Tengo malas noticias
ドクターストップ

2009.06.18 / Colombia(Medellin) 本日自転車0km走行 : Total 10562km走行
天気:晴のち曇時々雨 ネット接続:1
朝飯→自炊玉子焼き+シリアル 昼飯→なし 夕飯→自炊シーチキンパスタ / 宿→Palm Tree Hostal(17,000ペソ)

(English)
  I wanted to operate my eyes. But doctor said he didn't recomend to operatelike because of your trip.



(Español)
  Doy por perdido operacion de mi ojos.
 今日、ようやくドクターのアポがとれたので、11:30に<Clinica Las Americas>へ。想像していたよりでかい白い巨塔の8階にあがる。電話で予約しておいたドクターの部屋に行き、入り口にいた秘書の女性に来たことを告げ、しばらく待つ。

 名前を呼ばれて部屋に入り、ドクター・ファンと握手。英語もしゃべれる穏やかなドクターだ。さっそく、視力の検査。そして、どんな旅をしているのかとか、何時頃日本に戻るのかとか、いくつか質問される・・・レーシックを受けるには、適正かどうかを見るために、いろいろな検査があるのだ。その後、目の状態を知るために機器で目の計測をするために、別のクリニックへ行ってくれとの指示。結構離れた場所にある<Vision XXⅠ>という所にタクシーで移動。ここで、いくつかの機器を使って目の状態測定。この結果を見て、Visionのドクターから「目の状態はパーフェクト!」とのお墨付きをいただく。そして、再びClinica Las Americasへ。さぁ、いよいよレーシックの手術段取り決めかな、とファン先生からの言葉を期待して聞いてみると・・・

 「大きな問題がある」

 と。えぇ?目の状態はパーフェクトと言われたのに・・・ドキドキしながら、「問題とはなんでしょう?」と聞いてみると、どうやら目は問題ないのだが、術後の旅に問題があるらしいのだ。レーシック手術後はドライアイになりやすいらしく、そんな状態で、埃っぽい南米、アフリカを自転車で走るのは、医者としてお勧めできないとおっしゃるのです。

 術後、日本に戻るというのなら喜んで手術してあげるが、アドベンチャー旅行を続けるというのなら、レーシック手術はしてあげられない。何かあったとき、レーシックの場合、再手術というのは難しい。眼は失いたくないだろう。私はお勧めしないが、他の医者に頼むと、お金目当てで引き受けるところもあるだろう。でも彼らはリスクを考えていないからね、とファン先生。

 う~ん、そこまで言われちゃうと・・・ムリにでもとは言い難く(どうしてもムリですか?と若干粘ったのですが)・・・断念することにしました。まぁ、正直、目を切るという手術に不安を感じていたのもあったので、ホッとした気持ちもあり・・・病院を出る時には、残念な気持ちと、このホッとした気持ちが入り混じり、複雑な気分でした。

 それにしても、何でもイケイケゴーゴーになりつつあった今日この頃、ストップをかけてくれたドクターの言葉はなんだか、いろんな意味で深く考えさせられる言葉でした。オイラがやりたいこと全てが思うようにできるってほど世の中甘く出来てはいないのだ・・・勘違いしないようにしなきゃ。

 最後に、視力検査の結果、今の眼鏡が視力と合っていないことをドクターに指摘されまして。そう、実はこの眼鏡を日本で作ったとき、コンタクトメインで生活をしていまして。眼鏡はきつくなりすぎないように、わざと視力を若干落として作っていたんです。が、眼鏡メインで旅をするようになったら、この視力の弱い眼鏡が、不都合になってまして・・・これもレーシックを受けようと思った一つの要因だったのです。眼鏡を買い替えるのなら、いっそレーシックをと思っていたのですが・・・レーシックを断念した今、それなら、眼鏡を替えようと、病院からの帰り道、眼鏡屋に寄ったのでした。

 それにしても、旅が問題だっていうのなら、目の検査をする前に、言ってくれればよかったのに、ドクター。タクシー代と検査費用、それなりの額なんだから・・・