Subo el río
川を上ってエンジェルフォールへ

2009.05.21 / Venezuela(Canaima) 本日自転車0km走行 : Total 9887km走行
天気:晴れ
朝飯→パンケーキセット 昼飯→サンドイッチ 夕飯→ポヨ / 宿→ハンモック泊(ツアー)

(English)
  We went to Angel Fall by boat.



(Español)
  Hoy yo entré al salto ángel en un barco
 いよいよ今日は、エンジェルフォールへ。10時頃、二班に分かれてボートに乗り込み川の上流に向かって出発。

 ボートでの川上り・・・エンジェルフォールツアーは、この川上りが一番の醍醐味ではないかというほど、アドベンチャーなボートライディングだったんですよ、これが。まず、ボートといっても、むき出しの木の船にエンジンをつけただけのものなので、水がバンバンかかる。乗っている人が濡れるのは当然って状態で、これはまぁしょうがないにしても、濡れないようにとビニールシートに包んでくれたはずの荷物も、見事に水浸し状態。中に入れていた大事な手帳が水に浸かってしまいました・・・水対策は甘く見てはダメですな。ビニール袋に包む程度じゃ足りません。大事なものはジプロックでしっかりガードすべし。また、乗り始めた川の下手は水が豊富にあって順調に進んだんですが、後半の上手は、流れが急になるわ、水の量は少なくなるわで大変。何度も暗礁に乗り上げ、その度に、客であるオイラ達も流れの急な川に飛び込んでボートを押さなければならない始末。乾季は川の水が少なくなるので、ボートでは上れなくなるという話だが、これは納得。ボートが身動きとれなくなりますもん。んで、ボートが暗礁に乗り上げた時、コケで滑る川に入り、流れに負けずにボートを押すのって結構大変な作業。ボートに人が乗っていると、重いので、基本的に皆、飛び込んで押すことになるのですが・・・ちょっぴり年配なウィリアムおじさんが、川には入らず、オイラ達がボートを押している様子をボートの上から「ドキュメンタリーだ!」とはしゃぎながら写真をとっていたんです。その様子に、水の中で大変な思いをしているメンバーがちょっぴりムッとしまして・・・フランス人女性が水の中から、ウィリアムおじさんに「あんたも手伝いなさいよ」と一喝。ウィリアムおじさんは一瞬シュンとなってしまいました・・・が、そこはマイペースなアメリカ人、しばらくすると、また、陽気にはしゃぎ始めてました。

 そんなこんなで、バタバタのアドベンチャーボートだったのですが、川上り最中の周囲の風景は最高!切り立ったテーブルマウンテンが遠目にみえ、それがだんだんと近づいてくる。奥に行けば行くほど、かっちょいい姿のテーブルマウンテンが連なって見えてくる。

 そして、エンジェルフォールらしき滝が落ちる山、アウヤンテプイが遠目に見えてきた。ボートを岸に。ようやく、が見れるポイント&本日の宿泊場所に到着。ふ~。そうそう、その直前、二時間遅れで出発したはずの別のボート隊に追い抜かれたんです。どうも、ボートが暗礁に乗り上げるのは、船頭(ボートマン)の誘導の腕にかかっているみたいだ。オイラ達が乗った方のボートの船頭はちょっぴり下手だったようで・・・普通は何十回も水に入らなければならないようなことはないようです。

 さてさて、今日の宿泊は、エンジェルフォールのある山に対して、川を挟んだ場所にあるハンモック小屋。部屋なんてなくて、屋根の下に、十数個のハンモックが吊り下げられているだけの小屋なのだ。ハンモックは、虫に刺されないように蚊帳つき。自分が寝るハンモックを決め、荷物を入れたら、あとは自由行動。といっても、川上りに時間がかかっちゃったため、周囲は暗くなり始めた夕刻。急いで川辺に下りて、エンジェルフォールを眺める。世界最大の落差978メートルを流れ落ちる水の様子は遠くから見ても圧巻。これはこれで雄大で素敵な風景に感激。わざわざバスでベネズエラを横断して見に来た甲斐があったってもんです。明日はもっと近くから見れるらしい・・・ワクワクです。