Rio da Prata flutuacao
魚男

2010.03.12 / Brasil (Bonito) 本日自転車0km走行 : Total 17337km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→ビュッフェ 夕飯→パスタ / 宿→Bonito Ecological Hostel(キャンプ:18レアル)☆☆☆

(English)
 I went to Rio da Prata.



(Español)
 Fui a Rio da Prata hoy.



(Português)
 Eu fui para Rio da Prata hoje.
 傷口がだいぶふさがった感があるので、もう、川に入っても大丈夫だろうと思い、今日、シュノーケリングツアーに参加することに決めた。ここ、ボニート周辺には、透明度の高い清流が多く流れており、その清流をシュノーケリングで下っていくというのが、目玉のアクティビティとなっているのだ。で、調べてみると、いくつもある川、どこのシュノーケリングツアーもオモシロそう。お財布事情やら、アクセスのしやすさを考慮して、自転車でいけそうなスクリー川のシュノーケリングツアーにしようと思い、宿でバウチャー購入をお願いした。が、スクリー川のツアー、今日はやっていないとのこと。明日ならやってるらしいけど、どうする?と言われ、悩む。

 もう一つ、行きたい候補として考えていたのが、プラッタ川。他の人のブログとかを見ていると、ボニートに来て、プラッタ川へシュノーケリングに行ってる人がとても多い。抜群の透明度を誇り、魚の種類も豊富、しかも、かなり長い距離を川下りできるツアーらしく、人気らしい。自転車で行ける距離じゃないので、敬遠していたのだが、スクリー川に行けないのではしょうがない。今日行けるプラッタ川へのツアーに参加することにした。で、ただ今の時刻は7時40分。プラッタ川へのツアーバスが出発するのが8時。大慌てで、出発準備をしたのであった。

 バスを待っていると・・・昨日同じホステルに来た日本人、ヨシさんとマッキーも、同じツアーに参加することが判明。旅先で<ヨシさん>に出会ったのは、今回のヨシさんで、4人目。意外といるんですな、ヨシさんって。で、やってきたバスに乗り込んできた一人のスーダンの男性。なんと、スラスラと流暢な日本語を話すではなないですか。彼の名はヤッシー。自称新潟出身の面白いヤツ。いやぁ、楽しいツアーになりそうだ。

 そんな愉快な仲間達と向かったプラッタ川。施設のエントランスでしばらく待たされた後、ウェットスーツを着て、ジープへと乗り込む。未舗装道路をガタゴト進んだ後、降ろされたところから、さらに歩くこと40分。ようやく見えてきた川は、見事に澄みわたっていた。ホントに、驚くほど透明な川の水。透明度を保つため、川底には足を着かないこと、といった注意書きを読み、いざ水中へ。とりあえず、川に浮くということに慣れるため、テストコースらしき場所をグルッと一周することに。まずは手慣らしかぁ、と水の中に入ってみて、ビックリ。テストコースといっても、ここは、プラッタ川の一部。色とりどりの大小さまざまな魚達がそこら中に泳いでいる。なんつーか、水があまりにも透明すぎるため、実際中に入ってみると、水の存在を忘れてしまう。魚がまるで、宙を浮かんで動き回っているのではなかろうか、という錯覚に陥るほど。写真に撮っちゃうと、青みが強くのっちゃうけど、肉眼で見た水の中は、いや、驚くほど、クリアな世界。テンションがアッという間にあがっていきます。シュノーケル自体は、簡単に慣れられます。川の流れも緩やかだし。テストコースでも、十分なくらい透明な水の世界を堪能し、一旦、浅瀬で足を着ける場所に集合。もうみんな慣れたってことで、いよいよ、本格コースへ。泳ぎ始めた本格コースが・・・これまた、さらに透明度が高くて、ビックリ。いやぁ、これは、楽しすぎる。川に流れがあるため、ただ浮いているだけで、体は流され、目の前の風景は移り変わっていく。次第に、何も考えなくなり、ただ、水の中の世界に没頭するようになる。この時、オイラは完全に魚になってました。魚男。なんか、人間である自分を忘れさせるアトラクションって凄くないですか?川の流れの中という、普段の物理空間とは大きく異なる力学空間に身を任せているせいなのでしょう。とにかく、人間であるという感覚すら消し去ってしまう、ものすごいアクティビティです、これ。

 とにかく魚になって撮りまくった写真をご覧ください。言葉になりませぬ、この世界は・・・

 いやはや、大満足のプラッタ川、川下りツアー。ただ、1時間半もの長い川下りは、正直肉体的に辛いものがありました。というのも、川の水、意外と冷たいんですよ。1時間半も、その冷たい水に体をつけていたら、冷えちゃって冷えちゃって。さらに、下流に下れば下るほど、水の透明度も落ちてきちゃって、視覚的にもイマイチになってきちゃったのが、ちょっと残念なところだったかな。

 いやぁ、でも最高のツアーでした。こんな澄んだ水でのシュノーケリング、ここでしか体験できないんでしょ。昨日に引き続き、ブラジルネイチャーに驚かされっぱなし・・・凄いッス、ブラジル。