(English)
Today I went to Chavin de Huantar.
(Español)
Hoy fui a Chavin de Huantar.
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昨日興奮しすぎてなかなか寝付かれず、寝不足状態で、朝を迎えた。本日も快晴。観光日和です。今日はチャビン・デ・ワンタル遺跡巡りツアーに参加。チャビン・デ・ワンタル、超楽しみにしていたのですよ。前に訪れ、置いてあった像のデザインが興味深かったクントゥル・ワシ遺跡は、チャビン文化の遺跡でして。今日訪れるチャビン・デ・ワンタルは、そのチャビン文化の中心地として栄えた神殿都市。アンデス文明の起源はアンデスの外にあると言われていた当時の考古学説を打破し、アンデス文明の起源は、このチャビンであり、ここからその後のアンデス文明の科学、芸術が発展していったんだという新しい学説を生んだ場所でもある。う~ん、ロマンを感じます。
今日は小型バスに11人のツアー客が乗り込み、チャビンへ向かった。今日もまた、途中の絶景ポイントで休憩をしながらの移動。最初に停まったのが、ケロコチャ湖。インディヘナとリャマを前景に、ブランカ山群を後景にした湖は、ザッツ・アンデス。ワクワクする空間です。
その後、山にポツンと作られた巨大なキリストの白像を見たりしながら、ガタガタ道を進む。小型バスは路面の凸凹をモロに伝えてくるので・・・あまりの揺れに、ちょい気持ち悪くなってしまったのでした。
さて、チャビンに到着し、早速向かったのが、国立チャビン博物館。この博物館、日本が建設に貢献したらしく、いかにも日本的なこぎれいで整った博物館になってました。解説も、日本語表記されていて、オイラには分かりやすかった。日本語解説を読みながら、ガイドさんのスペイン語を聞く。分かった素振りで、フンフンと、うなずく。
そして、この博物館に収められている品々の素晴らしいこと!彫刻された石壁や、当時使われたとされるほら貝(これにも細かな彫刻が!)、遺跡の壁面に埋め込まれていた石像、そして、チャビン神殿の最高傑作とされている石像オベリスク。高さ2.53mの四角い石柱形のオベリスクには、全体に複雑な模様の彫刻がなされていて、圧巻。そして、その奥には、ヘビ、ジャガーを神格化したという主神ランソンの像も。いやぁ、すでにお腹満腹状態です。
その後、食堂に入って昼食をすませ、いざ遺跡へ。紀元前1200~800年頃に作られたとされているチャビン・デ・ワンタル。大規模な遺跡としては、最も古い遺跡とされているようです。遺跡に入ってみると・・・おそらく修繕はされているであろうものの、崩れた遺跡の感じが、最古の遺跡の雰囲気をかもしだしていました。神殿は石造りであり、精巧に詰まれた石の壁は、確かにインカ文明への流れを感じさせるものです。ただ積むだけではなく、表面をキレイに磨きツルツルにした石壁。う~ん、芸が細かい。そして、その石造りの神殿の前には大きな広場があり、生贄を乗せたとされている石の台も残ってました。石に残るいくつかのくぼみが妙に生々しい・・・そして、神殿の前に残された二本の柱や柱の上に乗せられた石には、これまた複雑な模様が描かれてまして。なんだか惹きこまれる素敵なデザインだったのでした。
そして、チャビン・デ・ワンタルのハイライトでもある地下迷宮へ、いざ。この遺跡、外から見るだけではなく、神殿内部に入ることができるのです。そして、この神殿内部が、複雑に入り組んだ、超迷宮になってまして。今はライティングされているので、なんとか奥まで進むことができますが、当時の人たちはこの中、どうやって進んだんだろう?火?・・・?さて、いくつかある地下迷宮。最初の迷宮の奥に、博物館でみた主神ランソンの像が置かれていて、ビックリ。こんな、地下迷宮のこんな場所に主神像が置かれてるのねん・・・うむむ、やはりこの地下通路、ただの通路じゃないようです。当時の祭事において、この地下迷宮は一体どんな役割を果たしたのだろう?と疑念がムクムクと。暗い通路の中で妄想を始め、モタモタしていたら、ガイドさんに「次行くわよ、早く早く!」と急かされてしまい、あえなく妄想中断。それにしても、この地下通路、とても紀元前に作られたものとは思えない、すごい作りです。当時の建築技術のスゴサを確実に実感できます、ここ。そんな素晴らしい地下迷宮を3つほど彷徨って、再び地上へ。遺跡の裏に回ると、壁に埋め込まれた顔の石像が。この顔の石像、遺跡が発見された当時は、壁一面にいくつも埋め込まれていたそうなのですが、保存のため、今ははずされ、博物館に展示されているんです。なので、当時の様子を見れるのは、ここに埋め込まれた一体の石像のみ。いやぁ、でも素敵な顔です。これも神の像なのだろうか?
期待通りに素晴らしい遺跡だった、チャビン・デ・ワンタル。アンデス文明の発祥の地として見ると、遺跡に見られるいろいろなモノから、妄想が次々に広がっていきます。そういう意味で、<遺跡>の楽しさ、奥深さを教えてくる、ここ。ペルーにきたら来ること必須の遺跡だと思います。
遺跡を満喫し、満足したら、疲れも手伝って、猛烈に眠気が襲ってきまして。帰りのバスは爆睡でした。Huarazに着いて起きたら、すっかり真っ暗。今日も丸一日のツアーだったのでした。自転車に乗らなくて、観光するだけだからHuaraz滞在はいい休養になるかなぁと思っていたのですが、とんでもない。この二日間は、超ハードなデイオフとなったのでした。
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