は、オルメカ文明から始まって、ティオティワカンや、アステカの文明が栄えたのですが、オアハカあたりより南でマヤ文明が栄えていたんです。<ジャングルに覆われた遺跡>の写真を初めて見たときに心を奪われて以来、ずっとマヤの遺跡にあこがれていた僕としては、ここから憧れの遺跡たちと出会えるということでワクワクしてるんです。ここTulumを皮切りにこれからしばらく、マヤ遺跡めぐりの旅になりますわ。マヤ遺跡の旅編のゴールはグァテマラのティカル遺跡の予定。

 日が落ちてきたので、宿に戻り、キッチンを使わせてもらって、自炊。今日は前に買ったトルティーアの残りを食べてしまおうと、野菜炒めを作って、なんちゃってタコスを作ることに。玉ねぎ、ピーマン、モヤシに、ハムを加え、塩コショウ+醤油にみじん切りした生姜を調味料として炒める。いやぁ、具は、絶妙の味加減で出来上がりました。昨日買っておいた青唐辛子の缶詰を使い、チリ入りタコスの完成。カプリとかぶりつくと・・・具をそのまま食べた時は、結構繊細な味が楽しめたのに、タコスとして食べると、青唐辛子が効きすぎちゃって、繊細な味がすっとんでしまっている。おいしいんですけど、もったいない。野菜炒めそのままで食べたほうが、もっとおいしかったので、途中から野菜炒めだけで食べちゃいました。安く買ったトルティーアのトウモロコシ味が強すぎるのも、野菜炒めの味を消しちゃっている要因の一つ。昼間店で食べたタコスのトルティーアは、パサパサしておらず、中の鶏肉の味をうまくフォローするいいトルティーアだったんですよ。ああいうトルティーアを使うと、また違うのかもしれない。うーん、タコスって結構難しいな。そうそう、食堂で作ったタコスを食べていると、宿のお兄ちゃんが通って「お、タコスを作ったのかい?」と、うれしそうな顔をして声をかけてくれました。