Tena, de nuevo
テナの町、再び

2009.07.30 / Ecuador (Misahualli~Tena) 本日自転車23km走行 : Total 11941km走行
天気:晴 ネット接続:1 自転車折りたたみ:1
朝飯→デサユノセット 昼飯→自炊ホットドック 夕飯→自炊カレー / 宿→Hostal Limoncocha(6ドル)

(English)
  I decided to go to coca, another amazon town. So I had to return back the routo.



(Español)
  Hoy yo devolví al Tena.
 これからの旅ルートについて、ここんところずっと頭を悩ませていたのだが、Misahualliのジャングル村がとても居心地がよく、また、アマゾンツアーも面白かったというのが決め手となり、アマゾン川を下っていこうと心に決めた。実はこの先のルート、旅を始めるきっかけになった石田ゆうすけさんの「行かずに死ねるか」で、ペルーのピウラ~チクラヨで、強盗に襲われたという話が書かれていたし、旅で知り合ったいろんな人からも、ペルー海岸線の砂漠区間は危ないって言っていたので、できれば、ピウラ~チクラヨは避けて行こうと思っていたのだ。そこで・・・アマゾンを下ってペルーのイキトスに行き、そこからさらに、ユリマグアスという町まで船で川を上る。ユリマグアスから再び自転車。モヨバンバ経由でアンデスを超え(反対方向のティンゴ・マリア方面は麻薬生産地帯で危険とのことなので、避ける)、トルヒーヨに出て、そこから海岸線を通ってリマに出るよう、と計画。このコースなら、ピウラ~チクラヨは避けて南下できる。

 というワケで、ここから一旦逆戻り。Tenaの町に戻って、さらに元来た道を逆走して、27日に昼食を食べたNarpaの町で分岐した道を、キトとは逆の東方面に進み、港町であるCocaに向かうことになるのだ。正直、逆戻りというのは精神的に負担が大きいのが常なのだが、今回は、なぜか、あまりガックリこなかった。別の場所(といっても同じNapo川沿いだが)のアマゾンが見れるという期待と、Tenaのこぎれいなホステルにもう一度泊まれるという思いがあったからなんだろう。

 さて、今日はとりあえず、また20km先のTenaまで戻ることにし、朝はゆっくりと準備。お気に入りとなったレストラン「Restaurant Nico」で、デサユノ・コンプレートを食べる。朝食完全版なこのメニュー、朝というのにスゴイ食事が並ぶのだ。ポヨにアロス(米)に野菜といういつものプレートのほかに、コーヒーとパン、100%果物ジュース、ゆで卵2個という盛りだくさんな内容。これが旨くて2ドルってんだから、そりゃ通い詰めちゃうってもんです。

 居心地のよいMisahualliの町を去るのはちょっと後ろ髪を引かれた。準備をしながら、何度も、う~ん、もう一泊していこうかなぁ、と思ったのだが・・・先に進みたいという思いのほうが勝ち、出発。もと来た道を引き返す。それにしても、一度通った道をもう一度通る時って、最初に走った時より時間が短く感じるのはナゼだろう。上り坂、下り坂という問題ではなく、心理的なモノのような気がする。一度通った道の場合、不安が解消され、落ち着いて走れる分、頭の中は余計なことを夢想できる状態になるから、あっという間に時間が流れてしまうのだろうか?

 午後イチには、Tenaに到着。見慣れた風景。いつも町に入るときに感じるちょっとした不安もない。泊まる宿も、前回と同じLimoncochaと決めていたので、迷うことなく、宿へ。「おぉ、戻ってきたか、Misahualliはどうだった?」と受付で聞かれ、「もちろん、よかったですよ」と。早速チェックイン。この宿、町外れの高台の、町が一望できる抜群のロケージョンにあるんです。しかも、キッチンが3階にあって、ここらのか景色は素晴らしい!そんなキッチンで、料理をしないわけはないでしょ、ということで、昼食、夕食、次の日の朝の分の食材を近くのスーパーで調達。夕食は久々にカレーを作ることにした。

 夕日の沈むTenaの町並みを見ながら、作ったカレーが旨かったのは、言うまでもありません。