Grande choque
一足早かった・・・50周年・・・大ショック

2010.03.04 / Brasil (Brasilia) 本日自転車24km走行 : Total 17153km走行
天気:曇時々雨 自転車折りたたみ:1
朝飯→なし 昼飯→サンドイッチ 夕飯→トマトパスタ / 宿→Cury's Solar (35レアル)☆☆

(English)
 I run on Brasilia town by bicicle.



(Español)
 Propongo en pueblo de Brasilia a bicicle.



(Português)
 Eu corro em Brasília através de bicicle.
 朝起きて荷物をまとめる。ここブラジリアにはあと、2泊くらいはしたいと思っているものの、一泊60レアルのこの宿では、ムリ。もっと安い宿を探すべく、チェックアウトしたものの・・・地球の歩き方では、高いホテルしか紹介してなかったんだよなぁ、ブラジリアのページ。頼りにするのは、ロンプラで紹介されていた宿。ってことで、ロンプラに書かれていた住所に行ってみたところ・・・どうみても、ここは民家。あれぇ、間違えちゃったのかな、と不安になったものの、一応ベルを鳴らしてみた。すると、おばちゃんが出てきて、「泊まれるわよ、うち」とのこと。どうやら、民家の空き部屋を旅行者に貸しているみたい。一泊40のところだけど二泊するなら二泊で70にしてあげるわ、と。まだちょっと高いのだが、ブラジリアでは、これくらい出さねばならないのかな、宿代。人の出入りの激しい、なんだか騒がしい家なのだが、逆に、このザワザワした雰囲気が今のオイラにはちょうどよい感じ。

 ということで、ここに泊めてもらうことにして、南京錠で鍵がかけられる部屋に荷物と一緒に自転車も突っ込む。遅い朝食をとり、一息ついた後、早速街へ。曇天で、今にも雨が降りそうな雰囲気の中、奇抜な建物が乱立するという三権広場へと続く大通りを自転車で走ってみる。通り沿いには<50 Anos>の看板がいたるところに目に付く。そう、ブラジリアに首都機能が移ったのが、1960年のこと。2010年の今年はちょうど、遷都50周年なのだ。それを知っていたオイラは、ひそかに、なにか面白いイベントでもあるのでは?と期待してきたのであった・・・が、まさか、その期待は裏切られるどころか、ひっくり返されることになるとは・・・

 早速辿り着いたのは、ブラジリアで一番楽しみにしていた<Catedral Metropolitano>。建築家、オスカー・ニーマイヤーが設計した奇抜なデザインの大聖堂なのです。巨大な円形の王冠を思わせる独特の雰囲気を持つ建物。おぉ、見えてきた見えてきた・・・先端のとんがっているところが・・・ん・・・なんか、建物が白いもので覆われているのですが・・・そして、周囲が壁に囲まれて中に入れないのですが・・・な、な、なんと、カテドラルは修繕作業中(涙)・・・があぁぁ~ん・・・ブラジリアへの首都移転は1960年4月21日。どうやら、50周年の記念式典は、4月に行われるみたいで・・・その式典に向けて、キレイに化粧直し中の模様。なんてこったぁ、来るのが早過ぎたってことかぁ。っていうか、もう3月なんだから、改装工事なんて、終わらせておいてよぉ・・・

 大ショックのあまり、呆然と立ち尽くしていたオイラの顔にポツリと雨粒。怪しかった曇天であったが、ついに雨が降り出した。この後、有名な三権広場に行ったものの、ここもなんと工事中の模様。トラックが止まり、床を掘り返している・・・またしてものショックとともに、雨の降りが強くなってきたので、市内観光はここまでにして、宿に戻ることに。ただ、このまま帰るのはあまりにも気持ち的に落胆が激しかったため、宿へ戻る途中にあるDom Bosco教会に寄ってみることに。ここ、全方ブルーのステンドグラスで覆われ、内部が青一色の採光になっているという、神秘的な教会と聞いていて。そこへ行けば、このやりどころのない気持ちをなんとかしてくれるのではないかと期待半分、そこも改装工事をやっているのでは?という不安半分の気持ちで向かったのでした。

 で、辿り着いたDom Bosco教会、どうやら、改装工事はやっておらず、通常どおりに公開している模様。ホッとして、入ってみたところ・・・いやぁ、こりゃもう、今日のショックを全て洗い流してくれるには十分な、素晴らしい場所でした。今日のブラジリアはこれでお腹イッパイ。それにしても、青い光って、なんて心を穏やかにしてくれるんでしょう・・・