Largo
アンデスの道は結構、長距離走

2009.11.17 / Bolivia (Oruro~Santiago de Huari) 本日自転車137km走行 : Total 15742km走行
天気:晴のち曇時々雨 自転車折りたたみ:1
朝飯→パン+バナナ 昼飯→カルネ 夕飯→カルネ / 宿→Alojamiento 25 de Mayo(20ボリ)

(English)
  Today I run to Santiago de Huari.



(Español)
 Hoy yo salio de Oruro.
 目の前が見えないほど深い朝靄の中、出発。昨日宿のおじさんに教わった道を通り、Oruroの街を脱出。街を抜けると、次第に霧は晴れてきて、快晴の天気のもと、アスファルト道をガンガン走り始めたのであった。

 3500m以上の高地を走っているのだが、道はそんなに起伏なく、まっすぐ続いている。アンデスの道、山の上だからアップダウンが激しく、走るの大変そうだなぁと思っていたのだが、意外や意外、結構走りやすいのだ。一応、一日に100kmを目標にして走ることにしているのだが、アンデスの道のほうが120kmとか130kmとか走れちゃったりしていて。う~ん、予想外でした。

 さて、Oruroを出発してから、閑散とした道が続きまして。途中途中にあるはずの町も、ハイウェイから離れたところにあるみたいで、なかなか、食事処に辿りつけない・・・パスーニャという町でようやく、オバちゃんがやっている屋台っぽい店を発見し、昼食をオーダー。そして、出てきた料理を一口食べて思ったのであった「これがボリ飯か・・・」。ボリビアの飯、通称ボリ飯。美味しくないよぉ、という噂は、前々から聞いていたのでした。が、腹ペコチャリダーのオイラは、走っている時であれば、大抵の飯は美味く感じるはずで、ボリ飯がなんぼのもんじゃいと思っていたのですが・・・不味かった。なんといっても、お米がいただけない。ベチャっとしちゃってお粥状態。さすがのオイラも、盛り付けられたこのお米は最後まで食べきることができなかったのでした。あぁぁ、走っている時って、食事だけが楽しみなんだけどなぁ・・・飯がこんな調子だと、ボリビアの走りは辛いものになりそうだ。

 まぁとりあえずお腹はふくれ、走りを再開。その後も快調に進み、チャヤパタという町に到着。町中に入ったのであった。が、目標にしているSantiago de Huariまでもうチョットなのだが、先ほどまでよかった天気が崩れ始めてきた。向かう方向には、どす黒い雨雲がかかっていて、ゴロゴロという雷音まで聞こえてくる。ここで宿をとろうかなぁとも思ったのだが、時間がまだ早いし、まぁ少しの距離だと思い、次のHuariまで向かうことにした。で、チャヤパタの町を抜けようとしたのだが、ボリビアの町はどうも複雑。Huariまでの道は舗装道路のはずなのだが、その舗装道路がない。町中の未舗装地帯を彷徨っていると・・・ガタンとデコボコの溝にハマってしまい、次の瞬間、ボキッといやな音がした。なんと、この間直したフロントキャリアが見事に真っ二つ・・・あぁ、強度に問題あるんじゃないかと思っていたのだが、やっぱり・・・まぁ、また直せばいいやと、大して落ち込むこともなく、Huariに向かう舗装道路を探す。町の路地を走り続け、ようやく舗装道路を発見。あぁ、なんて分かりにくい町構造なんだ。ここからHuariまで10kmほど。ポツポツと雨粒が顔に当たる中、走り続けたのでした。

 そして、ようやくHuariに到着。静かで小さな町で、宿なんかあるんかいな・・・って雰囲気。「ホスタルかホスペダヘありますか?」と町の人に聞いたところ「アロハミエントならあるけど」という返事。ボリビアに入って、町で<Alojamiento>という表示を多く見るようになり、これはなんなのだろう?と思っていたんですが、どうやら宿の意味らしいです。とりあえず、売店に併設されているAlojamientoに泊まろうと、交渉したのですが・・・なんだか感じの悪いおばさんで。宿もシャワーがないし、部屋は牢獄みたいだし・・・ちょっとここは・・・と思い、他の宿を探すことに。が、他にも宿はあるにはあったんだけど、ドアをドンドンとノックしても返事なし。しょうがないので、最初にあたった宿に泊まることにしたのでした。が・・・シャワーなし。そして、トイレの水も流れない。あぁ、宿に泊まっているのに、なぜ水なし生活を強いられなきゃいけないの?