No me gusta tampoco
山道とパンクと犬と雨

2009.07.01 / Colombia(Popayan~El Bordo) 本日自転車81km走行 : Total 11285km走行
天気:曇のち雨 パンク:2
朝飯→ツナ缶 昼飯→セルドプレート 夕飯→セルドプレート / 宿→Mi Casita(15,000ペソ)

(English)
  I hate mountain and rain and dog.



(Español)
  Yo no me gusta perro tampoco.
 Popayanの街、とても雰囲気がよかったので、もう一泊していこうかとも思ったのだが、鼻水も止まったし、もう7月だし、そうそう休息ばかりしていてもなんだかなぁと思ったので、次の町へ向けて出発することにした。

 しばらくアップダウンのある道を走った後、山上り開始。上りきった先には暴力的な下り坂・・・山は上りも大変なんですけど、急すぎる山の下り坂って意外と大変なんです。下り坂って決まってパンクするし・・・今日は久々にパンクしていなかった後輪がパンク。んでもって、チューブを替えながら、今日ようやくなんとなく山下り時のパンクの原因にハタと気づいたのです。山道の下りってうねっていて、先が見えないので、スピードを出せない。必然的にブレーキをかけることになるんですが、重い荷物を積んでいる自転車を止めるのは大変で、その負担が、ブレーキパッドにかかり、摩擦熱でリムがものすごく熱くなる。その熱で、チューブ内の空気が膨張してしまう・・・ただでさえ、オーバー気味に入れている空気圧がもっと圧力を増し、パンクしてしまうのではないか、と。実際、山下りをする時にタイヤの空気を若干抜いて、圧を低くしてやると、パンクする率はメッチャ減ったし。

 さて、山を走っていると、放し飼いの犬に嫌となるほど遭遇するんです。平地では少ないのだが、山ではほとんどの家が犬を飼っているんじゃないかと思うほど、犬だらけ。で、この犬が、ワンワンとうるさいのだ。車やバイクには吼えないくせに、自転車のオイラにはやたらと吼えてくる。犬に吼えられるのは今にはじまったことではない。メヒコから嫌となるくらい犬には絡まれっぱなし。まぁ、飼い犬は吼えるだけ吼えて咬むようなことはないので、一応安心しているのだが、でも、足元近くに走りこんできてガウガウやられるのは、気分いいものではないのです。吼える犬は嫌いです。

 山上りに、パンクに犬と、今日は散々だなと思いながら、また始まった山道を上っていると、怪しげだった雲空からポツポツと雨が降り始めた。そして、すぐに本降りに。目指すEl Bordoという町まではまだちょっと距離がある。雨宿りをしていると、着く頃には日が暮れそうな予感。しょうがないので、雨カバー&カッパを装着して、雨の中走る。道路わきから見える山の風景は素晴らしいのだが、正直その景色を堪能している心の余裕がない。あぁ、今日は嫌なもの四重奏。なんでこんな状況でここを走っているのだろう?という自問自答で頭がイッパイなのだ。

 日暮れ直前にEl Bordoに到着。宿兼レストランのオネエチャンが、いい人だったので、スサンでいた心がちょっと和む。明日もこんな走りになるのだろうか・・・