Una isla inhabitada
無人島にて

2009.05.12 / Panama(El Porvenir~SanBlasのどこかの島) 本日自転車0km走行 : Total 9887km走行
天気:晴れのち曇
朝飯→コーンフレーク 昼飯→サンドイッチ 夕飯→野菜スープ / 宿→Sacanagem号(ヨット泊二日目)

(English)
  Today two men got on the boat.



(Español)
  Hoy dos hombres entraron en un barco.
 朝、太陽が、海を青々と色づけ、とても気持ちのいい朝だ。キャプテンがコーヒーを入れてくれた。海を見ながらの朝のコーヒー。「コロンビアタイムだ」と、キャプテン。そう、キャプテンはコロンビア、ボコダ出身なのだ。そして、キャプテンは「やることがある」と言い残し、ゴムボートに乗って島に向かってしまった。船に残されたオイラ一人。とりあえず、時間はたっぷりあるようなので、海に飛び込んで泳いでいた。

 しばらく海を漂っていると、遠くから2人の若者を乗せた一隻の小型ボートが近づいてくる。昨日キャプテンがあちこちに電話で連絡を取った結果、今日から新たに二人の客が合流することになっていたのだ。二人は、レイヨンとダミアンというオーストラリア人。彼らが船に乗り込んでいる時、ちょうどキャプテンも戻ってきた。レイヨンとダミアン、二人とも気持ちいいくらい話好きなナイスガイ。レイヨンは一日に3ガロンは水を飲むという・・・今も水を飲んでます。そして、ダミアンはアメリカのアニメFamily Guyが大好きで、携帯に録画した番組を見て、大笑いしています。実は、二人とはZulysで一緒だったのだ。キッチンで夕飯を作っているとよく一緒になって、何度か話をしたこともあったのです。

 ちょっと遅めの朝食のコーンフレークを食べた後で、パナマ出国手続きをするため、4人でポルベニール島へ。4人で行ったのだが、結局キャプテンがまとめて4人分手続きしてくれた。パスポートの持ち主との照合はしなくてよいのか?そんな疑問を持ちながら、無事出国スタンプをもらい、船に戻る。

 14:00過ぎ、ポルベニール島を出発。外海にでてから揺れがひどくなったが、まぁ酔うほどではない。意外と船に強くなったのかも(と思ったのだが、次の日にひどい目にあうことに・・・)。

 道中、釣りをすることにした。実は、この船旅で海釣りをすることは楽しみにしていたことの一つ。ルアーを垂らすと、船の引力でルアーが泳ぐ。このルアーを魚だと勘違いした魚が食いついてくるわけ。それにしても、釣りは意外と神経を集中しますなぁ。そして、釣竿を握っていながらも、意識が100m先のルアーに飛ぶのも面白い。きっとこの感覚が釣りの醍醐味なのだろう。で、3時間くらい釣り糸を垂らしていたのだが、結局釣れず。何度かアタリらしきものはあったんだけどなぁ・・・

 17:00頃、いくつかの島が見えてきた。そして錨を下ろして停船。今日はここで寝ることになる。まだ明るかったので、レイヨンとダミアンと3人で近くの島まで泳いでいくことにした。泳いで渡った島は完全な無人島。島ではココナッツ採りに燃える。石を投げたり、長い木の棒でつっついたり・・・なんとか3つ、木から落としたのだが、今度は割って中の果汁を飲むのに一苦労。とんがった貝を使ってなんとか穴を開けたものの、口をつけると、果汁が周囲の繊維質と一緒になり、口の中がモゴモゴ。うまくココナッツは飲めなかったけど、とにかく、なんか3人で子供のようにはしゃいだのが楽しかった。そして、そんなことをしていたら、アッという間に周囲が真っ暗に。真っ暗な中泳いで船に戻る。ちょっとドキドキ。こんな真っ暗な中海を泳ぐなんて、一人じゃやらないだろうなぁ。

 船に戻ると、キャプテンが夕食のスープ作り中。お腹ぺこぺこのおいら達は、キャプテンがもうちょっと煮込むとおいしいんだけどなぁというのを待ちきれず・・・とにかく旨かったです、キャプテンのスープ。食事後の食器洗いはおいら達の仕事。浄水は貴重なので、食器は海で洗うんです。船の後方部に食器を持っていき、海水でジャブジャブ。こんな経験もイチイチ面白い。

 楽しいぞ!船旅。