Galapagos!
ガラパゴス四日目:ザッツ・ガラパゴス

2009.07.16 / Ecuador (Galapagos:Isla IsabelaのPuertoVillamil) 本日自転車0km走行 : Total 11724km走行
天気:曇のち晴れ
朝飯→シリアル+バナナ 昼飯→カルネプレート 夕飯→カルネ / 宿→Posada de Caminante(10ドル)

(English)
  I went to Las Titoreras by boat. This place was very good! How amazing place.



(Español)
  Hoy yo fui a Las Tintoreras.
 イザベラ島に来たからには、動物達と戯れるぞっと、鼻息荒く、朝6時から周辺を散歩。早速、町の中心にあるPozo Salinasという小さな湖で、フラミンゴを一匹発見。そして、Pozo Puerta del Jeliのトレイルを歩くと、イグアナやら、名前は分からないのだが、珍しい鳥達に何匹も出会う。そして、辿り着いたゾウガメセンター。ここでは、ダーウィン研究所と同じように何匹ものゾウガメが飼育されていました。

 朝の散歩から戻り、朝食を食べ、港へ出発。今日は、港沖にある<Las Tintoreras>という岩場へのツアーに参加。9時って聞いていたのに、他の参加者が9時半にくるからって、30分待たされる。待ち時間の間、近くのトレイルを歩いて、Concha de Perlaという場所へ。ここでは、イグアナやらカニ達と遭遇。

 戻ると、他の参加者が来たようで、オイラのことを手招きして呼んでいる。急いで船へ。穏やかな内海を船が進む。この時点ではこのツアーがどんなものなのか、イマイチわかっていなかったのですが・・・このツアー、まさにザッツ・ガラパゴスというべき驚きの内容だったのです。

 まず、途中に停めてあった古い船の甲板に寝そべるアシカを見る。ここはワシの定位置ジャとばかりにデーンと寝そべっているのは、お父さんアシカっぽい。そして、この寝そべるアシカの周囲で、子供達と思われる小さなアシカがグルグルと泳いでいる。か、かわいい・・・

 その後、とある岩場の前で船が停船。岩場をよく見ると・・・なんと、ガラパゴスペンギンと、青足カツオドリがいるじゃないですか!会いたかった二種の動物がダブルで!なんて贅沢な・・・それにしても、こんなに簡単に見れるとは思っても見なかったんですよ、ガラパゴスペンギン。船はこれ以上近づけないということで、ちょっと遠目からのご対面だったのですが・・・かわいいっ。そして・・・足の青い鳥がガラパゴスに居るよ、と噂には聞いていた青足カツオドリ。こういう<水色の色彩>を持つ動物ってあんまりいないですよねぇ。なんか新鮮な色合いだったので、実際目の前にしてみると、これが結構感動しちゃったりして。まだ岩場に上陸していないというのに、早くもお腹イッパイ状態です。

 そして、船は岩場の停船所に行き、いよいよ岩場へ上陸。この岩場がまた、いかにも<ガラパゴスです>という雰囲気をかもし出していまして。ここは、オイラが思い描いていたガラパゴスのイメージにピッタリ。というか、イメージ以上の迫力で迎えてくれました。前に居た島、サンタクルス島では、町が結構栄えていたというのもあり、なんかガラパゴスっぽくないなぁと、抱いていたイメージとのズレに少々ガッカリしていたのですが・・・ここに来て、心がスッキリしました。来たかった場所はここにあったのです。そんなワケで、上陸した途端、テンションあがりっぱなしとなってしまいました。

 さて、一緒の船に乗船した老夫婦お二人は、もう一人乗船していたガイドと一緒に回るようで、オイラポツンと取り残される。ここ、ガラパゴスでは居住区以外の場所は旅行者が勝手にウロウロしてはいけないらしい。ガイドと一緒でないと歩けないらしいのだ。ガラパゴスに入って、オイラが、今まで一人でウロウロ出来ていたのは、ガラパゴスでいう<町(居住区)>の領域だったってワケ。どうやらここは居住区ではないので、ガイドが必要。では、オイラのガイドは・・・?と思っていると、船のキャプテンが「オレオレ」と。オイラは、船のキャプテン、ウリセスおじさんと一緒に岩場を回ることとなったのでした。ウリセスおじさんに連れられ、岩場を歩いていると・・・目の前にギョッとするほどウジャウジャ固まったウミイグアナの群れを発見。おぉぉ、これこれ、これが見たかったんですよぉ。海沿いの岩にはどこにでもこのウミイグアナの群れがへばりついている。一匹でも迫力あるのに、これだけの数が群れになっていると・・・うへぇ、気味悪いぃと思いながらも、ついつい見てしまう・・・グルッと回って、ウミイグアナが卵を産むというコロニーに案内してもらったのですが、あいにく今は産卵時期ではないらしい。ウミイグアナを見て、コロニーと聞くと、映画<エイリアン>を思い出すのは、オイラだけ?しばらくの間、ひたすらウミイグアナを写真撮り。う~ん、写真を撮っているうちに、なんだかかわいく思えてきちゃいました、不思議なものです。とにかく、この岩場ゾーン、行く先々にイグアナがいまして、これまで「イグアナ、イグアナ」と探し回っていたあの気持ちはナンだったの?と思わされるのでした。

 岩場では、他にも、変な鳥が歩いていたり、ペリカンが変な格好でくつろいでいたり、昼寝中のアシカがいたり・・・さらに、岩の浅瀬で、ホワイトチップシャークを発見。潜らなくても、サメが見れるなんて・・・なんて場所なんだ!

 とにかく、大満足の岩場ツアーでした。で、このツアーには続きがあり、ここで、シュノーケリングもさせてもらえるのです。老夫婦はまだ岩場鑑賞中なので、彼らが戻るまでこの辺で泳いでていいよ、とウリセスおじさんに言われ、マスクとフィンを貸してもらい、海へドボン・・・この辺、浅瀬でも魚がいっぱいいて、シュノーケリングでも十分楽しめたのでした。で、調子に乗って、わき目もふらず、まっすぐ泳いでいたら・・・どうやら遊泳禁止地区に入っちゃったらしく、ウリセスおじさんが慌てて船を寄せてきた。一旦船に戻る。ちょうど、船着場に老夫婦が戻ってきたようで、そのまま船は老夫婦を乗せ、出発した港へ。老夫婦が下船し、オイラも、これで終わりなのかと思い降りようとすると、「お前は、まだ潜るだろう?」とウリセスおじさん。「もちろん」と答えると、別のポイントで潜らせてくれるという。というワケで、オイラだけ船に残り、再び移動。「ここがベストポイントだ」というウリセスおじさんに言われたポイントで潜ってみると・・・おお、確かにさっきの場所よりでっかい魚がいっぱい泳いでいる。気分欲泳いでいると、後ろからなにやら黒い物体が・・・なんと、アシカ!目のクリクリッとした人懐っこいアシカが、オイラの周りをグルグルと泳いでいる。まるで、一緒に泳ごうと誘っているようだ。おお、ぜひ一緒に遊ぼうゼ、とオイラもアシカの泳ぎを真似てついていってみる・・・が、カレの縦横無尽な泳ぎには、全然及ばない、さすが泳ぎのプロだ・・・すばやい泳ぎでオイラの周囲をつかず離れず泳いでいる。で、ちょっと先に進んで居なくなっちゃったのかなと思うと、目の前の岩場から突然顔をだしてきて驚かせてくれたり、なかなかチャーミングなこともしてくれたりして。ホントに一緒に遊んでいる気分にさせてくれ・・・すごく楽しかった。なんか、ガラパゴスに来たからには、いろいろやんなくちゃ、見なくちゃ、と気負っていた気持ちを一気にほぐしてくれちゃった感じ。ガラパゴス、まぁいろいろあるんだろうケド、アシカと一緒に楽しく泳げたから、いいんじゃん、って気分にさせられちゃったのでした。

 そんなワケで、午後は、海岸でノンビリとウミイグアナ達と戯れていました。海辺にたたずむ白い鳥なんかを見ながら、海岸に沿って歩いていたのですが、いつのまにやら辿りつたのが、<Muro Las Lagrimas>へ向かうトレッキングルートの入り口。ここはあんまり動物を見ることができないらしいので、行くつもりはなかったのですが、入り口で、監視員のポリスが「行くんだったらここにサインしろ」と、せかすもんで、ついついサインをしてしまいました。で、サインをしたからには、行ってみようかという気になり、トレッキングルートを、てくてく歩きはじめたのでした。鳥やイグアナには遭遇できたのですが、他の動物には出会えず。そして、涙の壁といわれる、石積みの壁に到着。その昔、囚人たちが作らされたというモノらしいのですが・・・ガラパゴスは昔収容所だったのでしょうか?帰り道で野生のゾウガメに遭遇。道端をノロノロと歩いていまして・・・いやぁ、ゾウガメって癒し動物です。見ていると気持ちが和みます。

 ふー、それにしても、今日は濃かった。大満足の一日。ぐっすり眠れそうだ。