Tambor fixou
久々にドラムセットを叩いて

2010.03.01 / Brasil (Salvador) 本日自転車0km走行 : Total 17129km走行
天気:晴 自転車折りたたみ:1 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→カレー 夕飯→トマトパスタ / 宿→ナオ宿(2ヶ月まとめ支払い。日割り計算でだいたい15レアルくらい。ただし、カーニバル中は倍以上の値段) ☆☆☆

(English)
 I play drum set.



(Español)
 Toco el juego del tambor.



(Português)
 Eu jogo jogo de tambor.
 明日、ナオ宿を出発することに決心し、バスターミナルにチケットを買いに行く。ターミナルに着いたものの・・・ナオ宿にまだ留まっておきたいという想いと、ブラジリアまで自転車で走るのもありかなぁという未練が重なり、なかなかバスチケットを購入する決心がつかない。チケット売り場の前で散々ウロウロした挙句、ブラジリアまでのチケットを購入。あぁ、これでいよいよサルバドールともお別れなんだぁ・・・と、手にしたチケットを見ながら、ちょいと気分は複雑に。

 夕刻、今日出発するというチャリダータカさんとエリコちゃんをみんなで見送る。オイラもいよいよ明日出発だぁ。

 その後、本館に寄ってみると、ナオヤさんが「ヨシくんってドラマーなんだよね?」「ええ、まぁ」「ドラムセットを出すから叩いてみる?」と。打楽器なら大抵のモノがそろっている、ここナオ宿、ドラムセットまであったとは・・・そして、ドラムセットが出てきたのがオイラの出発前日とは・・・。物置から出てきたドラムセットは、バスドラ、スネア、ハイハットの3点セット(+ライドシンバル)。約1年半ぶりにドラムセットを叩く。タムがないのが残念ですが、いやぁ、これだけあったら、十分楽しめます。意外とまだ、鈍ってなかった腕にちょいと一安心。

 日本にいるときには、ほとんど8ビート、16ビート、シャッフル、この3つのリズムくらいしか叩いてなかったんです。聞いていた音楽がほとんどこの3つのリズムで成り立っているものばかりでしたから。今もドラムセットで満足に叩けるのは、この3つのリズムのバリエーションだけ。で、太鼓修行をしている今、久々にドラムセットを叩いてて思ったのは・・・世の中の音楽はもっと面白いリズムに溢れている。これらのリズムをドラムセットで満足に叩けるようになりたいっという欲求でした。キューバ、ブラジルを主に、中南米のいろんな音楽に触れるにしたがって、ルンバやサルサ、サンバ、ボサノバといった、自分の体の中に入ってきているリズムをドラムセットで表現したい願望がムクムクと沸いてきちゃうワケなのです。昔、ドラム教則本とか買って、勉強していた頃、サルサとか、サンバのリズムパターンも載っていたので、一応そういったリズムもかじることにはかじっていたのですが、何せ、そのころ、サルサやサンバの音楽をがっつり聞いたこともない。これら音楽のリズムが体に入っていない状態で、譜面だけで音を拾って叩いていたもんだから、グルーブもへったくれもない、上っ面なものでしかなかったんですよ。でも、今は違う。いろんな音楽、リズムが自分の中に宿りつつあるのを感じるのです。本場の空気に触れていると、自然とそこの音楽が血となり、肉となっている。この<自分の中に音楽的に幅が出てきた>ということ、世界に飛び出してホントによかったと感じることの一つ、なのですヨ。