Para Comunidad Yuba
弓場農場へ

2010.03.17 / Brasil (Campo Grande~Comunidad Yuba) 本日400km移動(自転車7km走行 : Total 17368km走行)
天気:晴 自転車折りたたみ:1
朝飯→なし 昼飯→コシーニャ 夕飯→日本食 / 宿→弓場農場でファームステイ

(English)
 I arrived at Comunidad Yuba today.



(Español)
 Eu cheguei a Comunidad Yuba hoje.



(Português)
 Llegué a Comunidad Yuba hoy.
 朝7時半のバスに乗るべくバス停へ・・・ええ、またバス移動なんです、ハイ。実はカンポグランジから自転車走りを再開しようと思っていたんですが、昨日一昨日とめちゃめちゃ天気が悪く、悪天候での自転車走りを余儀なくされるかもしれないなぁと思って。いつもならそれはそれで、雨の日には走らず、ゆっくりと前に進めばいいってことになるのですが、次の目的地が弓場農場ってところでして。ここでしばらくファームステイをさせてもらおうと思っているのですよ。で、寝泊りさせていただくのに、事前に連絡を入れておくべきで、その際、お世話になるのにも関わらず、あやふやな到着日程でお願いするのは、なんだなぁと考えまして。バスで行けば確実に一日で着く距離。ということで、今回は、確実性を優先することにしたのでした。

 次の目的地、弓場農場・・・オイラが弓場農場を初めて知ったのは、クスコでチャリダーひろさんに聞いて。すごくいい場所だから、ブラジルに行くんだったら寄った方がいいよ、とアドバイスをもらっていたのです。なんとなく、農業に興味を持ち始めていたオイラ、ひろさんの話す、ファームステイってやつをやってみたいって思うようになりまして。で、ナオ宿で知り合ったリキヤくんが、サルバドールに来る前に一ヶ月も弓場農場に滞在していたって話を聞きまして。弓場は長く居れば居るほど居心地がよくなるよぉ、と言われたんで・・・オイラも一ヶ月くらいはお世話になってみようかなと、弓場農場を訪れることにしたのです。

 で、超早起きしてバス停に行ったのに、朝7時半を過ぎてもバスが来ない。どうやら遅れている様子。なんだよぉ~バスなら確実かと思ったのにぃ。カンポグランジ周辺で乗っていたバスは、割と時間に正確だったんで、今回も大丈夫かと思いきや・・・甘かった。バスは1時間遅れで到着。荷物を乗せてもらい、出発。ちなみに今朝は晴天。懸念していた雨はまったく降る気配なし。

 さてさて、オイラが行きたい弓場農場なのですが、カンポグランジと、サンパウロの中間にありまして。カンポグランジから400km弱の地点あたりにあるミランダポリスという町からバスで30分ほどの場所だとのこと。まぁ素直に考えれば、ミランダポリスまでバスで行き、そこから、弓場農場行きのバスに乗り換えて向かえばいいじゃないかってことなんでしょうが、ちょいとイロイロ問題がありまして。まず第一の問題は、オイラが乗っているバスは、ミランダポリスの町には停まらず、通過してしまう点。そして次の問題は、ミランダポリスから弓場農場へ行くバスに、自転車を積めるのか分からない点(小さなローカルバスらしい)。で、そんな問題を解決するために考えたのは、ミランダポリス周辺のハイウェイ上で降ろしてもらい、そこから自転車に乗り弓場農場へ向かうという案。が、ここで新たな問題が発生。途中で降ろしてもらったとしても・・・地図に弓場農場の場所は載っておらず、弓場農場までの細かい道のりがよく分からないのデス。

 まぁ、大体の場所と方向さえわかっていれば、なんだかんだで辿り着けちゃうのはいつものこと。なんとかなるさと、先行き不透明なまま乗り込んだバス、一応方向としては、オイラが向かいたい方向を走っている。で手元のGPSを見ながら場所確認していると、そろそろこのあたりにあるのでは?という地点に近づいてきた。と、反対車線の看板に<Aliancas>の文字が・・・そうそう、弓場農場ってAlianca村にあるんです。慌ててバスの運転席へ向かい「ココで降ろしてくれ」とお願いする。途中で降ろしてもらうことは、乗ったときに交渉していたので、もめることなく、ハイウェイの途中でバスは停車。「こんなところで降りちゃって大丈夫なのか?」という運転手に「自転車があるから大丈夫!」と通じたのかどうだか分からない、なんちゃってポルトガル語で答えて、バスを降りたのでした。

 降ろした荷物を自転車に装着して、反対車線に入り、先ほど見た看板目指して元来た道を引き返す。1kmほど戻ると<Aliancas>の看板発見。ここから側道に入ってみる。しばらく舗装道が続く。そして、ついに<Comunidad Yuba>の看板が見えてきた!おぉ、こちらの道で正しかったんだ、と一安心。看板の矢印が示す未舗装道を入り、500mほど走ると、なにやら家々が見えてきた、弓場農場に着いたみたいだ。ん~、そういえば、弓場農場に着いてから、どこに行けばいいのか聞き忘れてたぞ、ここから先はどこへ向かえばいいのだろう?と思っていたら、一人のオジさんが「あそこに見える建物が、食堂だから、あそこへ行ってみな」と声をかけてきてくれた。食堂という建物に行くと、「あら、結局自転車で来たの?アナタが、昨日電話をくれた人ね」と声をかけてくれたのは、昨日、電話でお話させてもらっていたサチコさん。同じく旅人でここ弓場にファームステイをしているレンくんに案内してもらって、しばらく泊めていただく場所へ。事前連絡していたので、オイラの寝泊りさせてもらう場所は、すでに準備してもらってまして。ありがたいです、ハイ。

 到着したのは、5時近くで、ちょうど本日の作業が終わったところらしい。部屋でくつろいでいた旅人ユタカくんとも挨拶。旅人は他に、ヨシさんて人と、ゴリさんという長期滞在の人たちがいるらしい。ん~と、あれ?今ファームステイしている人はそれだけなのかな?確かナタカのメンバーが何人か弓場農場に行っているという話を聞いていたのだが・・・どうやら、一週間も前に、弓場を出発してしまったらしい。おぉ、残念、再会を楽しみにしていたのになぁ。

 と、荷物の整理をしていたら、角笛の音が鳴り響いた。夕食の合図らしい。ここ弓場では、三食、食堂に飯が用意されていて、皆が、そこに食べに来るとのこと。到着して間もない、何もしていないオイラであったが、今日の夕食からお呼ばれさせていただくことにしたのでした。食堂に行って、並んでいる食事を見て驚いた。自分の好きなものを好きなだけ皿に盛るというセルフサービスバイキング方式の食事なんですが・・・この並んでいる食べ物が、極めて日本的。そして、噂に聞いていた通り、メチャウマのお食事をいただいたのでした。いやはや、ごちそうさまです、ありがとうございます。