Preparaciones para la salida
再スタートの準備をしながらゲリラについて考えてみた

2009.06.02 / Colombia(Cartagena) 本日自転車0km走行 : Total 9887km走行
天気:晴れ
朝飯→玉子焼き+シリアル 昼飯→カルネプレート 夕飯→自炊サンドイッチ / 宿→Hostal San Blas(15,000ペソ)

(English)
  I'll travel by bicycle again from tomorrow. I prepared the departure, and investigated about the guerrilla.



(Español)
  Viajaré de nuevo por bicicleta de mañana. Preparé la salida.
 HPの大量更新もひと段落ついたし、筋肉痛も引いたし、データのバックアップ作業もある程度できたので、そろそろ自転車旅再開をしようかと。一応、明日出発と心に決め、今日は、自転車の整備やら、水、食料の買出しなどバタバタと過ごしておりました。

 パナマで買ったブレーキシューを前輪に取り付ける。これまでのと微妙にサイズが違うので、調整がやっかい。ブレーキワイヤーが留めるところで切れちゃっているので長さ調節ができないのだ。それにしても、ブレーキシューをギリギリに設定してみると、リムフレームが歪んでいるのがよく分かる。ある部分は余裕で通るが、ある部分はブレーキシューに引っかかる・・・南米縦断に耐えてくれるだろうか、このリムフレームは・・・

 さてさて、これからコロンビアを走るにあたって、知っておきたいのが<コロンビアにおけるゲリラ活動の現状>。コロンビアの人たちはとてもフレンドリー、という話は聞いて一応安心してはいるのだが、以前オイラがコロンビアに対して抱いていたイメージは、麻薬、銃、ゲリラ、そしてコーヒー。コーヒー以外は全て<危険>なイメージ。この危険なイメージは、現実なのかそれとも単にイメージなのか気になるところでして。

 ウィキペディアによると・・・最大のゲリラであるコロンビア革命軍、通称FARCは、富裕層ばかりを優遇する政治体制に反抗する形で旗揚げされた農民を始めとした一般市民による武装組織とのこと。そして、活動資金を得るために結びついたのが麻薬密売組織。麻薬や誘拐による身代金要求などによって一時はものすごい額のお金を得ていたらしい。このお金で政府軍より高性能な武器を所有していたという。これが1990年代頃の話。ゲリラ、麻薬、銃・・・コロンビアのイメージは、この頃の状況をニュースで見聞きして植えつけられたんだろうな、きっと。で、政府との和平交渉も度々行われていたようなのだが、いずれも不調に終わり、事態は泥沼化。おそらく、この頃のコロンビアは最悪に治安が悪かったのではないでしょうか。そして、2002年に就任したウリベ大統領が、徹底的なゲリラ掃討作戦を実施。その結果FARCは勢力が弱まり、ベネズエラ国境地帯やパナマ~コロンビア間に広がるジャングル地帯に追い込まれたというのだ。こうして、国内の治安はなんとか沈静化の方向に向かったようである。ちなみに、ベネズエラ国境地帯やパナマ~コロンビア間に広がるジャングル地帯は、今もゲリラと出くわす可能性が高い要注意地域。

 なるほど、一部の地域でゲリラ活動は行われているが、ずいぶん弱体化させられているようで・・・やはり、イメージは過去のモノなんだな。う~ん、それにしても、ゲリラ側の心の叫びもワカランではないんだよな、搾取する富裕層に反抗するとか。でも、やり方がねぇ・・・活動のために、<麻薬>や<誘拐>という手段を選んでしまうところが、なんとも気持ちを複雑にさせてしまうところだ。この安易な方法でいくしかなかったのだろうか・・・なかったんだろうな。ここには、正と悪の二元論では解けない絡み合った糸が見える。