Siguiendo y fuera de
乗り降りが面倒

2009.08.09 / Peru (Santa Clotilde~Iquitos) 本日自転車0km走行 : Total 12124km走行
天気:晴 自転車折りたたみ:2 ネット接続:1
朝飯→なし 昼飯→ハンバーガー 夕飯→自炊ラーメン / 宿→Hobo Hideout(30ソル)

(English)
  I arrived at Iquitos today.



(Español)
  Esperé llegar a Iquitos hoy.
 夜中の3時まで近くのディスコからの音楽が鳴り止まず、すっかり寝不足状態。朝6時にMazan行きの船が出るので、5時に起きて準備して川へ。まだ真っ暗だったのだが、数人の客がすでに集まっていた。その中に、オメテ君の姿が。ツアーはこの村で終了なので、これから先は一人で向かわなければいけないと若干不安を感じていたところだったのです。が、途中からカヌーボートで一緒になったオメテ君がIquitosへ行くということなので、一緒に連れていってくれと、カヌーボートに乗っている時に、話をしてまして。これから先は、オメテ君がサポートしてくれることになったのでした。やっぱり相互扶助の精神ですな。

 見送りに起きてきてくれたサンドロと固く抱擁。いやぁ、なんだか涙が出そうになっちゃいましたよ。そして、船は出発。カヌーボートは時速20kmくらいで進んでいたんだけど、乗った船は、時速60kmは出ている。長袖のウィンドブレーカーを持ってきておいてよかった。一応船に幌は付いているんだけど、風がビュービューあたるのであった。ちなみに船代は、Mazanまでが60ソル、Iquitosまでが10ソル。自転車追加料金として30ソルとられ、計100ソルかかってます。

 Mazanという村まで6時間~8時間くらいかかると聞いていたのだが、4時間くらいで到着。実はナポ川、アマゾン川につながってはいるのだが、このMazanから先は、複雑に蛇行している。そのため、船に乗って進むのは一旦ここまで。ここからは、MotoTaxiに乗って村をつっきって、対岸のアマゾン川に出る。そしてそこから再び船に乗り換えIquitosに向かうのだ。つまり・・・面倒な乗り換え作業が待っているということ。そう、荷物が多いオイラとしては、乗換えは非常に憂鬱。で、Mazanの村で、まず、荷物降ろし。降ろしてからMotoTaxi乗り場までが、木の階段・・・えぇ~階段・・・坂になっていれば、自転車に装着して押して移動できるんだけど、階段だと、とにかく担いで運ぶしかないワケで(涙)。ここで、オメテ君と、オメテ君の友人、ミッシェル君が手伝ってくれなかったら、途方にくれるところでしたよ。感謝感謝です。とにかくMotoTaxiに荷物を乗せ、3人乗りで対岸まで向かう。MotoTaxiとは、バイクを改造した3輪タクシー。バイクの後輪部に、2輪の荷台を取り付けたモノ。運転手は前輪部のバイクにまたがり、お客は後輪部の荷台に座って乗るのです。15分ほど走り、対岸へ。見えてきましたアマゾン川!船がもう出るというので、感激して川を眺める暇もなく、慌てて荷物をMotoTaxiから降ろし、待っていた船に積む。オメテ、ミッシェル両氏のヘルプなくしては、間に合わなかったな、確実に。

 船は猛スピードでアマゾン川を進む。アマゾン川は、ヨーロッパのすべての川の水を合わせた以上の水量を大西洋へ注ぎこんでいるという。これは、地球上のすべての淡水の四分の一にもなるらしい。いやぁ、スゴイ川です、アマゾン川。このアマゾン川を見ながら、オメテ君が「ヨシ、ウェルカム・トゥ・アマゾンリバー」とオイラに向かって叫ぶ。はぁ、とりあえず難関を乗り越えたので、無事Iquitosに行けそうだとホッとしたのもつかの間、到着したIquitosの港は、細い木の渡し橋と長い階段・・・「さて、荷物を運ぼうか」と、オイラの荷物を持って進み始めたオメテ君とミッシェル君の後姿のなんとかっこよかったこと。すいません、荷物が多くて。ホント、ホントに感謝です。とにかく、乗り継ぎ時の荷物運びは面倒なんです。重い荷物を担がなきゃいけない辛さはもちろん、無くなりはしないかと気を張ってないといけないし・・・途中何度もシャッターを切りたい場面に遭遇したのに、写真を撮る余裕もないほど気持ち的には、テンパッていたのでした。

 その後、お目当てにしていた宿と、オメテ君が向かう方向が同じだったので、MotoTaxiに同乗させてもらい、宿に到着。チェックインして、今度こそホッと一息。とりあえず、気が緩んだら、お腹がすいたので、近くのレストランへ。食事を済ませ、Pantojaで両替した100ソル紙幣で支払おうとしたら・・・「この札は使えない」とのこと。スペイン語での説明がイマイチよくわからなかったのだが、どうやら、偽札みたいなのだ。ガ~ン、ついに偽札をつかまされてしまったか・・・同じ時に両替してもらった20ソル紙幣は平気で使えたのに。どこかで知らない顔して使っちゃえるかなぁと思って、試しに宿の支払いで使ってみたけど「これはダメ」と、またしても拒否された。しょうがないので、銀行に持っていって、「Pantojaで両替したんだけど、どこへ行っても使えないって拒否されて困っている」と説明して、紙幣を出したところ、窓口のお兄さんが二人がかりで、紙幣に対して、なんだか、いろんなチェックをし始めた。「残念でしたね、騙されたあなたが悪い」という最悪の結果を予想していたのだが、意外や意外、50ソル紙幣2枚と交換してくれた。ひょっとして、偽札ではなく、ただ単に、お札が古くて、使えないだけだったのかも知れない・・・エクアドル、Tenaの宿で「エクアドルではクシャクシャになった紙幣でも平気で使えるけど、ペルーに入ったら、クシャクシャの紙幣だと受け取りを拒否されることがあるからね」とオーナーが話していたのを思い出したのでした。