El Cóndor Pasa
コンドルは飛んでいく

2009.10.19 / Peru (Chivai~Arequipa) 本日自転車0km走行 : Total 14590km走行
天気:晴 ネット接続:1
朝飯→パン 昼飯→ミラネサ・デ・ポヨ 夕飯→アレキパ飯 / 宿→Posada del Virrey(15ソル)

(English)
  I saw Condor!



(Español)
 Vi Cóndor hoy.
 朝5時に起床。コンドルを見るため6時にChivaiを出発するのだ。6時過ぎに迎えにきたバスに乗り込み、いざ、コンドルが見れるというミラドールへ!朝早い時間じゃないとコンドルは見れないというので、途中休憩なしでぶっ飛ばして行くのかと思いきや、昨日と同じように、途中途中で、写真撮影タイムをとりつつの、ゆったりバス。この余裕はなんなのだ?

 ミラドールに到着したのは8時半くらい。天気はよかったものの、必ず見れるとは限らないコンドル、果たして見れるのだろうかと、ドキドキしながら、バスを降りると、なんと目の前に、優雅に孤を描きながら飛んでいるコンドルが!真っ青な空、絶景の渓谷をバックに大きな翼を広げ空を滑空する姿にしばし感動。やっぱり生は違います。しかし、こんなにも、簡単に見れるもんなんだ、と若干拍子抜けしながら、ショウさん、トモミさんと共に、ポイントと言われているミラドールへ向かう。が・・・先ほど目の前に見えていたコンドル達がいない。どうやら先ほどはまさに見時のサービスタイムだったようだ。しばし滑空したコンドルたちは、再び、絶壁の中腹にある巣に戻ってしまったみたい。目の前には何もないコルカ渓谷・・・むむむ・・・コンドルって簡単に見れるんだと油断して、写真をしっかり撮っていなかった。シマッタ・・・と後悔しながら、次のサービスタイムを待つ。しかし、なかなかコンドルたちは顔を出してくれないのであった。

 ちょっとポイントを変えてみるか、と場所を移動し、渓谷を覗いてみると・・・いたいた!数羽のコンドルが飛んでいるじゃないですか。慌ててカメラを構える。コンドル、雄か雌かは目の色で見分けるようなのだが、目の色が分かるほど近くに飛んでくれない。あぁ、こういう時は、毎回、猛烈に望遠レンズつきのカメラが欲しくなるんだよなぁ・・・目の色までは分からなかったが、羽毛のないグロテスクな頭部はクッキリと肉眼で見ることができた。頭部にも羽毛が生えている鳥が多いだが、コンドルの頭はつるっぱげ。ウィキペディアによると、これはどうやら、衛生状態をよくするためにこうなったらしい。生きている小動物を捕まえる猛禽類とは違い、死体食のコンドル、餌をとる時、死体に頭を突っ込むことになるわけだが、腐敗による液が羽毛に染み付いて、不衛生になるのを避けるために、皮膚がむき出しになっているらしい。

 二度目のサービスタイムは落ち着いて見ることができ、満足。バスの出発までもうちょっと時間があったので、三度目のサービスタイムがあるかなぁと待っていたのだが、次のコンドル飛行を見る前に、バスの出発タイムとなりまして。コルカ渓谷を後にしたのでした。

 再びChivaiに戻って、昼食。ガタガタ道を走って、3時頃Arequipaへ到着。ちょいと観光旅行過ぎなところが気になりましたが、いやぁ、コンドルがバッチリ見えたので、大満足のツアーでした。

 そして夜、別の宿に泊まっているトモミさんとプラサ・デ・アルマスで待ち合わせをし、ショウさんとともに3人で食事。明日にはペルーを発って日本に帰国してしまうというトモミさんのリクエストで、ペルー食を食べに。再びアレキパ料理に舌鼓をうったのでした。

 店から出た後、オイラ達が泊まっている宿に行って中庭でワインを飲みつつ夜中までオシャベリ。海外へ出ると意外と見えてくる日本・・・想い想いに日本について語り合う3人の酔っ払いなのでした。総理大臣になるという(笑)トモミさん、オイラ達が帰国する前に、国会議員の国民当番制法案、成立させておいてくださいね。