La niebla de la montaña
めまぐるしく変わる天気

2009.06.11 / Colombia(Valdivia~Yarumal) 本日自転車38km走行 : Total 10435km走行
天気:晴のち曇時々雨
朝飯→シーチキン缶 昼飯→カルネプレート 夕飯→カルネプレート / 宿→Hotel El Comercio(10,000ペソ)

(English)
  Today I climbed mountain all day long.



(Español)
  Hoy subí la montaña todo el día mucho tiempo.
 朝、快晴の天気の中、出発。宿を出てすぐの道は、ちょっとした下りになっていて、おぉ、気持ちいいと思っていたのだが、町を出ると、昨日に引き続き登り坂が始まった。ああ・・・辛い。

 しばらく上っていると、空が雲で覆われてきた。そして、周囲には霧が立ち込めてくる。雲と霧を見ながら、プラネットアースで、雨の発生原理について、解説していたのを思い出した。太陽によって熱せられた海の水が水蒸気となり、風で陸に運ばれ、山にぶつかり上昇する途中で冷やされ雲が発生するとのこと。で、赤道付近は、太陽の熱が強いので、海の水が蒸発しやすく、従って赤道付近の陸地には、雨が多い熱帯雨林が広がる。暑いと砂漠になるイメージがあるのだが、こういう理由で、赤道付近には砂漠は存在せず、実は砂漠は、北半球、南半球共に、赤道より離れた場所に広がっているのだ・・・こういうのって、小中学校の理科でタブン習っていることなんだよなぁ・・・あの頃はあまりピンとこなかったけど、世界を自転車で走っていると、気温や熱気や風を体で感じながら気象現象と格闘することになるので、実感として頭に入ってくる。学習とは本来かくあるべきなんでしょうにねぇ・・・そんなことを考えながら走っていると、ポツポツと雨。周囲は霧で真っ白だし、雲からはゴロゴロと雷音が聞こえるし、大雨になるかも、と、とりあえず、自転車に積んだ荷物にフードをかけ、雨天走行装備にして、走り続ける。が、この雨、降ったと思ったらすぐに止むという山特有の気まぐれ雨。雨宿りしようかなと思ったら、止み、よし、止んだと思ったら、ポツポツと・・・そして、だんだん、気温が低くなってきたので、長袖のジャージをカバンから取り出し、着て走る。

 今日はとにかく、ずぅっと登り坂。一日走って40km弱しか進めていないが、夕刻が近づいてきたので、Yarumalという町で宿をとることに。ここYarumalは、結構大きな町で、セントロに出ると、人で溢れていた。客引きの少年に捕まって、いくつか宿を案内されたのだが、どれも、高い。「自分で探すよ」と少年と別れた後、見つけた宿は、最初13,000と言われたのだが、交渉して10,000に。今日はすっかり疲れてしまっていたので、4,000ペソの夕食を食べ、早々と眠りについたのであった。