Llego finalmente
一年、お待たせしました

2009.09.21 / Peru (Ancon~Lima) 本日自転車56km走行 : Total 14057km走行
天気:曇 自転車折りたたみ:1 ネット接続:1
朝飯→パン 昼飯→牛丼! 夕飯→和食(白ご飯味噌汁!) / 宿→佐藤家(ホームステイ)

(English)
  Today I arrived at Lima.



(Español)
  Hoy yo llegue a Lima.
 リマまであと50kmほど。リマには、知り合いのニシザワさんが住んでいて、そこにお世話になるつもりなんです。オイラ、11年前に、一度、ボリビア・ペルーのインカ遺跡巡りツアーで、南米を訪れてまして。ニシザワさんは、その時のツアーの添乗員さん。この時のツアーメンバー、濃い面白い人たちが多くって・・・ツアー後、日本に帰ってからも、頻繁に連絡を取り合う仲となったのでした。今回、オイラが旅たつ前にわざわざ壮行会を催してもらったりもしちゃって・・・いい人たちなんです。で、ニシザワさんにも、ペルーに行ったら寄りますよと旅たつ時から連絡を入れていて・・・お待たせしました、ちょうど一年でリマに到着です!

 さて、昨日、気持ちよい走りが出来たので、今日も、と思ったのですが、今日は朝から曇り空。昨日のうちに海岸通りを走っておいてよかったよ、ウン。曇り空の中、Anconの町を出発。ここから先の道は、両側がずっと建物続きだった。次第に増えてくる交通量。都会へ突入って感じ。都会の道はホント、幅寄せしてくるバスがウザい。バス停以外にも、人が道端に立っているだけで、「乗っていくか?」と聞くために停まるのだ。車の邪魔にならないようになるべく路肩の端を走っているんだが、バスはその路肩の端まで、クラクションを豪快に鳴らしながら幅寄せしてくる。あぁ、走りにくいったらありゃしない。

 最初はイライラしながら走っていたのだが、あまりに幅寄せを繰り返されるうちに、だんだん、バスの動きが読めるようになってきた。とにかく、人が立っていたら寄ってくるのだ。道端に人が立っているのが見えたら、スピードを上げ、一気に過ぎてしまうか、バスが近づいてきているようなら、スピードを緩め、バスが人を乗せ過ぎ去るのを待つ。そして、人がいないならば、気を緩めて走ってもヨシ。こんな感じで割り切って走り始めたら、心理的に楽になった。交通量は増え続けるのだが、流れが読めるので、危険な感じはあまりしない。

 それに、道も分かりやすい。通りには<Av.○○>と通りの名前が書かれた看板が掲げてあるので、現在地をすぐつかめる。って、そもそもパンアメリカンという大きな通りを下っているだけなので、迷いようはないのだが・・・それでも、同じような大都会メヒコシティでは、迷いに迷ったんだよなぁ・・・長旅で、方向感覚が養われたのかな。

 パンアメリカンから側道へ入る分岐点がどこか、少々迷ったのだが、多分この辺だろうという勘に従って、ハイウェイを降りたら、ドンピシャ。ニシザワさんに事前に聞いていたPrimaveraという通りに出て、そのまますんなりとニシザワさん宅に到着。

 住所を確認して、チャイムを鳴らし、お久しぶりにニシザワさんと再会。早速、自転車を入れさせてもらって、お昼ご飯に牛丼をご馳走になっちゃいました。あぁ、久々のぎゅ・う・ど・ん、旨いっ!

 素敵なお宅の一室を貸していただきまして。感謝感謝です。ここに来るのは、一つの大きな到達目標でして。旅の疲れをほぐすという意味でもしばらくお世話になっちゃうつもりです。

 さて、くつろいでいると、小学校3年生と2年生の娘さん、あすかちゃんと、はるかちゃんが、学校から帰って来た。とても元気な二人、挨拶したら、さっそく「自転車が見たい!」って言われて・・・自転車置き場へ行って、自転車をたたんだり広げたりして見せたら、大喜びしてもらえたのでした。

 そして、オイラの到着から遅れること2時間。郵便小包がニシザワさん宅に到着。オイラ宛の荷物・・・実はトルヒーヨでルーチョさんに「18インチのタイヤを購入したいんですが」と相談したところ、トルヒーヨには無く、リマの知り合いの自転車屋に電話して聞いてくれたんです。が、リマにもないらしいということが分かりまして。リマでタイヤを調達しようと思っていたオイラとしてはショック。うぅ~んどうするべ、と悩んで思いついたのが、日本から送ってもらうという手段。ワラスから、いつもお世話になっているグリーンサイクルステーションの平田さんにメールを送ったところ、ペルーに送ってくれるとのこと。お世話になる予定のニシザワさん宅の住所に送ってもらうようお願いしていたんです。で、「日本からの荷物は、受け取りが面倒なのよ。まぁでもなんとかするから、受け取りはまかせてね」とニシザワさんに言われていたんですが、税関でチェックされることもなく、ノープロブレムでオイラの手元に。こんなことは稀らしい。つくづくラッキーマンのようです、オイラ。早速開けてみると、箱の中には頼んでいた大量の18インチタイヤやらチューブが。助かりました!これでまた安心して走れるってもんです。そして、一周年記念を祝って、と言って同封していただいた、プレゼント、ありがたく受け取ります。感謝、感謝です、平田さん!

 そして、食卓部屋へ行くと・・・なんとケーキが!実は昨日がオイラの誕生日。ニシザワさん、オイラの誕生日を覚えていてくれているとは(涙)「一日遅れでゴメンね」って、いえいえ、勝手に一日遅れて到着したのはオイラのほうです。うほ~最高に嬉しいです。3と8のロウソクを乗せてくれ、3人にハッピーバースデーソングを歌ってもらい、涙、涙・・・に、しても、もう38歳かぁ・・・幸せをかみしめながら、潤んだ瞳から歪んで見えるケーキに飾られたロウソクの数字に、年齢という現実の軽いジャブをくらうのであった。