Cataratas do iguacu (Brasil)
ブラジル側からイグアスの滝

2009.12.22 / Brasil~Argentina (Foz do Iguazu~Puerto Iguazu) 本日自転53km走行 : Total 16993km走行
天気:晴時々曇 自転車折りたたみ:1 ネット:1
朝飯→ラーメン&パンクッキー 昼飯→スナック 夕飯→お好み焼き / 宿→Hostel Park(30ペソ) ☆☆

(English)
 I went to Iguazu Fall by bicycle.



(Español)
 Yo fui a cataratas de iguazu en bici.



(Português)
 Eu fui para cataratas do Iguazu através de bicicleta.
 イグアスの滝、フォス・ド・イグアスの町から21kmも離れているらしい。ちょっとそこまでって感覚では行けない距離だなぁ。こんなに離れているとは思わなかった。昨日、雨が降らなくても、到着した当日に見に行くのは不可能でした、タブン。

 宿のお兄さんに自転車でイグアスまで行けるか?と聞いたところ、行けるよ、とのこと。ただ、ナショナルパーク内は厳しいかもしれないから、その場合は、ナショナルパーク近くにあるホステルに自転車を置かせてもらうといいよ、というアドバイスをもらう。行けるんだったら自転車で、ということで、自転車で行くことに決定。そして、滝を見た後、そのままアルゼンチンに入国し、今日は、アルゼンチン側のプエルト・イグアスの町に宿泊するつもりだったので、荷物をフル装備にして、宿を出発。

 ナショナルパークまでは、結構なアップダウンの道が続く。1時間半くらい経ち、ようやくイグアス・ナショナルパークに到着。入場券を購入し、そのままナショナルパークに突入しようと思ったら、一人のおじさんに呼び止められた。「その自転車で行くのかい?」「ええ」「自転車でパーク内を走るのはノープロブレムだけど、その荷物はなんとかしたほうがいい。滝を見る時、自転車をどこかに置かなきゃいけないから・・・荷物を盗まれるかもしれないよ」「う~ん」「そこの売店の人に頼めばロッカーを貸してくれるから、荷物はその中に入れておくのがベターだ」ここは、おじさんの助言に従って、荷物をロッカーに入れて動くことにしたのでした。ロッカー代は3レアル。結構大きなロッカーだったのだが、一つでは入りきらず、二つのロッカーを借りることに。計6レアルの出費。

 さて、身軽になったBD-1で、パーク内に突入。パーク内に入ってからも滝に到着するまでに10km近くかかる。実は入場券代にパーク内のバス代も含まれていたので、お金のことを考えるのなら、わざわざ自転車で移動する必要もないのですが・・・滝で自転車と一緒に写真を撮りたかったからね、自転車で移動することにしたんですヨ。

 そして、滝が見れる遊歩道の入り口に到着。ここで、ペン園でお世話になったハジメさんに遭遇。ハジメさんは園田お父さんの息子さんです。ハジメさんの奥さんミユキさんと一緒に、日本人ツアー客を引率してガイドをしてました。

 自転車を置いて遊歩道に入るつもりだったんだけど、ハジメさんが、「ちょっと段差がある箇所もあるけど、自転車で入れるよ」とアドバイスをくれたので、BD-1を押して遊歩道を歩くことに。で、遊歩道を進んでいくと・・・見えてきましたイグアスの滝。緑豊かなジャングルを背景にいくつもの滝が見えてきます。大小あわせると200以上の滝があるというイグアス。大きな滝が一つあるだけという風景を想像していたオイラとしては、目の前に広がるパノラミックな風景に軽い衝撃を喰らう。おぉ~、なるほどぉ、これがイグアスかぁ、と、雄大なパノラマ風景にしばし感動・・・していると、足元でなにやら動く気配が。アナグマくんです。自転車が珍しいらしく、しきりに前輪のタイヤの匂いをかいでいる。頼むから噛み付いたりしないでちょうだいね。

 遊歩道は、川沿いに続き、歩きながら、右手に滝を見ることができる。そして最後に辿り着くのが・・・悪魔ののどぶえと呼ばれるイグアスの滝最大の見所となる大瀑布近くの場所。遊歩道が滝の近くまで伸びており、水しぶきが浴びれるほどまで接近できるのですが・・・正直ちょっと拍子抜け。もっと迫力あると思ったんだけどなぁ。大好きなウォンカーウァイ監督の<ブエノスアイレス>という映画で見たイグアスの滝は、もっと圧倒的だった。映画だからああ見えただけなのかなぁ・・・?

 まぁでも美しい滝風景を見れて満足。ハジメさん、ミユキさん、そして日本人団体ツアーの皆さんに別れを告げ、ナショナルパークを後にすることに。そうそう、ナイアガラみたいに、滝のある場所で、対岸の国に渡れればいいんだけど・・・あいにくイグアスの滝では、そのままアルゼンチン側に渡る道が無い。行きに通ってきた道をしばらく逆戻りして、途中で左に入らねばならないのだ。ロッカーから荷物を出し、自転車に装着。いざ、アルゼンチンに向けて、出発。

 しばらく走り、ブラジルの国境に到着。せっかく90日のハンコをもらったばかりだというのに、1日滞在しただけで出国スタンプを押してもらう。そして橋を渡り、アルゼンチン側へ。イミグレにて入国スタンプを押してもらい、二度目となるアルゼンチン入国を果たす。あぁ、国境跨ぎの観光地は、こういうイミグレの行ったり来たりがメンドクサイざんす。

 まぁ、無事アルゼンチンに再入国できたので、そのままプエルト・イグアスの町へ・・・あぁ、看板やら標識の表示がスペイン語だ!なんか、スペイン語を見て心をホッとさせている自分を感じ、不思議な気分・・・さて、到着したプエルト・イグアスは、ブラジルのフォス・ド・イグアスとは違って、こじんまりした町だった。宿をどこにしようかなぁと思って彷徨っていたら、客引きのお兄さんが声をかけてきた。30ペソで宿があるよ、とのこと。少々高めではあるのだが、ここプエルト・イグアスでは大体それくらいの値がするらしい、とあらかじめ聞いていたので、客引きのお兄さんについていく。案内された宿は、まぁまぁな感じ。ドミ部屋ではあるものの、部屋にエアコンがついて、さらに、WiFiが使えて30ペソということだったので、ここに泊まることにしたのでした。さて、明日はアルゼンチン側からのイグアスの滝だ。ブラジル側から見るよりスゴイという噂。どれほどのものなのでしょうか?期待しちゃっていいのかしら?