(English)
I arrived at Rio de Janeiro.
(Español)
Llegué a Rio de Janeiro.
(Português)
Eu cheguei ao Rio de Janeiro.
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朝9時前、バック一つを背負い、鹿児島県人会館を後にする。自転車&荷物は鹿児島県人会館に置かせてもらうことにしまして。なんだかいつもと違う旅の出発。というか、これから旅に出るっていう実感が湧いてこない。ちょっとその辺をブラブラしてきますという気分なのだ。
とにかく妙な気分のままバスに乗り込む。いつもなら、大量の荷物をバスの下の部分にある収納スペースに入れてもらうのだが、今回は持ち込み。なんか、この手軽さが逆に心に不安を誘う。
さて、バスが走り出し、ウトウトしていたら、トントンと肩を叩かれて起こされた。何事と思って、オイラを起こした人を見ると、制服を着た警官ではないですか。バスは停車中。どうやら、不審な人が乗っていないか、チェックするために、警官が乗り込んできたらしい。で、オイラに、パスポートを見せろと言ってくるので、パスポートを見せると、パラパラと、ビザのハンコを押しているページをチェックしはじめた。そして、ブラジルのハンコを押している場所を見つけ、「ん、3ヶ月滞在をオーバーしているじゃないか、キミ」と。そこは慌てず、追加で押してもらった、ビザ延長のハンコのページを見せる。「ボン(OK)]と言って、警官は次の人のチェックに移ったのであった。う~ん、意外と、ちゃんとチェックしているのねん。不法滞在して、ブラジル永住権を狙っている人、こういうチェックがあるので、ご注意デスよ。
さて、バスは何事もなくリオデジャネイロの長距離バスターミナルに到着。街外れにあるターミナルからは、市バスを使って、移動しなければならない。鹿児島県人会館の情報ノートに書いてあった、お勧め宿を目指して行こうと思い、「ボタフォゴへ行きたいのですが、このバスでいいんですか?」と、バスの切符売りのおばちゃんに聞いたところ、早口のポル語でなにやら言ってくる。9割がた何を言われているのか分からなかったのだが、とにかくボタフォゴへは行くようなので、そのバスに乗ることに。で、オイラが乗ろうとした時、さっきのオバちゃんが、オイラを指差しながら、運転手になにやら言ってくれている。なんだろう、と思っていたら、オイラの後ろに並んでいたオニイチャンが、「キミ、ボタフォゴで降りるんだろ。ボタフォゴに着いたら、キミに合図してくれるよう、あのオバちゃんが頼んでくれているよ」と英語で教えてくれた。おぉぉ、なんて、親切なオバちゃんなんだ!いやぁ、そうそう、ブラジルの人って、こういうさりげない優しさをかけてくれるんですよぉ。オバちゃんに「オブリガード(ありがとう)」って親指を立てて感謝の意を示したら、オバちゃんも、親指立てて挨拶返しをしてくれた。
ボタフォゴに着いたと運転手に教えられてバスを降り、無事、お目当ての宿にチェックイン。いやぁ、心地よい感じで、ブラジル二周目旅の初日を終えたのでした。
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