Valle del Cocora y Camping Monteroca
<呼ばれている>勘には従うベシ

2009.06.24 / Colombia(Salento~Boquìa) 本日自転車3km走行 : Total 10814km走行
天気:晴のち曇時々雨 自転車折りたたみ:1
朝飯→バナナ+ゆで卵 昼飯→エンパナダ 夕飯→自炊トマトスープ / 宿→Camping Monteroca(10,000ペソ)

(English)
  Today I stayed in camping place. This place was so fantastic! I liked here very much.



(Español)
  Hoy yo fui de camping cerca de salento.
 今日は走ったとしても、大した距離は走らないつもりだったので、朝はゆっくり。そして、眠気覚ましに、Salentoの町を散歩。ウロウロしていると<Mirador>の案内看板が。この看板の示す通りに進んでいくと、町外れの丘の上に出た。そしてここから見えたのは・・・

 昨日までの山登りの辛さを吹っ飛ばす、めちゃめちゃきれいな景色!

 まるでジオラマ模型のような、あまりにも整った美しさをもつValle de cocora(ココラ渓谷)が一望できる、このミラドールで、しばらくボーっと谷を眺める。渓谷に行くこともできるらしいので、行こうかどうしようか迷ったのですが、山道走りの連続で、結構疲れがたまっているので、ここはおとなしくしておくことに。

 で、Salentoでなにかアクティビティをするのなら、ここにもう一泊しようかなぁと思ったのですが、ココラの風景が見れただけでお腹一杯になったので、移動することに。カラフルで素敵な雰囲気のSalentoの家々を横目に、宿に戻る。なんで、こんないい場所を一泊だけして、セカセカ動こうとしているのかというと・・・泊まっていたホステルがイマイチしっくりしなかったのと、実は、昨日、Salentoの町に登る前、Bequiaという町で、面白そうなキャンプ地を見つけたんです。ずっと気になってまして・・・こういう<なんとなく呼ばれている>感がする場所には、行くべし、と今日は山を降り、気になったキャンプ地へ、いざ。

 山を下り、3kmだけ移動すると、キャンプ地に到着。早速、管理人らしきオネェサンに、今日ここに泊まりたいんですケドと、言うと、一泊16,000ペソとのこと。えぇ、昨日泊まったホステルのドミより高いじゃないですか!値段交渉してなんとか13,000ペソにしてもらう。そして、広いキャンプ地、どこでもテントを張っていいよと言われたのですが、雨が降りそうな雲行きだったので、雨よけシートが張ってある場所にテントを張り、今日の寝床準備完了。南米初のテント生活。その後、食材を買いこみ、スープを作り夕食。作ったスープは最近すっかりハマリぎみの、コロンビア風ごった煮スープトマト入り。おいしゅうございました。

 夕食を食べた後、くつろいでいると、ここのキャンプ場のオーナーのジョージが話しかけてきた。「コレクションがあるんだけど、見る?」と。「何のコレクションでしょう?」と聞いたのだが、とにかくついて来い、と強引に誘ってくる。まぁ暇だったし、せっかくなので、ジョージの後をついていった。シートに包まれた建物に案内され、ファスナーを開け中へ・・・そこにはロマンチックな木造ロッジが!実は、以前から自分の手で木造ハウスを建てたいと思っていまして。旅行前、2x4とかツリーハウスの本を数冊買って、真剣に検討した時期もあったくらいなんです。で、その時イメージしていた、木造ハウスが、現実のモノとなって、今目の前に・・・こりゃ、一気にテンションが上がって、興奮しまくっちゃいました。やっぱり<呼ばれた予感>はアタリでした。こんな素敵な場所が隠されていたんですよ、ここには。

 さて、ここ<Camping Monteroca>には、<Hospedajes Exoticos>という7つの木造ロッジが並んでいるゾーンがあったワケなんです。7つがそれぞれ違ったコンセプトで、作られていて。すべて、オーナーのジョージの好み。最初に案内された<SAFARI>はアフリカをイメージした部屋。次に案内された<TRAILER>は、トレーラー車を改造して作った部屋。さらに<MIDNIGHT>は、暗い照明かつ、天井に蛍光ペイントで星空が描かれている部屋。そして<HIPPIE HILTON>はボブ・マーリーや、ビートルズなど音楽関係グッズ(一応ヒッピー音楽に関連しているものを集めたらしい)が散りばめられている部屋。他にも<THE JUNGLE><AMERICAN CAMPING><THE TREE HOUSE>といった部屋があり、一通り、ジョージの解説つきで見せてもらいました。部屋は基本的に泊まると一人60,000ペソらしい。う~ん、高い・・・ケド、一泊くらいなら泊まってみたい気がする。どこに泊まるかすごく悩むケドね。

 ジョージが日本の皆に宣伝しておいて!と言っていたので、ここのHPを紹介しておきます。Salentoに行くことがあったら、3km手前のBoquìaで、ぜひここに寄ってみてください。超お勧めです。

CAMPING MONTEROCA


 いやぁ、素敵素敵。ジョージが引退するなら、ぜひ、アトを継がせてもらいたいと冗談半分、半分期待を込めて言ったら、「絶対戻ってこいよ」と真顔で返されてしまいました。そんなジョージとは、すごく気が合っちゃいまして。ロッジコレクションを見せてもらった後、ジョージの部屋に案内され、ストロベリージャムをかけたチーズをいただいちゃいました。そして、結局13,000ペソの値切ってもらった宿代も、「お前からは10,000ペソ以上もらえない」と、さらに安くしてもらっちゃいまして。ありがとうジョージ。あんたのことをこれからアニキと呼ばせてもらうことにするよ。

 その後、テントに戻る時、真っ暗になった夜空を見上げると、ロライマで見たときよりクリアできれいな星空が・・・おぉ、ロライマよりここのほうが空気が澄んでいるのか?と感激して星空を眺めていたのだが、よく考えたら、眼鏡を替えたんだった・・・