Salida de Trujillo
トルヒーヨ出発

2009.09.06 / Peru (Trujillo~Santa) 本日自転車120km走行 : Total 13324km走行
天気:曇 自転車折りたたみ:1 パンク:3
朝飯→パン+バナナ 昼飯→カルネプレート 夕飯→カブリート / 宿→Hostal D'Alesandro(25ソル)

(English)
  Today I leaved from Trujillo.



(Español)
  Yo salio de Trujillo.
 ルーチョさんとジェラルドに見送ってもらい、朝7時半にトルヒーヨを出発。いつも別れは辛いのだが、今回は特に後ろ髪を引かれる想いでイッパイだった。もうちょっと、あのぬるま湯のように気持ちのよい場所でゆったりしていたかった・・・

 トルヒーヨを出ようとギアが快調な自転車をこぎ始めたのだが、町外れの道路では、いたるところで道路工事が行われていた。片車線通行止めのところなどもあり、車に気をつけながらソロソロと進む。工事が終わり、ちょうど道が広くなる場所で、「あぁようやくスムーズに走れるようになる」とスピードを上げたのが間違いだった。工事場所を示すポールに、後ろの荷物を引っ掛けてしまったのだ。スピードを上げていたため、ひっかかった荷物はそのまま吹っ飛び、道路へコロコロ。おぉ、なんてこったい!慌てて荷物を拾い、止め具のところを見ると、ネジが外れちゃっている。道路に転がっていたネジを拾い、くっつけてみるも、完全にネジ穴がバカになってしまっている。う~ん、こんな時には、瞬間接着剤で応急処置。昨日買った接着剤が早速役に立ったのであった。

 とりあえず、荷物は再装着できたので、そのまま走る。久々の走りだが、今日の目標地点Santaまでは100km以上。あんまりゆったりとはしていられないのだ。と思っていたら、プシューという音と共に、後ろタイヤが凹む。パンクだ。どうも、ここんところ、パンクが続いている。タイヤをはずしてチューブを取り替える作業に一回最低でも15分ほどかかるので、一日に3回も4回もパンクされちゃうと、結構な時間ロスとなる。困ったものだ。

 さて、道は相変わらず砂漠の中を、一本のアスファルト道路がまっすぐ続く砂漠道。異世界を走っているようで、面白い。が、さえぎるモノがない砂漠、とにかく風がひどいのだ。追い風なら大歓迎なのだが、あいにく、向かい風。強烈な向かい風にさえぎられ、平坦な道であるにも関わらず、スピードを出せない。午後になっても50kmも進んでいないペースに若干焦りを感じてきた。果たして今日、町に辿り着けるのだろうか?ひょっとして砂漠に野宿・・・

 砂漠野宿はなんとしても避けようと、がんばって走り続け、日が暮れかけた頃、Santaに到着。早速町の人に宿の場所を聞く。安い宿を紹介してと言ったのに、紹介され、着いた宿は25ペソ。う~ん、ちょい高い。が、外はもう、真っ暗になってしまっていたので、ここに泊まることにした。後半ひたすらペダルをこぎ進めていたオイラは、もう腹ペコ。荷物を部屋に入れ、すぐに食事に向かったのであった。

 宿の隣がレストランっぽいのだが、すでに閉まっている様子。店の前をウロウロしていたら、レストランの人と思われるオバちゃんが話しかけてきた。「食事かい?もう閉めちゃったケド、カブリートならまだあるから出せるわよ」と。カブリートがなんだかよく分からなかったが、この際、食べ物ならなんでもいいです、と、お願いすることに。出てきた食事は、焼いた肉にソースをかけたもの。アロスとユカ付き。おぉ、十分すぎる食事です、美味いです、と猛烈な勢いで食べる。食べ終わって、しばらくオバちゃんと談笑。途中、売店に寄って、明日の分の水を購入してから、宿に戻ると、受付の所で、さっきのレストランのオバちゃん、カブリートが盛り付けられたお皿を持って、立っているではないですか。「あんた、まだお腹が空いているんでしょ。これ、今日の最後の残りなんだけど、サービスしてあげるわ」と。あぁ、ペルーでこんなに皆さんに親切にしていただけちゃって・・・イイのかしら?