Donde hay una tienda de bicis?
チェーンリング一つで

2009.06.09 / Colombia(La Apartada~Taraza) 本日自転車90km走行 : Total 10335km走行
天気:曇のち晴
朝飯→シーチキン缶詰 昼飯→カルネプレート 夕飯→ポヨ / 宿→Residencias Taraza(13,000ペソ)

(English)
  Today I lost my bicycle's parts.



(Español)
  Hoy yo tuve un accidente.
 いい出来事の後には、悪い出来事が待っている・・・昨日とは正反対に今日は大変な一日となってしまいました。

 昨日の名残で、いい気分で宿を出発した・・・まではよかったのだが、5kmくらい進んだところで、ギアがうまく変速できなくなった。ディレイラーの調整をしなきゃいけないかな、程度に思ってそのまま走り続けていると、いきなりチェーンが空回りをはじめた。「何?何事?」とリアディレイラー部を見てみると、何かいつもと違う形になっている。何が違うのか分からないのだが、明らかに何かが違う。よく見てみると、リアディレイラー部についているはずのチェーンリングが一つなくなっているではないですか!破損した様子ではないので、どうやら、ネジが緩んで取れてしまい、どこかに落としてしまった模様。リアディレイラーって、二つのチェーンリングを使って、チェーンにテンションを与えることで、決められた位置に静止する構造になっていて、チェーンリングが一つなくなると、リアディレイラーは、スプロケット部に巻き込まれ、チェーンもテンションを保つことが出来ず、空回りをはじめてしまうのだ。

 このままでは、走りを続けることも出来ず、どうするか・・・とりあえず、落としたであろうチェーンリングを探してみることにした。自転車を押し、来た道を戻る。しかし、どのタイミングで落としたのかも分からない状態なので、探しようもない。しかも、自転車を押す際、回るスプロケットにディレイラーが当たってしまう。このままだと、ディレイラーの破損という二次被害を招く恐れがあるので、途中、ゴム紐を使ってディレイラーに擬似テンションを加え、スプロケットに当たらないようにした。こうすると、ギアの変速はできないが、こいでもチェーンの空回りは起こらないようになった。一応走れるようになったので、チェーンリング探しは諦め、次の町Caucasiaに行って、自転車屋に修理してもらうことに決めたのだが・・・Caucasiaまでの道のりの長かったこと!普段は当たり前に使っているギアのありがたみを実感いたしました。そして、ようやく町に到着。早速、町の人に自転車屋の場所を聞き、向かう。セントロで<Ciclo2000>という自転車屋を発見。奥で作業をしていた店員さんに声をかけ、ディレイラーを指差し、「アクシデンテ」と。直して欲しいところが通じなかったらどうしようと不安だったのだが、そこはさすがプロフェッショナル、ディレイラーを一目見て、奥から赤いチェーンリングを持ってきて、取り付けてくれたのです。お~よかった、ホッとしたオイラは修理してくれた店員さんと握手。いやぁ、感謝感謝ですよ。ちなみに、請求された料金は2,000ペソ。日本円で100円ほど。チェーンリングのパーツ代だけって感じでした。記念に<Ciclo2000>の人たちを撮影させてもらって、お別れ。ギアをガチャガチャやりながら、走り去る。いやいや、直ってよかった。それにしても、チェーンリング一つで走れなくなっちゃうんだから、デリケートなもんです、自転車は。

 Caucasiaの町を出た頃にはすっかり日差しが強くなり、後半バテバテ。やっとのことで、Tarazaに到着し、宿に入ったはいいのだが・・・コロンビアでは汗をかきっぱなしなので、汗疹がひどくなり、体全身が痒くなっちゃう始末。いやぁやっぱり自転車旅は予期せぬことが次々と起こるモンです。