Mountain weather
山の気まぐれ天気

2009.02.04 / Mexico(Cascadas de Agua Azul~Ocosingo)

 Today it was sometimes rain. So I started to next town. I was tired today.
 朝、雨が止んでいたので、出発の準備をしていると、ポツポツと雨粒が・・・曇天の空はいつ降ってもおかしくない状態だったんですが、何も、これから出ようって時に振り出さなくてもいいじゃないか!空は結構明るいので、きっと雨は止むだろうと信じて、小雨の降る中、出発することにした。それにしても、ユカタン半島に戻ってきてからよく雨が降る。雨季ってワケじゃないはずなのになぁ。

 まずは、おととい下ってきた坂をひたすら上る。20分くらいで駆け下りてきた道が上りになると、2時間くらいかかるのだ・・・おとといの地点まで戻った後も、登り坂が続く。とても漕いで上れる坂ではなく、ひたすら押して上る。自転車に乗って進むのと、押して進むのでは、大違い。使う体力もそうなのですが、進む距離がまったく違ってくる。今日は60km先のOcosingoの町に早々と入って、Tonina遺跡を見ようと思っていたのだが、このままずっと押すことになれば、日が暮れる前にOcosingoの町に到着できるかどうかも怪しい。

 一旦止んだ雨も、途中また降り出す始末。登り坂+雨という最悪のコンディション。あ~気分が落ちる。何か別のことを考えて、いつの間にか結構距離いってました作戦をとろうと思うんですが、こういう時って、つらい、つらいとしか思えなくって。別のことを考えることに集中できないからか、すぐに時計や距離を見てしまい、全然進んでいない状況にガッカリするってことの繰り返しなんですよねぇ。なんかがんばれる方法を考えなきゃ。

 50km過ぎた頃から、天気がちょっとよくなり、さらに、下り坂になってきた。若干テンションもあがってきて、Ocosingoの町に到着。この辺り、サパティスタという民族解放を唱えるゲリラ軍がいて、治安に不安があるという噂を聞いてまして。確かに、道を走っていると、武装したメキシコ軍?警察?の車とすれ違うことが多くなった。チアパス州に入って、町の雰囲気が今までとは違ってきたのも事実。なにより子供達が「1ペソちょうだい」とせがんでくるようになったのにビックリ。メキシコでは今までそんな近寄られ方をしなかったので・・・サパティスタは貧しいと言われているチアパスの先住民を中心に組織されているとのこと。うーむ、もっと彼らの活動について、知ってみたい・・・