(English)
I run by bicycle to Sao Paulo.
(Español)
Propongo a bicicleta a Sao Paulo.
(Português)
Eu corro através de bicicleta a São Paulo.
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サンパウロまでもう200kmもない。順調であれば後2日でサンパウロに到着。朝のカフェを済ませ、7時半頃出発。と、ハイウェイに出たところで、雨が降ってきた。これは、引き返してTieteでもう一泊か?と思ったのだが、幸いにわか雨だったらしく、すぐに晴れ間がのぞきはじめた。
順調に、相変わらずアップダウンの激しい山道を走り、昼頃Ituという町に到着。これまでの町は、道から脇道を通り、入り込んだところにあったため、泊まる目的でない限りは、わざわざ町に入り込むことはなかったのだが、ここItuという町は道沿いに展開されている町でして。道を走っていると、いつの間にやら町中に入り込んでいるってワケだったんです。で、ちょうどお昼時ということもあって、どこか食べる場所があれば、寄っていこうと思ったのですが・・・道沿いにレストランらしきものはなし。いつの間にやら街外れに。そして、町を出たところから道がいくつも分かれている。こ、これは、どの道を進めばいいのやら・・・一応行き先の標識らしきものはあるのだが、同じ町名が別の道路の行き先に書かれていたりして、なにやら複雑。ここは、いつもながら自分の勘を頼りに進むしかないと、一つの道を選び、進んだのだが・・・まぁ間違ってはいなかったものの、ちょいと遠回りする道を選んでしまいまして。途中で、遠回りだと気付いたものの、下り坂を勢いよく降りてきてしまった手前、引き返すのも面倒で、そのまま走ることにしたのでした。
で、時間的に目的地としていた町まで行けないことが分かり、その前のCabreuvaという小さな町で今日は終わりにすることにしたんですが・・・町に入って、ホテルがあるかと聞いたところ、この町にホテルはないという。ただ、街外れに一軒だけあるのだが、そこはえらい高級ホテル。一泊150レアル近くするというリゾートホテル。う~ん、どこか寝泊りできるところはないですかと、突っ込んだところ、ポサダなら町からちょっと離れたところにあるよとのこと。そういえば、さっきこの町に入る前に、でっかいポサダの看板を見たような。というワケで、来た道を引き返し、ポサダへ。一見、リゾートホテルっぽいつくりのこのポサダ、高いんだろうなぁと思いきや、素泊まりだったら25レアルでいいよと。そのかわり、ベッドカバーもタオルもださないけど、あなた持ってるんでしょ、と。ええ、それで安くなるんなら、僕としてそちらのほうが好都合です、と交渉成立。部屋に案内してもらったのですが・・・案内された部屋は、ロッジ。3部屋くらいある建物の置くにはキッチンも。冷蔵庫もガスも使える。もちろん、シャワー・トイレつき。えぇ~これで25でいいんですか?町から離れたところにあるこのポサダ、飯はどうしようと思っていたところだったのですが、このキッチンを見た途端、自炊決定。ちょうどパスタのあまりはあるし、ツナ缶もあることだし。
小鳥が囀る夕暮れ、沸かしたコーヒーを飲みながら、ちょっと優雅な気分の夜を迎えたのでした。
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