Tortuga
ガラパゴス三日目:野良亀

2009.07.15 / Ecuador (Galapagos:Isla Santa CruzのPuertoAyora~Isla IsabelaのPuertoVillamil) 本日自転車0km走行 : Total 11724km走行
天気:曇 ネット接続:1
朝飯→パン+バナナ 昼飯→スープ 夕飯→ペスカドプレート / 宿→Posada de Caminante(10ドル)

(English)
  I move to Isabela Island.



(Español)
  Hoy yo llegue a Isla de Isabelapaseo.
 初日、二日目と滞在したサンタクルス島を後にして、イザベラ島へ移動することに。船は午後2時発。それまで時間があるので、サンタクスル島で気になっていた二つのポイントに行くことにした。一つはSanta Rosaという町近くにあるゾウガメ保護区El Chato。もう一つは、Bellavistaという町近くにあるLava Tubesという溶岩トンネル。どちらも滞在しているPuerto Ayoraからは離れていて、歩いていくっていう距離じゃない。時間もそんなにあるわけじゃないので、ここは奮発してタクシー移動することに。

 通りでタクシーを捕まえ「El ChatoとLava Tubesに行きたいんですが」と交渉すると、「両方とも案内して30$だな」と。うーむ、かなり高いのですが、全て車で回ってくれるというので、まぁガイドを雇ったと思えば、こんなもんかと思い、お願いすることに。Santa Rosaの町までは順調に走って来たのですが、タクシー運転手のルイス、どうやらEl Chatoを知らない模様。道行く人に行き方を聞いているではないですか・・・お~い、それでどうやって30$なんて料金をはじきだしたんだよぉ、と思ったのですが、まぁここはもう、乗りかけた船、ルイスに頼るしかない。Santa Rosaの町を抜けたら左手に<El Chato>の看板を発見。ここからはラフな未舗装道路になるのですが、タクシーでそのまま突っ込んでくれまして。凸凹道の保護区をタクシーでひた走る。ここ、El Chatoはゾウガメ保護区ということもあり、野生のゾウガメがあちこちにいるんです。途中、野生のゾウガメを発見するたびに、車を止めてくれまして。降りて写真撮影。いやぁ、ゾウガメは、すでにダーウィン研究所でズイブン対面していたのですが、野生のゾウガメとの対面ってまた違った心境になるもんです・・・道脇をノロノロと歩いているゾウガメを見たとき、結構感動しちゃいました。ルイスもここに来たのは初めてとのことで、二人でノリノリで野生のゾウガメ探し。ズイブン奥まで進んでくれちゃいまして。ここ、歩くと結構な距離があります、タクシーに頼んでよかった・・・ゾウガメともダイブ対面し、そろそろいいかな、と思っていたところに、ちょうど、車のUターンポイントがあったので、引き返すことに。

 引き返す途中で<ミラドール>と書かれた看板を発見。ノリノリのオイラたち、ルイスは「行くか?」と聞き、オイラは「もちろん」と答える。そして、脇道へ突入。車を止めて上った小高い丘から見えた景色は・・・絶景でした。島を一望する景色。ここで、こんな風景が見られるなんて・・・思ってもみなかった展開にクラクラと感動。荒涼とした風景は、ガラパゴスの島が火山島であることを改めて思い知らせてくれたのでした。この景色を見て、ルイスもテンション上がっちゃって。オイラ以上に楽しんでいるじゃないですか・・・

 その後<トンネル>と書かれた看板の脇道にも突入。ここには、真っ暗な溶岩トンネルがありました。ライトがないと、とても先に進めないほど真っ暗な洞窟。ルイスが携帯電話に付いているライトを照らしてくれたのですが、照力が弱すぎて先が見えない。ちょっと進んだんですが、すぐに引き返しちゃいました。

 El Chatoは存分に堪能したので、次にLava Tubesに向かうことに。で、ルイス、Lava Tubesも場所を知らない。また道行く人に場所を聞きながら進む。あんたは、本当にタクシーの運転手なのか?と疑いの目でルイスを見始めた矢先、とある木造の家の前でタクシーが止まった。「ここがLava Tubesだ」と。えぇ?洞窟らしきものは見えないんですけど・・・「あのセニョーラに聞いてみろ」と家から出てきた女の人を指指すルイス。どうやら溶岩洞窟は、この裏にあるらしい。そして、ここは入場料3ドルを徴収する立派な観光設備とのこと。う~ん、お金を取るのかぁ、と一瞬躊躇したのだが、ここまで来たからには見ておこうと思いまして、3ドル払って奥へ。途中、家の庭先に、でっかい亀の甲羅を発見。これをかぶると亀仙人に・・・

 さて、Lava Tubes、不思議な空間でした。1kmくらい延々と続く洞窟。ここは、途中途中にライトが置かれており、手元にライトをもっていなくても、問題なく歩けたのでした。

 Laba Tubesから出て、待っていてくれたルイスのタクシーに乗車。すると、先ほど受付で会ったセニョーラが「私もプエルト・アヨラに行くから乗せていって」と乗り込んできた。プエルト・アヨラまで、彼女は英語で、いろいろ話しかけてくれまして。オイラの旅に興味を持ってくれ、オイラがした旅話を、ルイスにもスペイン語に変換して伝えてくれたのです。ルイスにはカタコトで、旅話をしたんだけどなぁ・・・通じてなかったみたい。彼女の話す変換話に、初めて聞いたような反応をしていたもん。

 12:00前にプエルト・アヨラに帰還。ルイスに30$支払う。ちょっと高くついちゃったけど、楽しかったから、まぁいいか。

 ダイビングショップへ行き、昨日の写真を焼いてもらったCD-ROMを受け取る。ここで、明日、マンタが見れるSanta Mariaのダイビングスポットへのツアーがあるのだが、参加しないのか?と勧誘。おぉっとなんて魅力的なお話・・・が、イザベラ島へ行くことを決めてしまっていたので、断念しますと答えておいた。正直なところ、昨日の船酔いがまだ響いていて、ダイビングって気分ではなかったのだ。これが正常な状態だったら、間違いなく、この誘いに飛びついちゃったことでしょう。

 これから、2時間の船旅。どうせ食べても、また魚の撒き餌にしちゃうかもしれないと思い、軽い昼飯を食べ、港へ。食べ物を持ち込んでいないか、という荷物チェックをした後、船へ。船はなんと、昨日ダイビングの時に乗った船と同じ型・・・うぅ、昨日の悪夢が蘇る・・・席はギュウギュウ詰めになり、いざ出航。次第に揺れが激しくなる船・・・と思いきや、昨日の揺れに比べれば全然大したことはない。そりゃ、<洗濯機>と異名をとるほどの渦潮地帯のような波なんてそうそうあるモンでもないでしょう、となんだか気分的に楽になっちゃいまして。結局、全然気分が悪くなることなくイザベラ島へ到着したのでした。あ、オイラは平気だったのですが、何人もの人がビニール袋を口元に・・・

 さて、イザベラ島に着いたはいいのだが、地図を持っておらず、どうしたものか、と。そうそう、昨日、プエルトアヨラの町を歩いていたら、偶然、イザベラ島から戻ってきていたタカヒロ・マチエさん達に遭遇したのです。で、イザベラ島お勧めの宿Posada Caminanteを教えてもらいまして。イザベラ島では、そこに泊まろうと思っていたのだが、行きかたが分からない。タクシーの運ちゃんに声をかけられたのだが、タクシーだと高くつきそうと思って無視しようとすると「ウンダラー(1$)」と言うではないですか。1$で連れて行ってくれるんだったまぁいいかと、タクシーに乗り込む。が、行きたいといった宿と違った宿の前で降ろされる。「違うんですケド」というと「まぁ、この宿もいい宿だから」と行って去っていく・・・なんたるイイカゲンサ。一応この宿に値段を聞いてみると「13$」とのこと。目指す宿は10$と聞いていたので、ちょい高め。下げてくれないか?と交渉してみるも「ムリ」とのことなので、Caminanteを目指して歩くことに。といっても、場所が分からない。何人もの町の人に場所を聞いてようやく到着・・・が、人がいない・・・門は開いたので、勝手に中に入らせてもらうことに。つけっぱなしのテレビで流れていたディスカバリーチャンネルを見ながら待つこと30分。ようやくおじさんが自転車に乗ってやってきた。「泊まりたいんですが」「いいよ」「おいくらでしょう」「一人だったら15$ね」「え?友達から10$と聞いてきたのですが」「それは団体割引。一人だったら15$よ」「・・・」イザベラ島には3泊するつもりなので、一泊15$は高い。懸命の値下げ交渉の結果、なんとか10$にしてもらいまして。ようやくチェックイン。

 早速、明日行こうと思っているLas Tintorerasという港の沖合いにある岩場へのツアーを宿で手配してもらいました。10$くらいって聞いていたのに20$も請求されて・・・これも一人だと高いってことなんですか?