Esclusas de Miraflores
ミラフローレス水門

2009.05.07 / Panama(PanamaCity) 本日自転車0km走行 : Total 9887km走行
天気:晴のち曇時々雨 ネット接続:1
朝飯→オムレツ+パン 昼飯→日本食レストランで寿司 夕飯→シュウマイ / 宿→Zulys Independent Backpackers(二日目)

(English)
  Today I went to Miraflores Lock.



(Español)
  Hoy yo voy a Miraflores.
 パナマに来たらコレを見なくっちゃね、やっぱり・・・そう、パナマ運河の水門。太平洋側の水門であるミラフローレス水門がパナマシティから6kmほど離れた場所にあるので、バスを乗り継ぎ行って来ました。

 到着した時、ちょうど船が通るところで、まさに、水門が閉まり、高水位から低水位へと水が流出する様子が目の前で展開。この様子を落ち着いてジックリ見たかったんだよ、ウンウン、と思っていると大粒の雨が・・・あっという間にスコールとなり、展望台に居たほかの客は退避。オイラは、こんなこともあろうかと持ってきた傘をさし、そのまま船が通る様子を観覧。水を流出していた水門では、水門を挟んで隣の水室と水面が同じ高さになったら、門が開く。そして待機していた船が進み、次の水門へ。ミラフローレスではこの手順を3つの水門で繰り返す。

 パナマ運河はなぜ水位を調整する水門式の運河なのか?太平洋とカリブ海の水位ってそんなに違うものなのか?と疑問があったのですが、どうやら、水位が違うのは、パナマ内陸にあり、運河の一部となっている湖の水位が高いからのようです。例えば、運河の真ん中あたりにあるガツン湖は、水位が海抜26mの高さにある。このため、太平洋側、カリブ海側の両方で水位調節の水門が必要となるそうなんです。それにしても門通過の度に、1.97億リットルもの水が使用されるとは・・・聞いてもピンとこないほどすごい水の量だ。

 ちなみに、パナマ運河、利用している主な国の順位は、1位米国、2位中国、そして3位が日本とのこと。知らなかったんですが、結構お世話になっているんですねぇ。1914年に開通したこのパナマ運河は主に米国が仕切って工事を進めたとのこと。その経緯からこの運河が生む富の多くは、米国にそのまま流れていた、と。しばらく米国が権益を独占していたようなのですが、「パナマにあるのに、なんで米国が権益を独占するんだ」と、次第にパナマが声をあげるようになり、1999年12月31日、ようやくパナマに返還され、今やパナマのパナマ運河庁と呼ばれる政府組織が運河の操業、管理を行っているとのことです。

 そうそう、帰りがけにみた運河紹介ビデオで紹介されていたのですが、1928年、0.36米ドルの通行料金を支払い、運河を10日間かけて泳いで渡った人がいたそうです。うーん、こんな冒険もありか。