(English)
I walk around Rio de Janeiro City.
(Español)
Doy una vuelta Rio de Janeiro.
(Português)
Eu caminho ao redor do Rio de Janeiro.
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昨日の天気とうって変わって今日は快晴。これは、コルコバード日和でしょと、まずは、リオデジャネイロの街を一望できるというコルコバードの丘に登ることに決定。丘の下から登山電車が出ているというので、電車乗り場目指して歩いていったのだが・・・到着してみると、電車乗り場の入り口に錠がかかっている。なにやら、電車が故障して動かないらしい。えぇ~ここまで来て、上れないのぉ、と一人で憤っていたら、一人のオジさんが近づいてきた。「車でコルコバードまで行くツアーがあるよ。一人50レアルだけど」と。電車が動かない今、どうやら皆、車で上っているらしい。う~ん、それにしても、入場料込みとはいえ、50レアルは高い・・・かなり悩んだのだが、まぁせっかく来たわけだし、上っておくかと、オジさんの提案を受け、車で連れて行ってもらうことに。
歩いて上るには辛い坂道を車はガンガン上っていく。そうそう、弓場で労働していた頃、毎日のように<リオで洪水>というニュースを見ていたんですよ。今年はめっちゃ雨が降ったらしく、なんでも観測史上最悪の降水量だったとか。この大雨で、一時、コルコバードの丘へ上れなくなったって話も聞いていて。オイラが来る頃には、雨の影響はなくなったって聞いていたのに・・・電車が故障するなんてねぇ。
標高700mちょいの丘の上に到着。車を降りるとちょい寒い。早速上からリオの街を眺めてみると・・・ほほぉと思わず声がもれちゃうほど、すばらしい景色。いやぁ、美しい街並みをしていますなぁ、リオは。小高い丘々に囲まれた湾、海、そして、平地にはギッシリと建てられたビル、住宅・・・
そして、頂上にいくと、改装工事中のキリスト像が・・・遠目には布に見えたんだけど、ギッシリと、パイプの足組みで覆われていたんですねぇ、これ。しかし、ホントギッシリと足組みに覆われていて・・・まったく原形のキリスト像が見えない。まぁ、このキリスト像は、オマケ程度にしか思っていなかったんでいいんですけど・・・そうそう、このキリスト像、2007年に発表された第一回新・世界七不思議のひとつに選ばれているみたいですね。ん~、確かにブラジルを象徴する建造物だとは思いますが、他の不思議物件と比べると・・・若干見劣りするような気がするのは、オイラが、原形を見れてないから感じてしまうのでしょうか?
そんなキリスト像を背にして、しばし、リオのパノラマ風景を堪能。それにしても、高い場所って、なんかついつい上りたくなっちゃいまもんですねぇ。上から見下ろす視点って独特の優越感を与えてくれる。
さて、コルコバードの丘から降りて、次に向かったのは、昨日訪れたセントロ。実はセントロにはもう一つ行きたい場所があったのですが、昨日、あえて行かなかったんです。なんてったって、昨日はニテロイ現代美術館のインパクトが強すぎて、その後見るものは全て色あせてしまうって思っていたから。楽しみにしていたそのもう一つの訪問先は、後日改めて訪問することにしたわけです。で、その訪問先はどこかというと、その名も<幻想図書館(Real Gabinete Português de Leitura)>。弓場で知り合ったコンちゃんが「リオに、図書館なのに、本に触っちゃいけない図書館があるんだよ~」と言っていて。本好きなオイラ、興味を惹かれて、ネットで検索して、場所を確認して、本日、行ってみたのでした。
古本街の一角にある、ゴシック調の立派な建物。ここが、幻想図書館らしい。名前を記帳して中へ入ると・・・3階建ての建物、壁面が全て本棚になっており、古書が45,000冊ほど、ギッシリ並べられている。な、なんという素敵な雰囲気・・・幻想図書館とはよく名づけたものです。うんうん、ホント幻想的な雰囲気で、外の猥雑なリオの雰囲気とは一変して、静かな時間、というか時間が止まったような不思議な感覚に包まれる。
本に近づくと<Don't Touch these books>の張り紙。許可なしに本に触ることは許されてません。近づいてやっていいことは、匂いをかぐことくらい。古書独特の匂いを感じ、雰囲気に酔う。本が読めないため(許可があってもポルトガル語の本なので読めませんが(笑))、特にやることはないのですが、館内をぶらぶらするだけで、満足できる。こんな図書館、他にないでっせ。本好きならば、リオに来たらぜひ立ち寄ってみたらどうでしょう?
幻想図書館を出た後、楽器屋をちょっとブラブラして、メトロに乗る。今日は快晴のいい天気。こんな日にビーチに行かずして、どうするっていうほどのビーチ日和。イパネマ海岸からコパカバーナ海岸にかけて、海岸沿いをブラブラ散歩でもすることにしたのでした。
といっても、季節はもう初秋。さすがに、海岸で泳いでいる人たちは少ないかなぁと思っていたんですが、いましたいました。刺激的なビキニ姿のオネェさん、ウェットスーツを着込んだサーファー、白熱したビーチバレーを展開するマッチョなお兄さん達、観光客相手に、いろんなものを売り歩いているオジさん・・・そこは、まさに想像していたリオのビーチでした。特に、ビキニ姿のオネェさん達にはすっかり目の保養をさせていただきまして。こりゃ、毎日でもビーチに来たくなるってもんですよ。うんうん。
日が暮れるまでビーチを堪能した後、宿へ戻る。宿で一緒になった日本人のモトキ君が、今晩ラパ地区に繰り出し、ライブを見に行くというので、オイラも連れていってもらうことにし、ブラジル人のアランと3人で、ラパへと繰り出したのでした。22時近いというのに、人で溢れているラパのバーでビールをひっかけ、お目当てのライブハウスへ。実力派のサンババンドが出演するという人気のライブハウス<カリオカ・ダ・ジェマ>へ。始まった演奏は、サンバというよりショーロと呼ばれるポピュラーミュージック。ボーカルに、打楽器隊3人、ギター&カヴァキーニョ(小型な4弦楽器)、サックス、ベースというバンド構成。そうそう、ブラジルなどのラテン音楽って、打楽器を複数人で演奏するんですよねぇ。低音を担当するスルド、そして、中音域を担当する人(今回のバンドでは、ボディが短径のヘッドだけのような打楽器を叩いてました)、さらにパンデイロ演者。パンデイロはヘッドの音はほとんど聞こえなくて、ジングル音だけが鳴り響く感じ。ドラムセットでいうハイハット的役割をパンデイロが担っているという印象でした。
お酒が入っているというのもあり、演奏はとても心地よかった。そして、演奏中、ステージ前では、お客が踊りまくり。といっても、激しいアップテンポの曲でもないので、しっとりステップを踏む感じのダンス。いやぁ、今日の演奏はホントよかったんですが・・・正直なところ、オイラ、ブラジルのポピュラーミュージックはイマイチぴんとこないんですよねぇ・・・サルバドールのサンバヘギの荒っぽい音楽は胸にズドンと響いてきたんですが、ボサノバとかショーロとかは微妙・・・たくさん聞いていると、そのうちシックリくるようになるのかなぁ。
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