Cementerio de Chauchill
ナスカのお墓とバスワープ

2009.10.16 / Peru (Nazca出発~Arequipa) 本日自転車60km走行 : Total 14590km走行
天気:晴 自転車折りたたみ:1 ネット:1
朝飯→ラーメン 昼飯→サンドイッチ 夕飯→タヤリン / 宿→バス移動

(English)
  I went to Cementerio de Chauchill.



(Español)
 Yo fui a Cementerio de Chauchill.
 NazcaからArequipaまではバス移動することにし、昨日、バス会社オフィスでチケットを購入。22:45、Nazca発の深夜バスで70ソル。宿に戻って、夜のバスでArequipaに行くことを宿のオーナーに伝えると、「オレを通せば50ソルで買えたのに!」「・・・」。オフィスに行くより、宿を通した方が安くなるのはナゼなのでしょうか?

 さて、そういうワケで、出発時間まで、一日時間がタップリありまして。ちょいと離れた場所にあるのですが、Cementerio de Chauchillというお墓遺跡に自転車で行ってくることにしたのでした。Nazcaの町から28kmくらい離れた場所にあるということで、まぁ自転車で行けない距離ではない。パンアメリカンをひたすら南下して、21kmくらい走ったところに<Chauchillはこちら>という看板を発見。どうやらここから脇道に入るらしい。そして、この脇道を見ると・・・未舗装&サンドロード。未舗装なのはまだしょうがないのだが、砂の道はいただけない。砂の道を自転車で走ろうとすると、タイヤが砂をかんじゃって、前に進むことができないのだ。乗ってこいでみたのだが、やはり前に進めず。あきらめで、押していくことに。7km、炎天下の中自転車を押して進む・・・

 そして、ちょうど7km行った所に、遺跡の入場口を発見。ツアー客を運んできたと思われるタクシーおよびバンの運転手の人たちが「おぉ!自転車で来たのか?」と驚きの声をあげ、オイラの到着を迎えてくれたのであった。自転車を脇に停め、5ソル支払い、いざ遺跡へ。ここ、発掘されたお墓跡に、ミイラや白骨や遺物をきれいにならべて展示している、ある意味リアルミュージアム。くぼんだ穴の中を見ると、まるでそこにたたずんでいるように見えるミイラが居るのです。ペルーに入って、数多くのミイラを見慣れてしまったオイラは、コレを見ても、微妙に心が動かなかったのですが・・・このお墓跡周辺を見渡すと、荒野の大地に、白骨がゴロゴロ転がっていまして。この風景にグッときました。荒涼としたナスカの大地に真っ白な白骨・・・なんか妙にマッチした、違和感のないこの光景。白骨がグロテスクなオーラを発しておらず、風景の一部として溶け込んでいる様子に、不思議な感覚を覚えたのでした。

 パンアメリカンまでの砂道を再び、自転車を押しながら進んでいると、アスファルト道路まで後1kmというところで、ツアー客を乗せた車が、横に停まり「ナスカまで行くのか?乗っていくか?」と。が、車を見ると、ツアー客ですでに満席。運転手はにこやかな顔で誘ってくれているが、同乗しているツアー客の人たちは、どこに乗せるんだ?という怪訝な顔・・・まぁ、あとチョットでアスファルト道にでるワケだし、せっかくのお誘いでしたが、丁重にお断りしたのでした。

 宿に戻った後、出発の準備やら、オーナーとのオシャベリやらで時間が過ぎ、あっという間にバスの出発時刻に。バスターミナルまで荷物を搭載した自転車で行き、ターミナルで、自転車を折りたたみ、輪行バッグにパッキング。リマで荷物減らしたおかげで、以前に比べて、バス乗りが楽になった。うむむ・・・今まで、どんどん増えていった荷物のせいで、バス乗りを避けていたのだが・・・楽になっちゃうと、バスへの頼り癖ができちゃいそうだ・・・