Galapagos: mi sueno
ガラパゴス初日:夢のガラパゴス上陸

2009.07.13 / Ecuador (Quito~Galapagos:PuertoAyora) 本日飛行機移動:1580km(自転車0km走行) : Total 11724km走行
天気:晴 ネット接続;1
朝飯→パン+バナナ 昼飯→ポヨ定食 夕飯→魚プレート / 宿→Hotel Sir Francis Drake(10ドル)

(English)
  I arrived at galapagos. To visit this place was my dream.



(Español)
  Hoy yo llegue a Galapagos.
 いよいよガラパゴス島に行く日となった。朝からソワソワしちゃって、目覚ましのiPodから音楽が流れる前に目覚める。5:00に起き、5:50に宿を出発。タクシーで空港に向かう。

 空港は朝早いにも関わらず、意外と人で溢れていた。一番奥のTame航空カウンターに並び、チェックイン・・・と思ったのだが、預ける荷物の中身チェックを別の窓口でやってから来てくれと言われ、荷物チェックの列に並びなおし。無事荷物チェックを終え、再びチェックインカウンターに。今度は無事チェックイン完了。荷物を預け、ゲートへ向かう。途中長い列になっていた手荷物検査に並んだが・・・ここで、手持ちのナップザックに入れたままにしてあった十得ナイフが引っかかる。「ナイフ類は機内持ち込み不可。ここで没収になるが、いいか?」と聞かれたので「ノン!」と抵抗。「だったら、チェックインカウンターに戻って、預け荷物の中に入れて来い」と。しょうがないので、再びチェックインカウンターに行って、ナイフを見せると、カウンター後ろの職員専用通路に入れてくれ、多くの荷物が山積みになっているカートを指差された。「この中から自分のカバンを探してね」。後はほったらかし。オイラがいい人だからいいようなものの、こんなに無防備でいいのか・・・なんて思いながら、カバンの山をかき分け、やっとの思いでオイラの荷物を発見し、ナイフを中へ。そして、先ほどよりさらに長い列になっている手荷物チェックカウンターへ並びなおす。ふー、ギリギリだったら危なかったなぁ、何があるか分からないから、空港へは早めに来ておくもんだ。今度は無事ゲートを通過。待合ロビーへ。

 ここからは順調にガラパゴスへ。7:30定刻通りにキトを出発。途中グアヤキルに寄り、10:30にはガラパゴスのバルトラ空港へ。窓から見えるガラパゴスの島々にワクワク。ガラパゴス行きの飛行機は、窓際の席がお勧めです。さて、バルトラ空港へ着く直前、スチュワーデスのお姉さん達が頭上にある荷物入れの扉をすべて開けだした。何事!と思っていると、荷物にスプレーを・・・どうやら、ガラパゴスの生態系保護のため、変な虫や菌が入らないようにしているようだ。空港に着き、飛行機から降りてからも、消毒液マットの上を歩かされる徹底ぶり。さすがガラパゴス・・・

 ここがガラパゴスかぁ、と気持ちは高まるものの、目の前に広がるのは、なにもなく殺風景なバルトラ空港付近の景色・・・いやぁでも、確か小学校で<動物の楽園>としてガラパゴスの存在を知り、なんか、特別な島として、オイラの頭の中に、ずっと置かれていたんですよねぇ。その夢の存在であったガラパゴスに今、実際に立っているワケで。なんか他の場所とは違った気持ちの高ぶりがありまして。そして、「ガラパゴスに来れた」ってことだけで、なんだか、満足感いっぱい。気持ちが溢れそうです。

 入島ゲートに並んでいると・・・皆さん、なにやら手にカードを持っている。おぉ?オイラはそのカードもらっていないぞ?どうやらガラパゴスに入島するにはツーリストカードがいるらしい。10$支払ってカードを購入し、記入していたら、最後尾になってしまった。カードとパスポートを出し、手続きを済ませ、隣のカウンターで、噂のガラパゴス入島税100$を支払う。ここまでで、すでに500$強の出費。ガラパゴスでいったいどれだけ散財することになるのだろう・・・

 空港では地図を入手したり、スタンプを押したりと、やろうと思っていたことがあったのだが、最後尾で出たオイラ、目の前で、サンタクルス島行きの無料バスが出そうになったので、慌てて飛び乗ってしまいまして・・・飛び乗った後、しまった、空港でやるべきことが、と思ったのですが、後の祭り。まぁ、いいか。

 赤道直下でしかも島なので、どんなに暑いところかと思っていたのに、意外や意外、結構涼しい。海流の関係なのだろうか。海は潜ると冷たいらしい。

 バスで、バルトラ島の端まで行き、サンタクルス島に渡し舟で渡る。この船は0.8ドル。その後、サンタクルス島の南端にあるプエルト・アヨラという町まで、バスで移動。1.8ドル。サンタクルス島は途中にも、いろいろ見所があるんですが、とりあえず、宿を抑えてからにしようと、まずは一気にプエルト・アヨラへ。海岸は晴れていたのに、内陸の熱帯雨林地帯に向かうにつれ、雲行きが怪しくなり、なんと雨まで降り出す始末。1時間くらいかけ、プエルト・アヨラに着くと天気も回復。こんなにコロコロ天気が変わるもんなんでしょうか、ここガラパゴスは。

 さて、到着したプエルト・アヨラは、店が多く、意外と栄えている町でした。なんか、ガラパゴスって、ゾウガメやイグアナだけが闊歩していて、人間はそんなにいないっていう勝手なイメージを持っていたのですが、そんなイメージを覆される町並み。こんな町を歩いていると「ガラパゴスに来た」っていう実感が薄れてきちゃうなぁ、と思っていたところ、そこはさすがガラパゴス。空にはグンカンドリが飛んでいるし、海岸に出ると、ペリカンやら、ちっちゃなイグアナがたくさんいまして。いやいや、やっぱりここはガラパゴスでした。

 宿は2軒ほど回って、バストイレ共同で一泊10$の宿に決定。さっそく腹ごしらえをしに、近くの食堂へ。昼の定食で3$。エクアドル本土と比べると若干高めの印象ですが、思ったより高くもなく、これなら、出費を抑えた旅ができそうだ、と一安心。

 腹も膨れたところで、まずは、ダイビングショップ巡り。ここ、ガラパゴスは陸もいいのだが、海がスゴイという話を聞いていまして。ガラパゴスに訪れたからには、そりゃ潜ってみないと、と、密かにここでのスキューバを一番楽しみにしていたのでした。最初に入った店で、お目当てにしていたゴードンロックスでのダイビングが明日あると言われる。値段を聞くと2ダイブで120$。170$前後を想定していたオイラ、お、これはと心を動かされる。しかも、水中撮影用のカメラをキトに置き忘れてきたのに気づき、どうしようと思っていたところ、ダイブマスターが撮影したデジカメ写真をCDに焼いてくれるサービスが無料でつくという。それを聞き、即決してしまいました。

 ダイビングツアーを決め、一安心したので、早速ゾウガメを見に、近くにあるというダーウィン研究所へ。ここ、ゾウガメの飼育センターになっているのですね。まるで動物園のように、ゾウガメやらリクイグアナを見ることができました。ただ、大人のゾウガメの飼育ゾーンには、足を踏み入れることができるんです。おかげで、間近で巨大なゾウガメを見ることができまして。う~ん、ゾウガメに触って、ガラパゴスに来た実感をヒシヒシと感じたのでした(後でネットで見たら、飼育ゾーンには、ナチュラリストと一緒でないと入れないし、カメには触ってはイケナイらしい。ゴメンナサイ)。そして、ここには、ピンタ島のゾウガメの最後の一匹である<ロンサム・ジョージ>がいるという。有名な彼を、ぜひともこの目でと思い、ジョージが飼われている特別飼育ゾーンへと行ったのです。そして、木々の間から見えたカメの姿に「ロンサム・ジョージだ!」と興奮していたところ、隣に来ていた団体客のツアコンのおじさんが「あれは、ジョージの彼女です。ジョージは今日はどこかへ隠れちゃっているみたいですねぇ」と解説しているではないですか・・・ガッカリ。その後しばらく粘ったのですが、ジョージは現れなかったのでした。う~む、おじさんの解説を聞かなかったら<見た気分>で帰れたのに。真実は、知った方が幸せなのか、それとも知らない方が幸せなのか・・・難しいところだ。

 その後、タートルベイという白浜海岸へ。奥の岩場に行くとウミイグアナが見れたらしいのですが、全然気づかず。単なるきれいな海岸だなぁという印象だけで戻ってきてしまいました。

 いやぁ、久しぶりに気分が観光モード全開になっちゃって・・・歩きまくって疲れました。明日も早いので、早めに就寝です。