Camp from experience
キャンプ慣れ

2009.01.30 / Mexico(El Aguacatal付近~Palenque付近)

 I enjoy camp life these days because I carry many foods and warter. Foods and warter are important item for camp.
 テントで眠っていると、まだ真っ暗の中、なにやらテントを動かす音がして目が覚めた。今回は安全な場所にテントを張っているはずなのに・・・と若干あせりながら外をうかがってみると、昨日の馬。やはりテントが珍しいのか、それとも、自分達の場所に正体不明の物体が置かれていることが気に入らないのか、頭でテントをゴシゴシしてくる。時計を見ると4:30。もう、勘弁してよぉ・・・正体が分かって、安心し再び眠りに。

 さて、6:00に目覚めテントの外に出ると、馬は遠くで草を食べている。気持ちのよい朝日の日の出を見つつ、テントをたたみ、荷造り。牧場の人たちにお礼を言って、いざ出発。それにしても、テント生活もだいぶ抵抗がなくなってきました。今までは、野宿だと危険かもという心配とともに、水や食料がないのでつらいということで、ついつい、町に行って宿に入るということにしていたんです。そりゃ、一日走って腹ペコなのに、食べるものがないって・・・キャンプしようって気にならないですよ。で、ここのところ、水と食料を十分に持って移動しているので、キャンプしてひもじい思いをするなんてことはなくなってきまして・・・手元に水と食料があると、心にゆとりができてか、ようし、今日はキャンプだぜ、どうやって楽しもうかな、と前向きな気分になれちゃうんです。いやぁ意外と単純な理由でワイルドなテント旅にシフト中。あ、もちろん、炎天下自転車で走っているので、シャワーを浴びたいという気持ちに勝てず、2日にいっぺんくらいは、宿泊まりというペースですけど。

 今日もPalenque目指してひたすら移動。今日は右手に沼地帯が広がる。白鳥が群れをなして飛んでおり、思わず見とれてしまいました。うーん、美しい。自転車で走っていると、同じ風景ばかりだろうから飽きません?という質問をたまにされるのですが、風景は結構変わっていくので、飽きるどころか、興味深いんですよ。もっとも、密林地帯を走っていた時のように、同じ風景が続くことも確かにあるんですが、そんな時は、実はあんまり風景を見てないんです。頭の中はくだらないことを考える妄想状態になってまして。そんなわけで、一日中自転車をこぎ続ける毎日も、結構楽しいもんなんですよ。