Legumes e fruta
弓場ファームステイ6日目:とれたて野菜&果物

2010.03.22 / Brasil (Comunidad Yuba) 本日自転車0km走行 : Total 17404km走行
天気:晴時々雨
朝飯→弓場のウマイ飯 昼飯→弓場のウマイ飯 夕飯→弓場のウマイ飯(マーボー豆腐) / 宿→弓場農場でファームステイ

(English)
 I work in the farm.



(Español)
 Trabajo en la granja.



(Português)
 Eu trabalho na fazenda.
 安穏とした休息の日曜日はあっという間に過ぎ去ってしまい、仕事が始まる月曜日の朝の角笛で目を覚ます。さぁ、また、労働の一週間の始まりです。今朝もはよから、オクラ採り作業。トラクターの荷台に乗ってオクラ畑へ。

 この間の金曜日、大きくなったオクラはすべて収穫したというのに、今日行ったらもう、収穫時のオクラがゴロゴロと枝に生っている。採り頃という指4本以上のサイズのオクラをちぎって肩からかけたカゴに入れていく。広いオクラ畑、端から端まで採りながら移動するだけで、カゴいっぱいのオクラが採れる。で、オクラは、枝の先っぽに生っているので、大体目線を正面に向けて歩くんですけど・・・たまに地面を注意しながらあるかなきゃいかんのです。というのも、オクラ畑の一部で、キュウリやスイカも栽培してまして。たまに、でっかいスイカがゴロンと転がっている。熟れ頃なのは、そのまま収穫しちゃうんですが、キュウリとかスイカは、販売用ではなく、弓場の人たちが食べる分だけを栽培しているとのこと。そうそう、弓場の食卓に並ぶ食事の食材のほとんどは、ここ、弓場の農場で採れたものみたいです。自給自足の生活・・・これが<生きる>ってことの原点なんだよなぁ、と痛切に感じさせられるんです、ここで生活していると。

 オクラ採り作業の後は、稲刈り。この間やったもち米刈りは、まだ半分くらい刈っていないところを残していたので、その残り部分の収穫。前回の稲刈りでは、運び屋に徹したオイラでしたが、今回は、鎌を使って稲穂を刈る、という刈り作業をやらせてもらうことに。鎌を渡し「日本人なら、稲の刈り方くらい分かるやろ」とニヤリとしながら言うツネさん。冗談で言ったツネさんの一言は、なんだか重く心に残る一言だったのであった。で、結局ツネさんに、米の刈り方を教えてもらう。右手に持った鎌で、ある程度の量の稲穂を手繰りよせ、左手で、手繰り寄せた稲穂をつかみ、右手の鎌をクイっと引き、稲穂を刈る・・・ほほう、これが稲刈りっちゅーもんなんですな。

 稲刈り作業の合間、ルイスの「スイカ!」という声が響く。行ってみると、採れたてのスイカを切ってくれてる。みんなでかぶりつく。う~ん、アマイ、ウマイ!炎天下の作業で、喉が渇いているところに、水分タップリの甘いスイカ・・・幸せを感じる瞬間ですな。

 午前中の作業が終了し、戻ると、作業場で、ミエちゃんたちが、グァバの仕分け作業をしていた。手伝おうかなぁと、ユタカくんとともに、見ていたら「食べる?」と、仕分け作業中のグァバから、一番美味そうなのを選んで、渡してくれた。おいしいグァバの選び方のコツは、お尻の部分の匂いをかいで、アマイ匂いがするやつを選ぶべしとのこと。しっかり洗えば皮ごと食えるというので、そのままかぶりつく。あぁ、ウマイ!そういえば、グァバって、果物そのものを食べたことってなかったかも。パンとかクラッカーに挟んで食べるジャムみたいなグァバペーストは好きなんでよく買って食べてたけど。グァバ、そのままのも、かなりイケますわ。

 そして、夜の食卓には、オクラ料理が・・・採ったものを新鮮なうちにその場で食べる。弓場では当たり前に行われているそんなことを、最高の贅沢と感じてしまうのは、オイラだけではないはずです。