Gira de la amazona
アマゾン・ジャングルクルーズ

2009.07.29 / Ecuador (Misahualli) 本日自転車0km走行 : Total 11918km走行
天気:曇のち晴
朝飯→デサユノセット 昼飯→パン+バナナ 夕飯→カルネプレート / 宿→Hostal Sacha(5ドル)

(English)
  Today I went to Amazon tour.



(Español)
  Hoy yo fui a Amazona.
 朝9時にボートに乗り込む、アマゾンツアーの始まりだ。若干曇りなのが気になるが、まぁこのアタリは、いつも午前中は天気が悪い。そのうち晴れてきますように、と天気の回復を祈りつつ出発。で、やはり今日のツアーはオイラ一人。12人は乗れるカヌーボートに乗っているのは、ガイド兼ボート運転手のレオナルドと二人。なんて贅沢をやっちまっているんだ・・・

 という訳で、今日のツアーは完全に<オイラのワガママ叶えて>ツアーとなりまして。まず、アマゾンに生息する動物を見たいというリクエストに対して、<セントロ・デ・レスカテ・デ・アニマレス>という場所に連れて行ってくれたのでした。ボートで川を下ること1時間半あまり、随分ジャングルの奥に入ってきたのであった。実は、昨日交渉した時、40ドルのツアーだと、動物をあまり見れないよ、と言われてまして。動物を見たければ100ドルのツアーにしないと、と。動物を見るために60ドルも跳ね上がるの?と疑問に思ったのだが、動物が見るためには、こんな遠くまで来なきゃいけなかったのか、そしてここまでボートで来るためのガソリン代が高くつくのか、と納得。で、ここはどんな場所なのかというと・・・アマゾンの動物保護という名目で数々の動物が集められた施設らしいのです。ジャングルをただ歩いていても動物に遭遇するのは稀。こういった施設に来ないと、ガッツリ、アマゾンの動物を見ることは難しいみたい。さてさて、施設内は、檻に入っている動物などもいて、動物園っぽい雰囲気もあるのだが、ここでは、サルや鳥などは放し飼いになっており、その辺をウロウロしているのが面白いところ。「バックパックのポケットに何か入れていると、サルに取られちゃいますから気をつけてくださいね」と、入り口で注意され、うひょ、サルがそんなお茶目なチョッカイをだしてくるのか!と、なんだか気分をワクワクしてくる。さて、施設内を進むと、いきなり、トロピカルカラーな鳥に遭遇。おぉ、写真でしか見たことのない、この鳥、実際見ても、なんだかオモチャみたいな鳥だ。ウホホ、こういう動物を見れちゃうなんて、とこれまたテンションが上がりまくり。そして、続いてみたのが、なんと、アナコンダ。これは水槽で飼われているメスで、意外と小さかったのだが・・・鑑賞側のガラス面に擦り寄ってきて、サービス満点の動きっぷり。ガイドのおねぇチャンに、「こんなに動いているのを見れたのはラッキーよ、普段は寝てばかりいるから」と言われたのでした。それから、黄色、赤、青とこれまたトロピカルな色合いのインコやら、壁にじっと添ったまま動かないカピパラやら、毒々しい色のカメやら、イタズラモノのサルやら、思った以上にたくさんの珍しい動物達とご対面でき、満足。で、トロピカル鳥が気に入ってしまったオイラ、一通り回った後、再びトロピカル鳥のところに行って、しばらく飽きるまで、ジィーっと観察していたのでした。

 予想以上に楽しかった<セントロ・デ・レスカテ・デ・アニマレス>を後にしまして、次は、アマゾン川で魚釣りというリクエスト。この近くにポイントがあるから、と船を停めてくれ、早速釣り開始。釣具を用意してくれていたのだが・・・リールがなんだか変な調子。リリースは出来るけど・・・巻けないのだ。こんなこともあろうかと、一応持ってきておいた、オイラのペン型釣竿セット。リールだけオイラのモノと取替え、セッティング。キトで買っておいてよかった、早速役立ったのでした。で、大きな釣り針に、小魚をぶっさし、川へリリース。さぁ大物よかかってこい・・・と気合入りまくっていたのですが・・・全然アタリなし。レオナルドがいろいろアドバイスをくれ、1時間くらいトライしたのですが、サッパリ釣れなかったのでした。「イキトスまで行けば、入れ食い状態なんだけどね」と、レオナルド。むむ、今日の釣りのリベンジはイキトスでか・・・

 魚は釣れなかったものの、アマゾンで釣り糸を垂れるということは、結構楽しい時間だったのであった。そして、次に向かったのが、ジャングルトレッキング。ボートは戻るカタチで、上流に上り始める。30分ほど川を上り、こんなところにボートを停めるの?っていう場所にボートを着け、原生林地帯に上陸。ジャングルにはコスタリカでも入ったのだが・・・ここのジャングルは、コスタリカ以上でした。何がって、足場のぬかるみ度合いがです。そうそう、最初にボートに乗るときから、ゴム長靴を履いているんですよ。ツアーのレンタル品として「これを履いてね」と出発時に渡されたんです。で、このジャングル内は、ゴム長靴必須。ズブズブと長靴の半分くらいが埋もれながら、前に進むのですから。いやはや大変。大変なんだけど・・・とても素敵な場所でした。コンモリとした原生林の緑が、なんともいえず、心を癒してくれるんです。そして、ここではいろんな植物、昆虫と出会えました(残念ながら、やはり動物は・・・何匹かの鳥くらいにしか、会えませんでした)。で、レオナルドがイチイチ解説してくれまして。「この花はバナナの一種なのだが、実はできない」「このキノコは食べれるぞ」「この葉は、現地料理に使う葉だ。魚を焼く時に包んで使う」「この葉は、パナマ帽の原材料だ」「見ろ、あれが、カカオだ」とか。そうそう、ジャングルが、人とどうつながっているかを知りたかったんです。人を寄せ付けない、神秘的な場所に感じていたジャングル、このジャングルが、いかにして、現地の人たちの生活とリンクしているかを、レオナルドから教えてもらい、なんだか、身近な存在に思えてきたのでした。

 レオナルドのおかげで、大満足のアマゾントレッキングを終え、最後に向かったのは、キチュアの人たちの村。<アマゾンに住んでいる人たちの生活が見たい>というリクエストに対して、連れて行ってもらったのでした。アマゾンに住んでいる人たちって・・・裸で生活している人たちを想像していたのだが、皆、普通にTシャツなど、洋服を着ている。ここの人たち、昔は裸で過ごしていたそうなのだが、今は服を着ているとのこと。茅葺屋根の家など、村の風景はそれっぽいのだが、ここに生活している人たちを見る限り、そんなに特別な人たちではない。Misahualliの人たちとあまり変わらない感じ。ちょっぴりガッカリだなぁと思っていると、レオナルドが「シャーマンに会うか?」と。「シャーマンってあれ?お祈りする祈祷師?」と聞くと「そうだ」と。「もちろん、会う会う」とお願いし、シャーマンに会わせてもらうことに。待つこと3分、茅葺小屋の奥から、それっぽい格好の男性が現れた。で、なんと、オイラを祈祷してくれるという(1ドルかかるのだが)。黙って、されるがまま・・・最後に頭に2度ほどキスをされ、祈祷終了。何の願掛けになったのか、よく解らないが、まぁ、これからも旅を安全に進められたらいいな、ということで。

 これで、アマゾンツアー終了。いやいや、お腹イッパイのツアー内容でしたよ。魚が釣れなかったこと意外は満足満足。ということで、釣りが消化不良だったオイラ、レオナルドが「この辺でも釣れると思うよ」と言うので、宿の目の前の川で、日が暮れるまで釣りを続行したのであった・・・が・・・釣れないジャン、レオナルド!