A Misahualli
アマゾンの村で癒される

2009.07.28 / Ecuador (Tena~Misahualli) 本日自転車23km走行 : Total 11918km走行
天気:雨のち晴 ネット接続:1
朝飯→ホットドッグ 昼飯→カルネプレート 夕飯→カルネプレート / 宿→Hostal Sacha(5ドル)

(English)
  Today I arrived at Misahualli. This town is amazon villedge



(Español)
  Hoy yo llegue a Misahualli.
 さぁ、アマゾンツアーに参加して遊ぶぞっ。ここTenaの町では、いろんな代理店が、アマゾンツアーを企画している。泊まっている宿でも2つほどツアーが用意されていた。ここでツアーに申し込むのもアリなんだけど、Tenaから20kmほど離れたところに、Masahualliというジャングル村がありまして。ツアーは大体、現地に行って申し込んだほうが安い、というのが経験則。なので、今日は、自転車でMisahualliに向かうことにした。

 まぁ20kmの短距離移動なので、朝はゆっくりめに起き、朝のTenaの町を散歩。Tenaは川の町と呼ばれていて、Rio TenaとRio Panoが町中に流れている。しかもこの二つの川が町の真ん中で合流しているのだ。で、合流地点を橋の上から眺めて気づいたのですが・・・二つの川の色が違う。おぉ、こんなところで、擬似マナウス体験ができるなんて!ブラジルにあるアマゾンの町マナウス付近では、黒い色のネグロ川と黄土色のアマゾン(ソリモインス)川が合流するのだが、河川が交じり合わず、そのまま色違いの川になるらしいのだ。それと似た現象がここでも起こってまして。しばらく河川が交じり合わない、色違いの川の流れ。う~ん、いいものが見れた。

 満足して宿に戻ろうとすると、ポツポツと雨。今日は朝から天気が悪い。Tenaで泊まっている宿はかなり居心地いいので、今日は休息日としようかなぁとも思ったのですが、短距離だし、早いところアマゾンツアーに行きたいという気持ちが強く、部屋に戻って出発の準備を開始。

 次第に雨が強くなる中、チェックアウトをして、自転車に荷物を装着していると、フランス人らしき夫婦が声をかけてきた。夫婦で自転車旅をしているらしく、南米を北上してきて、キトが終着とのこと。「おぉ、もうすぐゴールじゃないですか、最後の山越え、キツイですががんばってくださいね」とエールを送る。「オイラはこれから南下です」と言うと、「ペルーのトルヒーヨの手前の町が超危険だから、気をつけてね」とアドバイスをくれた。うむむ、ピウラ~チクラヨ間が危険だという話は聞いていたのだが、その先のトルヒーヨ付近も危ないとは・・・これはやっぱり、ペルーに入る際には、海岸沿いを走るのは避けて、船に乗ってアマゾンを通っての国境越えかな。

 ちょっと小降りになったので、二人に別れを告げ、出発。Tenaの町を出てしばらく走ると、左へ向かう脇道が。<Misahualliはこちら>という標識はないのだが、オイラの勘ではこの脇道がMisahualli方面っぽい。周囲に誰もおらず、道を聞くにも聞けなかったので、勘に従って、脇道に入ることに。坂を下ると、お店を発見。「Misahualliに行きたいんですが」とお店のおじさんに聞くと、「この道をまっすぐだ」とのこと。おぉ、やっぱり勘は当たってた。

 そこからは緩やかなアップダウンが続く。道は舗装されていて走りやすいのだが、道の周囲はどんどん緑が濃くなって・・・原生林に包まれていく感じが心地よい。雨も止み、到着したMisahualliはとても静かな町だった。早速宿を探そうと、一軒目の宿へ。ここでは一泊12ドルと言われ、断念。次に行った宿は一泊5ドルとのことだったのだが、今日は部屋がイッパイと。しょうがないので、別の安い宿はないのか?と聞いたところ、この道をまっすぐ川に向かって行った所にあるわ、とのこと。言われた方向に行ってみると・・・川辺にポツンと立っている宿を発見。が、そこに行くのに、なんと、橋のかかっていない小さな川を越えていかねばならない。おぉ、なんてこった、自転車でこの川に突入せねばならないのですか?う~む、別の宿を探そうか・・・と思ったのですが、川辺の宿なんて、ロケーションは抜群。しかも安いのであれば、少々ムリしてでも行ってみるか、と川を越し、宿へ。一泊5ドルで、バストイレ付きだったので、即決。ここに泊まることにしました。部屋を出ると目の前にMisahualli川と、Napo川が合流する地点が見れるという最高のロケーション。ここに5ドルで泊まれるなんて!2件目の宿、空いてなくてラッキーだったのかもね。

 さて、早速アマゾンツアー探し。この宿でもツアーを斡旋してくれるというので、聞いてみた。すると、宿のおばちゃんが、知り合いのガイドを呼んでくれまして。オイラが、<動物をいっぱい見たい><現地人の暮らしを見たい><釣りをしたい>というリクエストをしたところ、「一日のツアーで可能だが、それは、100ドルのツアーになる」と。う~ん、100ドルは高い!と悩んでいたら、「40ドルのツアーがあるが、それは、この近くをトレッキングするだけで、あんまり多くの動物は見れない。釣りをする時間もないしね」とのこと。どうやら、高いのは、オイラのリクエストを受けてカスタマイズしてくれているかららしい。ん、ということは、オイラ専用のツアーなのか、これ?確かに、この100ドルのツアーの内容は、Tenaの宿でのツアーの3日分を詰め込んだ内容になっている。あのツアーが、内容固定で一日38ドルだったことを考えると、好きなことチョイスのこのツアー、まぁいい値段かとも思い・・・「90ドルだったら行きます」と交渉。「もともと120ドルのツアーを100ドルにまけてあげてるんだけどね」と言われつつ、なんとか90ドルで交渉成立。そうそう、実は、Misahualliでのアマゾンツアー、キトやテナから申し込んだ方がいいとロンプラに書いてあったのだ。というのも、現地だと人数が集まらないから、高くつく、と・・・まさにその通り。値段交渉している時、何人かいるのなら、もっと安く出来るんだけどね、と言われたのでした。現地に行ったほうが安くならないこともある、勉強になりました。

 その後、町をブラブラ。ここは、町から一歩でると、すぐに原生林の森が広がっているまさにジャングルの町。町のバス停近くの公園には、サルがウロウロしているし。結構好きな町かも、ここ。夕暮れに染まる川を見ながら、久々に風景に癒されたのでした。