Chichen Itza
チチェン・イツァー

2009.01.20 / Mexico(Valladolid~Piste)

 I went to Chichen Itza ruins today. El Castillo was very beautiful ruin. I like it very much.
 Valladolidの街を抜けると、道はまた昨日と同じように密林の中の一本道に。香里ちゃんから、Chichen ItzaのCastilloの北側斜面が午後になると逆光になるから、午前中に着いたほうがいいですよという連絡をもらっていたので、なんとか午前中に着こうとがんばったのですが、思いのほかアップダウンの激しい道で、おまけに逆風が・・・結局12:00チョイ過ぎにChichen Itzaに到着。で、楽しみにしていたChichen Itzaだったので、この辺の宿にチェックインして、自転車の荷物を置いてからゆっくり落ち着いて行きたいなぁという思いがあり、まず宿を探すことにしました。と、さすが観光地。立派なホテルばっかりで、高そうな雰囲気・・・ためしに一軒入って値段を聞いてみると、600ペソ近くするとのこと。う~ん、高い!もっと安い宿がないかと聞いたところ、Chichenを過ぎた次の街、Pisteに行けばあるんじゃないかと言われ、Pisteに向かう。Pisteについて最初に見つけたホテルに入ったところ、400ペソ、と。ちょっと安くなったけど、やっぱり高い。また、もっと安い宿はないか聞いてみると、POSADAと呼ばれる形式のHotelがあり、そこならもっと安く泊まれると。POSADAを探してさまよっていると、街のはずれに発見。たしかに安かったので、ここに泊まることに決定。Chichen Itzuは、CancunやMeridaからバスで訪れる人が多いと思いますが、チャリダーの人など、Chichen周辺で宿を取ろうと思っている人は、Pisteの街まで行くと安宿が見つかりますよ。

 さて、荷物を宿に入れ、身軽になったBD-1でいざChichen Itzaに!自転車置き場にBD-1を止め、なんだかテーマパークの感のあるゲートに近づき、チケット売り場で、例によって学生証を提示し、使えるか尋ねると、60ペソと言ってくるではないですか。すっかり、学生証を見せるとフリーだと思い込んでた僕は、えぇ、お金を取られるのぉ、とちょっとビックリして、もしこれを使わなかった場合の値段を尋ねたところ、111ペソと。なるほど、ほぼ半額かぁ。シブシブ60ペソ支払い遺跡内へ。お土産売りの露天商の並ぶ通りを抜けるとイキナリ目の前に、カッコいいピラミッドが・・・Chichen Itzaの中心的な神殿である<El Castillo>です。そして、近くには、El Tzompantliという<頭蓋骨の城>の名づけられた生贄の骸骨を大衆にさらしたという遺跡もある・・・以前北米を放浪中、モーテルで見た映画「アポカリプト」。メル・ギブソンが監督したこの映画、スペイン統治以前のメキシコが舞台になっており、その中で、途中でさらってきた部族の人を生贄にするグロいシーンがあるのですが、このシーン、どうやらこのChichen Itzaをモチーフに作られたようなのです。映画のシーンを思い出しながら、このEl CastilloやEl Tzompantliを見ると、余計にワクワク感が増します。以前、映画は追体験メディアだと書きましたが、今日、改めて思ったのは、映画は想像力増強メディアでもあるってこと。

 Chichen Itzaは、遺跡内がほぼきれいに整備されており、また、いたるところにお土産売りが露天を広げていて、すっかり観光地になっちゃってます。まぁ確かに、これだけカッコいい遺跡がいい状態であるんだから、人もやってくるよなぁとこの遺跡がメジャーたるパワーの要因に納得。僕はとにかく、El Castilloに惚れました。コンパクトに見えながら、圧倒的な存在感を発するこのデザイン。ホント素敵です。北側の階段斜面にある羽毛の蛇ククルカン(残念ながら、午後はずっと逆光面でした(涙))。春分の日と秋分の日、ピラミッドの陰と相まって、蛇に影の羽が生えるんだそうです。うぉぉ、見てみたい!