Tienda de la bicicleta en Lima
リマの自転車屋事情

2009.09.22 / Peru (Lima) 本日自転車0km走行 : Total 14057km走行
天気:曇 ネット接続:1
朝飯→納豆 昼飯→チチャロンサンド 夕飯→肉じゃが / 宿→佐藤家(ホームステイ)

(English)
  Today I arrived at Lima.



(Español)
  Hoy yo llegue a Lima.
 走らねばという切迫感から久々に開放されたせいか、起きたら8時半を回っていた。しまった、旦那さんと子供達は、仕事、学校に出かけてしまった後。朝の挨拶を逃してしまったのであった。そしていただいた朝食には、納豆が!旅の途中で納豆が食べられるとは・・・はぁぁ・・・これぞ日本の味ですなぁ。

 さて、実は、昨日の晩、ニシザワさんの知り合いのナオコさんが、オイラが到着したということで、遊びに来てくれて、ビールを一ダースいただいちゃいまして。さらに、リマにある自転車屋を案内してくれるというので、今日、市内観光も兼ねて、一緒に街歩きしてもらうよう、お願いしておいたのでした。

 10時半に近くのスーパーマーケット前で、ナオコさんと待ち合わせ。ドキドキ。そして、市バスに乗ってショッピングセンターへ。800万人くらい人がいるというリマは大都会。特にミラフローレスあたりの新市街は、大きなショッピングセンターなどがあり、買い物するには非常に便利。そんな噂を聞いていたので、自転車パーツも問題なく入手できるだろうと思っていたのですが・・・

 ナオコさん、サイクリング仲間に聞いて、リマにあるいくつかのよさげな自転車屋さんをピックアップしてくれてまして。で、まず、一番目のお店、ショッピングセンター前にあった、高そうな自転車が並べてある自転車屋に入る。まずは、カラル遺跡に向かう時に落としたネジを調達せねば、と、ペダルを見せて、これに合うネジはあるか聞いてみた。「これ、貸して。そしてちょっと待ってね」とペダルを片手に奥に入った店員さん。色違いだが、ピタリと合うネジをはめて戻ってきてくれたのでした。以前のチェーンリングといい、こういうパーツは南米でもすぐに手に入るようだ。しかも安い。そして、予備パーツとして入手しておきたい、ブレーキパッドと、前輪に合うスポークスがあるか聞いてみるも、それらは無いという。しょうがないので、パンク修理用のパッチを一箱追加購入して店を出る。

 その後向かったのは、旧市街、セントロにあるという、自転車横丁。パーツ売り、修理工場など、自転車関連のお店がズラリと並んでいるゾーンがセントロにあるというのだ。市バスとタクシーに乗り、セントロに向かう。到着してみると・・・あったあった、パーツが雑然と並ぶ小さなお店が集まっている。ここなら、スポークスもありそうだと聞いて回るも、この長さのスポークスはない、と。そういえばそうだ。以前予備スポークスを入手した時も、タイヤの大きさに合わせて、特注で作ってもらっていたのだ。そこで、この長さのスポークスを作ってもらえるところはないか、と聞いて回り(ナオコさんに聞いてもらいながら)、ようやく一軒、スポークスを加工してくれる店に辿り着いた。ここで、スチール製の長いスポークスを加工して、18インチタイヤ用のスポークスを作ってもらう。1本0.6ソルだったので、10本で6ソル。

 あとは、ブレーキパッドを買おうと思い、探すも、どの店も質の悪そうな安いパッドしか売っていない。どうも、ペルーでは自転車はそんなにメジャーなものではなく、ましてやスポーツとして楽しんでいるのは、ほんの一部らしいのだ。確かに、コロンビア、エクアドルでたくさん見かけた、地元サイクリストの人たちは、ペルーに入ってからトンと見かけなくなった。従って、自転車屋もそんなにたくさんあるワケではない。リマの自転車屋も、ナオコさんのピックアップしてくれためぼしい自転車屋は数件。トルヒーヨで、ルーチョさんが数件連絡してくれた後、「リマには(18インチタイヤは)ない」と言い切っていたのだが、きっと欧州系のパーツは、連絡してくれた数軒の自転車屋以外では扱っていないのだろう。ふ~、タイヤとチューブ、日本から大量に送ってもらっておいてよかったヨ、ホント。案外、18インチタイヤがその辺のお店に置いてあったりしてね、なんて、冗談で話していたのですが・・・やっぱり置いてなかったのでした。

 セントロをちょっと歩いた後、ミラフローレスへ市バスに乗り移動。もう一軒別の自転車屋に入り、ブレーキパッドを入手。これで、日本から送ってもらったモノを合わせ、自転車関連で必要なモノは揃った。しばらくの間、「あれが壊れたらどうしよう」という不安を抱くことなく走れる。

 もうお昼過ぎでお腹が減ったので、ナオコさんお勧めのチチャロンサンドが旨いというカフェへ向かうことに。確かに絶品。めちゃウマでした。そして、「旅人にはお金は出させられない」というありがたい言葉をナオコさんからいただきまして。ごちそうさまでした。すいません、甘えさせていただきます。

 その後、ミラフローレス地区をブラブラと散歩。ラルコマールという海岸沿いの諸ピングモールに行って、ビルすれすれを飛ぶパラグライダーを見たり、恋人達の公園で、ガウディの公園をパクッたデザインの壁で囲まれ、ぶちゅ~と熱いキスをしている巨大な恋人モニュメントを眺めたりしたのでした。

 いやぁ、ナオコさん、一日デート、楽しかったです、ありがとうございました。それにしても、バス、タクシー、徒歩で回って思いましたが、リマは広いです。昨日、自転車で走っている時には、そんなに広さを感じなかったのだが・・・バスとのチェイスに夢中になっていたせいだろうか?