Terra verde
弓場ファームステイ4日目:緑の大地で

2010.03.20 / Brasil (Comunidad Yuba) 本日自転車0km走行 : Total 17368km走行
天気:晴
朝飯→弓場のウマイ飯 昼飯→弓場のウマイ飯 夕飯→弓場のウマイ飯 / 宿→弓場農場でファームステイ

(English)
 I work in the farm.



(Español)
 Trabajo en la granja.



(Português)
 Eu trabalho na fazenda.
 6時に角笛が鳴り響く弓場、今日も一日のはじまりです。

 さて、今日は、また新しい仕事。グァバの実に袋をかぶせる作業をやるとのこと。トラクター乗せてきてもらい、オイラとユタカ君は、二人、グァバ畑で降ろしてもらう。レン君は体調不良のため、今日はお休み。働くために立ち寄っている弓場とはいえ、まぁムリをしてまで、やる必要もない。自分の体の様子と相談しながら、自分のペースでね。今日はゆっくり休んで、体調を整えてちょうだいな。

 で、花が咲き終わり、果実となりつつある、グァバ、鳥や害虫から守るため、実の部分に新聞紙で作った袋をかぶせていくんです。しかも、一つの木でだいたい80個くらいの実をつけさせるのが適当らしく、よさげな実80個に、袋をかぶせていくというのが、今日の作業。またまたユタカ先生に手順を教わりながら、作業開始。グアバの実って、結構意外なところに実をつけていたりするんですよ。木をざっと見渡して、もう袋詰めすべき実はないかな、と思っていても、木の下にもぐりこんで、見上げてみると、まだまだ生ってたりして・・こうして見つけた実が結構大きいものだったりすると、いいものを発見できた喜びからか、結構嬉しい気分になれる。タンタンと実に袋をかけていくという作業の中に見出される、ひそやかな楽しみです。

 「午前中はこの木で終了にしようか」なんて話をしていたら、遠くからトラクターの音が近づいてきた。別のグァバ畑に行っていたヨウイチさんとカッチャンさんが、グァバの収穫を終え戻ってきたのだ。ちょうどよかったので、トラクターに乗せてもらって帰ることに。トラクターの荷台に、収穫されたばかりのグァバたちと一緒に乗る。オイラ達が袋をかぶせたグァバが、いずれ、こんなふうに収穫されて世の中に出て行くのねぇ・・・とシミジミしながら、カゴいっぱいに詰め込まれたグァバを眺める。

 昼飯後、今度は一人で、グァバの袋かぶせ作業。ここに来て初めての一人作業。いやぁ、今までは、なんだかんだいって、話し相手が居ての作業だったから楽しみながらできたものの、一人黙々と作業するのは、ちょっと・・・と思っていたら、割と一人作業でも平気だった。緑の大地に青い空と真っ白な雲。こんな風景に囲まれて、作業をするのは、気持ちいいもんですよ。と、作業途中に、いきなりスプリンクラーが回り始め、水を浴びせられる。ちょうどシャワーになって気持ちいいなぁと思っていたところ、クマモトさんが来て「ごめんな、ヨシヒロ。夕方作業が終わってから水を撒こうと思っていたんだけど、他の場所との兼ね合いがあって、この時間に撒かなきゃいけなくて。これから1時間くらいずっと水がでているんで、他の畑に移って袋かぶせをしてくんないか?」と。そのまま、クマモトさんのトラクターで、別のグァバ畑に運んでもらい、引き続き、グァバの袋かぶせ作業。で、ここの畑、一度、木が病気になっちゃったとのこと。そういわれると、確かに、先ほどの畑に比べて、木の葉の勢いが弱弱しい気がする。なんか、収穫とか、袋かぶせとか、断片的な作業だけやらせてもらっていると、一貫して育てることの大変さまでは見えてこないところなんですが・・・なんか、ちょいとだけでも、垣間見た思いがしたのでした。

 そして、夕刻、リョウイチさんのお手伝いで、唐辛子のパック詰め作業。いやぁ、ホント、農業って、毎日いくらでもやることがあるんだなぁ。