(English)
I got a rabies shot.
(Español)
Inyecté vacuna de rabies.
|
|
ペルーを走っていると、ホントよく犬に追いかけられる。たまたま撮影しながら走っていた時に吼えながら追いかけてきた犬がいて、その時にカメラがとらえた映像を、YouTubeにアップした走行記録004に挿入しておいたが、あんな感じで、ワンワンという吼え声が聞こえたかと思うと、自転車のすぐ後ろを猛然と追ってくるのだ。犬って自分のテリトリーを持っていて、その領域に入ってくる対象を激しく威嚇するが、テリトリーを外れたら、すぐに威嚇するのを止める習性があるいう。確かに、ペルーに入るまでは、犬に吼えられながら追いかけられることはあっても、100mも走れば、吼え声は止み、犬は追ってこなくなっていた。なので、<100m全力疾走して逃げよ>というのが、オイラが経験上身につけた、吼える犬に対する対策だったのでした。
が・・・ペルーに入って、その対策方法は、もろくもくずれさってしまったのであった。ペルーの犬は、どこまでも追ってくる。お前のテリトリーはどれだけ広いっちゅうねん!と突っ込みたくなるほど、延々追ってくるのだ。しかも、どこへ行っても現れる。あまりにも犬に追いかけられる頻度が高いので、なんでそんなに目の敵にするんだ、自転車がそんなに珍しいのか、と思いながら走っていてたんですが、どうもこの犬達、自転車だけでなく、動く乗り物には全て反応しているようなのです。バイク、乗用車相手にも、猛然とチェイスを挑んでいるのであった。巨大なトラック相手に、ワンワン吼えながらハイウェイ上を追走し、対向車線から走ってきたバスに轢かれた犬を目の前で見たとき、思ったのでした・・・そうか、動くものに反応しちゃうバカ犬なんだ、と。
で、このペルーのバカ犬達、動くものに対して、吼えて威嚇するだけではなく・・・たちの悪いことに、咬んでくるのだ。幸いなことにオイラ自身は、まだ咬まれてはいないが、後方に搭載したバッグは咬まれている。犬に追いかけられている時は、前を向いて必死にペダルを漕いでいるので、後ろは見ていないのだが、時々後ろに引っ張られるような感覚が生じるので分かる・・・やつらが咬んで動きを止めようとしていることを。
いやぁ、こんなことを何度も経験したら、さすがに、いつかはオイラも咬まれてしまうのではないかと思いまして。追いかけてくるのは、大抵、道端の家で飼われていると思われる犬達なのだが、いくら飼い犬だからといって、ペルーのバカ犬達が、ちゃんと狂犬病対策を施されているとは思えない。感染したらほぼ100%死亡するという狂犬病。犬がウロウロする道を走るアドベンチャーな自転車旅だというのに、日本を旅たつ時、打ってこなかったんですよ、狂犬病ワクチン。もし咬まれちゃったら、一大事なわけで・・・今日ニシザワさんに聞いて、お勧めの病院へ行って<Rabia(狂犬病)>のワクチン注射を打ってきたのでした。一回の注射で75ソル。しかも、このワクチン注射一回では効かないらしく、一週間後に二度目、一ヵ月後に三度目と、3回打たなければいけないとのこと。ナスカとクスコあたりで再注射かなぁ・・・
|
|

|