(English)
I work in the farm.
(Español)
Trabajo en la granja.
(Português)
Eu trabalho na fazenda.
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起きれないかもと思っていたが、6時過ぎに目が覚める・・・眠い。とにかく眠い。が、今日が最後になる弓場での農作業、とにかくがんばるぞっと自分に鞭打ち、朝ごはん。
今日は一応ブラジルの休日のようなのですが、ここ弓場では日曜日以外の休日は関係なし。いつもと変わらない農作業が待っているのでした。オクラ採りの後、オクラ畑に追肥をし、その後、カルピ(草取り)。寝不足での炎天下のカルピはなかなか辛い。いつもの倍くらい疲れました。
やっぱり寝ないとダメねぇ~。食欲もいつものようにはなく(といってもお代わりはしたが)、グッタリ。あぁ、もう後15分で仕事かぁと思っていたら、救いの女神が現れた。な、なんと今日の午後の作業は14時始まりとのこと。おぉぉ、1時間たっぷり寝れるじゃないですか。というワケで、部屋に戻って昼寝。目覚めたらスッキリ。やっぱり寝ないとダメね~。
午後は、午前中に引き続きカルピ作業。始まり時間が遅かった分、終わり時間も遅くなるかと思いきや、16時前に、ツネさんたちが「もうあがるか~」と声をかけてきてくれた。おぉ、遅く始まったのに定時あがりか?と思っていたら、帰ったらこれ降ろすの手伝ってな、とツネさん。乗せてくれたトラクターの荷台にはぎっしりと今収穫してきたというトウモロコシの袋が詰まれていたのでした。う~ん、最後まで楽はさせてくれないなぁ、弓場・・・
夕食までの時間に、<のだめカンタービレ>を読破。いつの間にやらのだめって最終話を迎えていたんですねぇ。21巻以降の話の展開が気になっていたのだめ。アキコさんのところに、のだめが最終巻まであるということを聞き、今日借りてきちゃったんですよ。「なんか尻切れトンボな終わり方だったわよ」とアキコさんに言われ借りた22、23巻。読み終えて、うぬぬ、確かに・・・これで終わり・・・?でもまぁ、こういうカタチで収束させるのがよかったのかも。オイラ的には、続きが気になっていたマンガのひとつに区切れがついてくれて、満足だったのでした。
弓場最後の夕食はカレー。もう食えないってほど腹いっぱいいただき、コンちゃんとのセッションプレー。ビデオを回しているためか、いつも以上に緊張。それでも結構いいプレーができ満足。あぁ、最終日、弓場で一つ一つ満足心を満たしていっているなぁ・・・
で、その後、夜の飲みに備えて仮眠していたら、ダイゴがわざわざ部屋まで呼びに来た。「主役が来ないでどうする。今日は早めに飲み始めて、さっと切り上げるぞ」と。えぇ~、そんなこと言って、さっと切り上げるってムリでしょ。どうせ今日も3時近くまで飲むんでしょ・・・
とにかく、明日オイラが出発するということが酒の肴の一部となって、いつもの飲み会が始まった。ここで、ツネさんから弓場についていろいろ聞くことができた。弓場のようなところは、人が命。若いやつら、何人も出て行ってしまっててなぁ、というツネさんに、「弓場の本当のよさに気付くのは、30、40歳になってからじゃないですか?僕も今の年齢だからここのよさが身に沁みるように分かるんですけど。出て行った人も気づいて戻るんじゃないんですか?」と言ったところ、「いや、戻ってくるのは甘えがあるやつだけだ。真剣に考えて出て行ったやつほど、気付いたとしても戻れないんだ」との言葉が返ってきた。うむむ・・・それは確かに心情的には一理あると思うのですが、そこを戻れるようにしてこそ、弓場がもっと活性化するんじゃないんでしょうか。すごくいい場所だと気付いたのに戻れない、戻りたいけど帰れないって・・・そういえば、NHKの弓場番組を見たときクマモトさんの息子のサンシさんが、アクセサリー修行をするために弓場を出るという場面で、ダイゴが「残された俺たちができるのは、発っていくお前達のために戻る場所を用意しておくだけだ」みたいな趣旨の言葉を贈っていたんだけど、なんかその言葉の重さが、今日のツネさんの話を聞いて、ようやくピンと来た気がしたのでした。
そんな弓場についていろいろ考えさせられる話をツネさんから聞いた後、ウミ、ダイゴ、ミエちゃん、マミちゃん、コンちゃんと食堂の屋根に上って星空を見ながら酒を飲もうという話になりまして。脚立を足場にしてレンガ屋根の上に。そこに寝転がって眺めた夜空は、雲ひとつない満天の星空。もう、ただ、そこで横になっているだけで幸せになれる瞬間。いやぁ、青春だなぁ。
明日出発することへのちょっとした心残りと切なさと、不安を胸に、頻繁に見れる流れ星に願いを込めた夜だったのでした。
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