Diente
歯が・・・

2009.07.03 / Colombia(Remolino~Chachagui) 本日自転車55km走行 : Total 11415km走行
天気:晴
朝飯→ツナ缶 昼飯→ベーコンプレート(?) 夕飯→チュレッタプレート / 宿→Hotel San Miguel(16,000ペソ)

(English)
  I ate arepas de choclo. This food was very delicious.



(Español)
  Me gusta arepas de choclo.
 宿を出発しようと入り口に出てみると、コロンビア人のライダーのお二人が旅の準備をしていた。どうやら、Pastoまで行く予定だったらしいのだが、昨日の雨でここに宿をとったらしい。今日はこれから国境まで一気に行くとのコト。さすが、バイク、進む距離が違う。オイラは今日はPastoまで行けるかどうかってとこ・・・うらやましぃ。

 町を出て坂を一気に下った後は、いつものように上り道。山の峰を走っているので、片側は崖。眺めはいいのだが・・・上りは辛い。ウネウネしている峰道は、意外と先の道まで見える。この見えるっていうのは結構曲者で・・・先の先まで続く山道は、がんばる気力を確実に削いでくれるんです(涙)。

 さて、昨日のように昼飯を食いっぱぐれると辛いので、山の途中で見つけたレストランで早めの食事。豚肉を頼んだつもりだったのだが、出てきたのが、軟骨つきのベーコンみたいな料理。コリコリと軟骨ごと食べていたら・・・<ガリッ>という音と共に奥歯に嫌な感触が・・・一本微妙な歯があったんですが、軟骨に負けて折れてしまった模様。うむむ、歯のトラブルは保険がきかないから避けたかったのだが・・・まぁ、カタチあるものはいつかは壊れるもの、人の体とて例外ではない、と、意外と冷静にこの状況を受け入れた自分にちょっと驚いた。

 歯がグラグラするのだが、とりあえずそのままに。気を取り直して、走り始める。その後もしばらく続いた坂を上り切った先には、クラクラするような下り坂。この下り坂はホントうんざりする。山の峰沿いにグル~と一回転させれれる感じ。目の前に次の山にある下り先があるんです。直線で下ればすぐそこなのに、山の峰沿いに遠回り・・・さらに、その下り先の向こうには上り坂を構えた山が・・・どうせこの先には上り坂が控えているんだから、こんなに下らせるのはやめてよぉ、と愚痴をいいながら下る。そして、下った先にはトンネルがあった。自転車でトンネルを抜けるのはこの旅初かも。200mくらいのトンネルだったのだが、中は電燈がなく、真っ暗。車がこなかったからいいようなものの、この中で車に遭遇したらちょっと緊張モノだ。

 もはや崖しか見えてこない山道を延々と進み、ようやく町が見えてきた。Chachaguiという町のようだ。もう今日はここでダウン。宿をとり、夕食を食べに外へ。

 ここで、<Arepas de Choclo>というでっかい看板とともに、大きな釜のあるお店を発見。実は、この辺、道を走りながら、釜のある店をちょくちょく見かけていて、気になっていたんです。で、この店で「釜で何を作るんですか?」と聞いてみたところ「アレパよ」と。アレパってこういう釜で焼くのかぁと、モノは試しで、一つ頼んでみた。胴の浅いフライパンのようなものに、具を乗せ、釜の奥へ転がす。焦げないように棒で様子を見ながら、焼きあがったら釜から出し、かごに乗せお客へ・・・出来立てホヤホヤのアレパを出してくれました。で、このアレパなんですが、以前食べたことのあるアレパではなく、ちょっとお菓子風。普通のアレパも好きなんですが、これはさらに好き、美味い!どちらかといえば、ホットケーキに近いかも、中にチーズが挟んであって、生地にはたっぷりとマーガリンが入っていて風味が抜群。2,500ペソというアレパにしては高い値段も納得のお味でした。なんかこういうおいしい食べ物との出会いって、気持ちを元気にしてくれるんですよねぇ・・・あれ?腹ペコのオイラだけなのかな、こういうことで元気になれるのって。