Ranchitos del Quetzal
ケツアールが訪れる宿

2009.03.11 / Guatemala(Tactic~Biotopo del Quetzal) 本日23km走行: Total 7203km

(English)
  I went to to see Quetzal. I stayed in hotel near the biotopo. Quetzals come to this hotel to eat food in the mornign or evening. Today I only see one quetzal too far.



(Español)
  Yo fui a porque quiero ver quetzal. Pero hoy no pude ver precisamente.
 実は昨日のうちに、<Biotopo del Quetzal>というケツアール保護区に行き、そこで宿をとって早朝にケツアールを見る予定だったんです。が、昨日、がけの下からのカムバックに手間取るという事件があったし、ビオトポはコバン方面と逆になる分かれ道からすぐだと思っていたのに、意外と遠く35kmくらいあり・・・ビオトポまで辿りつかずTacticという町で宿をとることになったという訳なんです。なかなか思ったようにはいかないざんす。で、今日は、あと20kmほどで、ビオトポに到着するということもあり、いつもよりゆっくり起きて、身支度。

 ビオトポまでの道は、グアテマラシティ~コバンという都市を結ぶ道のせいか、きっちり舗装されていまして。昨日までの山道とは大違い。うーむやっぱりコース選択を誤っていたのか?

 さて、保護区周辺は、もっさりした森になってまして。保護区には、遊歩道があり、森を散策しながら、ケツアールを・・・ということらしいのですが、実際保護区内にて、ケツアールを見るのは結構難しいらしいのです。で、ものぐさなおいらは、ケツアールが見れる確率が高いという、地球の歩き方にも書いてある穴場スポット<Ranchitos del Quetzal>という宿に直接行くことにしました。この宿は、ビオトポの入り口から100mくらい離れたところにありました。

 宿兼レストランのRanchitosに入ると、白髭の似合うおじさんが。フリオさんというこのおじさんと、奥さん、娘さんという3人家族で経営しているここは、とてもアットホームないい宿でした。さて、宿に着いたのが昼の12時前。今日はのんびりといいたいところですが、そうも言ってられない。そろそろ作成しなければならない重要なビデオ編集がありまして。なんのビデオかは、そのうち明らかにしますが、今日の午後はその制作に使おうと、昨日のうちに計画しておいたのです。Ranchitosはなかなか素敵なつくりになっているので、背景としてバッチリ。庭を借りて、自分撮り。その後、夕方までひたすら編集作業・・・。最近、YouTubeアップ用以外のビデオ制作を旅先でやることが続いてますが、これはこれで結構プレッシャー。不特定多数の人に見てもらうというものではなく、<ある特定の人向け>に作るって、込めるメッセージにすごく悩むものなんです。

 そんなこんなであっという間に夕刻。そろそろケツアールが来るころではないかと、外へ出る。Ranchitosでは、なぜケツアールが見れる可能性が高いのかというと、ここには、小さなアグアカテ(アボガドのこと)が生る木があるんです。この小さなアグアカテがケツアールの好物。早朝、もしくは夕刻に食べに来るってわけなんです。外へ出ると、フリオおじさんが木を見上げている。「Yoshi、トゥルルって聞こえるだろ、これがケツアールの鳴き声なんだ」と。どうやら、来ているらしい。どこにいるのだろうとおじさんと二人で木を見上げていると、木の上のものすごく高いところで一羽、飛び立った鳥が!「あれだ、あれがケツアール!」とおじさん。あまりに一瞬のことだったので、カメラを構える暇もなく、遠目に姿を確認できただけ・・・そして今日の夕刻に来たのは、この一羽だけ。うーん、やっぱりケツアールを見るのって難しいんだなぁ。明日の朝には見れるのだろうか?



☆本日のイラストメモ