(English)
Today I arrived at Yungai. This town is very beautiful.
(Español)
Hoy llegué a Yungai. Este pueblo es muy bonito.
|
|
今日も山道が続く。相変わらずの未舗装悪路。14kmほど進んだHuallancaというところで、朝食を食べ終え、さて、がんばるかと思ったら、町外れから、スイッチバックのジグザグ上り道が・・・今日から本格的な上りに突入です。うんざりです。
1300mのHuallancaから1800mくらいまで一気に上る。そうそう、変な話ですが、高いところへ来るとオナラがよく出るようになります。以前、グアテマラのタカハウスで、＜グアテマラに来て、オナラがよく出るようになった＞議論が勃発し、「高いところに来たからだ」とか「芋ばかり食べるようになったからだ」とかいろいろ考えられる原因が挙げられたのですが・・・何度も高低差のある場所を行き来した経験から判断して、オナラがよく出るようになる原因は、やはり、高いところに来たからなんだと思います。今日もオナラが止まらない。
そして今日も、いくつかのトンネルをくぐることになったのだが、今日は、トンネルをくぐる度に、見えてくる風景が少しずつ変わってきた。今まで、崖肌の山ばかりが並び、厳しい圧迫感を与えてくれていた山が、次第に緑を帯び、丸みを帯び、柔らかい印象になってきたのだ。この変わりゆく風景を見て、あぁ、なんかちょっと気持ちが盛り上がってきた、と思いたかったのだが、道は相変わらずの岩道で・・・シンドイです。この道にいい加減ウンザリしていたところで、トンネルから出てきたトラックがクラクションを鳴らしながら後ろから迫ってきた。ペルーでは、自分の車の存在を明確にするためか、クラクションを激しく鳴らしながら走る車が多い。道端を走っているのになんだよ、と思いながら、道脇へ自転車をさらに寄せようとしたところ、自転車の隣で車がキュッと止まった。そして、「自転車を荷台に乗せな！」と声をかけてくれるじゃないですか！ありがたいことです、もちろん、甘えさせていただきます。オジさん５人が乗っていたトラック、皆さんワラワラと降りてきて、自転車をそのまま荷台へと担ぎ上げてくれまして。いつもなら、荷物をバラバラにしてから、積ませてもらうのに・・・
トラックは、ワラスまで行くという。おほっ、このままワラスまで連れて行ってもらうのは楽でいいなぁ、それもアリか、と思ったのですが、この先にあるYungayからの道は自転車で走ると気持ちいいよぉと聞いていたので、とにかくYungayまで乗せていってもらうことにしたのであった。荷台に自転車と共に乗り、ガタガタ道を進む。しばらくして、舗装道路に切り替わった。そして本日目標地としていたCarazを通過して、Yungayへ。自転車を下ろしてもらい、オジさん５人衆とお別れの握手。ホント助かりました。
そして、到着したYungayは山に囲まれた素敵な町でした。カラフルな衣装をまとったインディオの人たちで溢れる町の雰囲気は、相当好きかも。しばらく町をグルグル走った後、宿にチェックイン。シャワーを浴び、洗濯をしてもまだ14時。これはヤンガヌコへ行く時間は十分にあるなと、ヤンガヌコ観光へ行くことにしたのでした。セントロに出て、乗り合いタクシーを捕まえ交渉。ヤンガヌコに行けるけど、一人だと50ソルね、と。出た、お一人様ツアーだと高くなるパターン。いや、同乗者ありでいいから、安くしてと交渉すると30ソルでどうだ、と。うぬぬ、それではワラスから行くツアー値段と変わんない、もしくは高いんじゃないですか、と思ったのだが、30ソルで手を打つ。そして、スイス人の夫婦旅行者を捕まえ、ヤンガヌコへ出発。ちなみに、スイス人のお二人は二人で20ソルだったようで。もっと安値交渉できたか・・・
ヤンガヌコまでは車で一時間。未舗装道路をひたすら上っていく。途中、ワスカラン国立公園入り口で入場手続きをする。実は、ルーチョさん宅で一緒だったジェラルドから、「使えたら使ってみて」と、期限の残った入場券（フリーパス）をもらっていたのだ。何食わぬ顔で、その入場券を出したところ「パスポートを見せて」と。そう、実はこのもらった入場券、裏に、ジェラルドの名前とパスポート番号が記載されているのだ。それと照会するため、パスポートを拝見すると。あぁ、ジェラルド、やっぱりパスポートチェックあるじゃないですか・・・やはり悪いことはできないもんです。慌てて、「いや、これは期限が切れているんだった・・・新しく券を買いますから、いくらですか？」と聞き、５ソルの入場料を支払ったのでした。
そして到着したヤンガヌコ。ヤンガヌコは、チナコチャ湖とオルココチャ湖の二つの湖がある。オイラ達が行ったのは、チナコチャ湖。天気がよく、奥にヤナパクチャ山、右手に6768mのワスカラン山が望め、絶景であった。が、オイラ的には、あまりにも構図が決まりすぎて、ちょい面白みに欠ける風景。なんか、写真で見たまんまなんだもん。で、この風景よりも、山上り最中に見れた、白い山々が連なるブランカ山群の圧倒的な迫力の方がグッときたのでした。
とはいうものの、あまりにもキレイなこの風景は、心の癒しには最高でして。エメラルドグリーンの湖をボーっと眺めながら、この２日の疲れた心をほぐしたのでした。
|
|
|
