Paviole(Vegetariana)
完敗の野菜餃子

2009.07.11 / Ecuador (Quito) 本日自転車0km走行 : Total 11724km走行
天気:晴 ネット接続;1
朝飯→宿の朝食 昼飯→美味い中華 夕飯→チュレッタプレート / 宿→Blue house hostel(7ドル)

(English)
  I walked around Quito town.



(Español)
  Hoy yo paseo por Quito.
 朝、赤道直下なのに、冬のように寒いQuitoの気温に震えながら、ネットで情報収集。ガラパゴスやら、ペルーへの入国方法についてあれこれ思いを巡らす。これからどうしよっかと、今後の旅について夢想している時間は、実に楽しいひと時なのだ。

 あっという間に昼になり、shoさんに連れられ、お勧めの近くにある中華料理屋<玉面館>へ。まず・・・広げたメニューに大爆笑。メニューには親切にも日本語表記がなされているのだが・・・おそらく変換サイト等の自動翻訳にかけ、誰もチェックしなかったのではなかろうかという日本語なのだ。

<Pollo apanado con papas fritas>→<Breaded Chicken with French Fries>→<フライドポテトを持つパン粉でまぶされた鶏>

<炒青菜>→<Stir Fried Chinese Cabbage>→<混乱は白菜を揚げた>

<麻婆豆腐>→<Spicy Bean Curd>→<ぴりっとする豆腐>

<Sopa de pato>→<Duck Soup>→<朝飯前>(どういう意訳だ?)

<Agua sin gas>→<Non-carbonated water>→<ない炭酸水>

って感じ(笑)。んでもって、<餃子>→<Dumpling>→<ゆで団子>を注文しまして。これが・・・めちゃウマ!猪肉、牛肉餃子もあったのですが、オイラがよく作る野菜餃子を頼ませてもらいまして・・・これが、ニラが利いて抜群の味なんですよぉ。悔しいケド負けました、この餃子には。ビールとこの餃子だけで十分幸せ気分になれるのですが、さらに青菜炒めと、チンジャオロースと海老麺もいただきまして。どれもハズレなし。最高に幸せな気分にさせていただきました。いやぁ、Quitoに来たら、ここ<玉面館>で餃子を是非!

 その後、shoさんはスペイン語レッスンというので、オイラは一人でQuitoを散策することに。今日は旧市街の方までブラブラと散歩。まず辿り着いたのが、二本の時計塔が遠くから見えていた<La Basilica教会>。教会内にはもちろん入れるこの教会、なんと、時計塔の天辺まで上れるのです。螺旋のようになっている階段をしばらく上って、いやぁ上った上ったと眼下に広がるQuitoの街を眺めていると、隣に梯子階段があるではないですか・・・この梯子階段を上ると、足場が不安定な鉄網床の階に到着し、さらに梯子階段で上に・・・いやぁ、辿り着いたのはホントにテッペン。不安定な足場にフキッサラシの風が・・・こ、怖い。

 その後旧市街をブラブラ。見慣れたコロニアムな町並みが広がる。ひときわ小高い所にあるバネシージョの丘がどこにいても目に入る。

 Montufar通り沿いを歩いていると、雑居ビルを発見。実は、宿を出る時「旧市街に電気製品のブラックマーケットがあるよ」と聞いていたんです。中に入ると・・・小さな店舗がずらりと軒を連ね、携帯電話やらデジカメ、iPodがむき出しで並んでいる。おそらく中古品なんでしょう、値段を聞くと正規価格の半額くらい。他にも、メモリやら機器パーツやらを並べた店があったり・・・秋葉原のラジオデパートを彷彿とさせる雰囲気を感じ、思わず懐かしさに浸ってしまいました。簡易撮影用に、メモリもしくはHDD録画ができる小型ビデオカメラが安く売ってたら買おうかなぁと思っていたのですが、あいにく、ビデオカメラを扱っている店はほとんどなく。いくつかあったのですが、操作性があまりよくないものしかなかったので、特に買い物はせず、雑居ビルを後にする。

 新市街にある宿までブラブラと歩きながら戻り、今日もshoさんと映画を見に行くことに。昨日とは違う近くの映画館へ。下北とかにありそうな、コじゃれた単館映画館でした。今日見るのは、いくつかの短編がオムニバス上映されるプログラム。Danzak(2008年Peru映画、20分)、Callados(2009年Ecuador映画、17分半)、La piel cansado(2008年Costa Rica映画、15分)、Sinsabor(2009年Argentina映画、20分)、Enroque(2008年Argentina映画、15分)の5本が上映されました。昨日見た映画とは違い、自主制作匂いがプンプンする映画たちでして。シュールすぎるもの、話の筋がまったくわからないもの、意外とまとまりのよいコメディもの、といろいろあり、自主制作映画を見慣れているオイラ的には、楽しめました。なるほどねぇ、中米・南米でもこんなふうな映画が撮られているんだぁと、勉強にもなったりしまして。帰り道、shoさんと映画談義に花が咲く。あ、驚いたことが一つ。日本で映像関係の仕事をしていたshoさん、オイラが日本で勤めていた会社の、社内利用映像の制作とかに携わっていたことがあったそうです。横須賀の建物にも来た事があったそうで。ひょっとしたら、日本で会っていたかも・・・う~む、世の中狭いもんだ。