Coba ruins
COBA遺跡

2009.01.19 / Mexico(Tulum~Valladolid)

 I went to COBA ruins today.
 TulumからCHICHEN ITZAに向かうことにしたのですが、その途中にあるCOBA遺跡に寄ってみました。

 Tulumから48kmほど走ったところにCOBA遺跡はあります。入り口で学生証を見せたところ、ここもフリーで入れてもらいました。さて、遺跡なので、自転車は無理だろうと思い、チケット売り場の隣に置かせてもらって、遺跡内に入ったのですが、中はレンタル自転車やら、自転車タクシーで溢れているではないですか。ここCOBA遺跡はかなりの広範囲に遺跡が分布しているため、移動手段として自転車を取り入れているようなのです。それなら、僕のBD-1も入れていいのでは?と思い、入り口に戻って聞いてみると、どうやら、自分の自転車でも遺跡内を自転車で走る場合には30ペソ支払わなくてはならないとのこと。うーん、ここは支払ってBD-1で遺跡めぐりを・・・と悩んだのですが、遺跡内の道は舗装されておらず、シティーロード用タイヤ&荷物フル装備では結構しんどい走りになってしまうことを考慮し、今回はやめときました。遺跡内部は各遺跡へ続く道が切り開かれており、密林というよりちょっとした森の中って感じ。ここ、COBA遺跡は、崩れてしまったままの遺跡が点々と存在しており、分かりやすい遺跡とは言いづらいのですが、あまり整備されていない分、雰囲気がありまして。木々の合間からこれらのピラミッドや石碑の一部を見ると、この遺跡が発見された当時の様子を想像でき、興味深いです。それにしても、広い・・・自転車走りに疲れた体には、なかなかしんどい遺跡です。1kmくらい歩き、奥にあるノーチルムの大ピラミッドに辿りつく。ピラミッドに登り、見渡すと、あたり一面密林。ここからの眺めは圧巻です!こんな中に遺跡が隠れているんだもんなぁ、まだまだ発見されていない遺跡とかあるんじゃないの?と思いつつ、風景を楽しんでました。

 COBA遺跡を出て、しばらく、密林の中を通る一本道を走る。両側に見えるのはひたすら密林。街どころか、人の影すら感じない中、走っていると、だんだん周囲が夕刻の雰囲気に。そろそろ宿を探さねばと思い、Chemaxという町に出たのだが、ここにはホテルがないとのこと。30kmほど離れたVALLADOLIDという街まで行けばあるよ、というタクシーの運転手の言葉を聞き、クラクラ。時間はもう16:30。これから30km走るとなると確実に日は暮れる。いざとなれば野宿だと覚悟を決め、VALLADOLIDに向かうことに。案の定、日は落ち、周囲は真っ暗に。この辺は街灯なんてものはないので、ホントに真っ暗。自分のライトと、道を通る車のヘッドライトの明かりだけが頼り。しばらく、車道の路肩を走っていたのだが、そこだと危ないからわき道を走りな、と途中で、バイクに乗ったおにいちゃんからアドバイスをもらい、わき道へ。しかし・・・わき道は車のライトが届きづらい分、もっと真っ暗。2m先の道路を照らしながらスローペースで進む。途中、ノーライトの現地人自転車乗りが対向ですごい勢いで飛ばしてすれ違うので、ヒヤヒヤもの。果たして彼らはこの暗闇でモノが見えているのだろうか?

 なんとか、VALLADOLIDにたどり着き、安宿を探して、さらに値引き交渉をして、宿ゲット。ここユカタン半島では、走るとメッチャ汗をかくので、シャワーは浴びたいんですよ・・・なので、なんとかシャワーの使える宿に泊まりたいなと、その一心で、VALLADOLIDまで走りきったって感じです。

 さて、夕食に、肉とか野菜が盛り合わせになって、トルティーアが付いてくるコミダを食べたのですが、ここでタコスの秘密にやっと気づきました。初めて食べた時に、味気がないと感じたことを思い出せばよかっただけなのですが、基本的にタコスに挟む具は、味付けがされていない。挟んだ後に、サルサとレモンで味付けするというのがタコスだったんです。結構強いトルティーアの味と合わせるので、サルサやレモンといった強い味でないと味として残らない。繊細な味付けは、全部トルティーアが消しちゃうんですよ。野菜炒めタコスが失敗したのはこれが理由。味付けしない野菜炒めを作って、サルサとレモンで食べればよかったんです。カレータコスは、もっと味を濃くすれば、トルティーアに負けずにカレー風味を出せるのかも・・・こちらは、もうちょっと要研究だな。