Arbol de Piedra y Laguna Colorada
奇岩、そして赤い湖

2009.11.25 / Bolivia (Chuvica~Laguna Colorada) 本日移動249km(自転車0km走行 : Total 16065km走行)
天気:晴
朝飯→パン 昼飯→ミラネサ・デ・ポヨ 夕飯→ロモサルタード / 宿→Hospedaje Las Rocas(ツアー)

(English)
  We run rough road by car.



(Español)
 Proponemos el camino áspero a coche.
 ウユニ塩湖は昨日で終了。今日からは宝石の道と言われる、ラフロードを走っていく。朝7時に出発した車は、Volcan Ollagueを望むミラドールへ。塩湖を抜けると、道はガタガタの砂利、もしくは砂道になってきた。窓の外を眺めていると、数人のチャリダーを発見・・・轍がくっきりと残っているところを見ると、深砂にはまっている模様。あぁ大変そう。この道をがんばって走っているチャリダーを見ると、ランクルに乗ってワープしている自分にちょっぴり罪悪感を感じてしまうのですが・・・う~ん、やっぱりこの道は辛いです。オイラとしては、ツアーに参加して正解だったと思いたい。

 さて、ミラドールに到着し、しばらく散策。まんまるの石に緑色のコケがびっしりついていたりして、奇妙な風景が広がっている。あぁ、なんか好きな風景です。ここを出発すると、いくつもの湖が連なる地帯に突入する。Laguna Canapa空始まって、Hedionda、Chiarkota、Hondaといった湖が次々と見えるのだ。で、この湖には、フラミンゴがいるらしい。フラミンゴは、ガラパゴスで見たからいいや、と内心思っていたのだが・・・見えてきた湖には、何百(ちょっと言い過ぎ?)というフラミンゴが!これだけの野生のフラミンゴを目の前にすると、なかなか感動モンです。隣の湖に到達するたびに、ランクルから降りてしばらく鑑賞タイム。湖によっては数羽しかフラミンゴがいなかったりして・・・水質によって、えさとなるものが多かったり少なかったりするらしい。

 最後の湖であるLaguna Hondaを後にして、ただっぴろい砂利平原をひたすら走る・・・と、突然、砂利平原の真ん中に巨大な岩が見えてきた。Arbol de Piedraという奇岩地帯だ!これこれ、ここで見ることができる頭でっかちのキノコ型の岩をこの目で見たかったんです!その楽しみにしていた奇岩がついに目の前に・・・テンションあがりまくりです。写真を何枚撮っちゃったことやら。ここでは、このキノコ岩の他にも巨大な岩がゴロゴロしているんですが、なぜか、この岩たち、スッパリと、まっすぐ縦に亀裂が入っている。あまりにもキレイな亀裂が入っているので、人工的にやったのかなぁと思ってエディに聞いてみたら、これは寒暖の気温差によって、生じたものだと教えてくれた。う~む、自然の力ってやっぱりスゴイもんだ。

 Arbol de Piedraを後にして、またしばらく砂利道を進み、Laguna Coloradaへ到着。湖はそろそろ見飽きてきたんだよなぁ・・・と思って、車を降りて、目の前の湖を見ると・・・いやぁ、ビックリです。このColorada湖、大きさにも驚かされるのですが、なんといってもこの湖の赤色の鮮やかさに心を打たれます。写真では微妙に伝えづらい、鮮やかな深紅色。そろそろ傾きかけてきた日差しに照らされる湖面の反射光とともに、幻想的な風景をかもしだしていたのでした。

 さて、今日の宿は、ここLaguna Coloradaから5kmほど南へ行った地点。ちなみにここ、Colorada湖付近は高度4,200mほどの場所にある。日が当たっていると暖かく感じるのだが・・・日が落ちると一気に寒くなってくるのだ。宿に入りベッドが並ぶドミ部屋に荷物を入れ、部屋前のテーブルで、お茶とクッキーとつまみながら皆で談笑(スイス人Ninaを交えてなので、英語でね)していたら、だんだん寒くなってきた。「ちょっと上をはおってくる」といって、一人、また一人と席を立っていく・・・いつの間にか皆、真冬の格好になっていくのであった。