Parque Nacional dos Lençóis Maranhenses
レンソイス・マラニャンセス国立公園へ

2010.05.15 / Brasil (~Sao Luis~Barreinnhas) 本日自転車0km走行 : Total 18210km走行
天気:晴
朝飯→コシーニャ 昼飯→プレート飯 夕飯→ハンバーガー / 宿→Pousada Teraar (10レアル)

(English)
 I went to Parque Nacional dos Lençóis Maranhenses by tour.



(Español)
 Pasé a Parque Nacional el dos Lençóis Maranhenses por gira.



(Português)
 Eu fui para Parque Nacional dos Lençóis Maranhenses através de excursão.
 2時半にサンルイスの空港に到着。空港ロビーへ降り立つとムゥとする熱風に包まれる。肌寒かったリオとは大違い。飛行機で一気に飛んできたのを実感する。それにしても、こんな夜中だというのに、空港は意外と人でいっぱい。さてさて、オイラがサンルイスに来たのは、サンルイスの近くにあるという<レンソイス・マラニャンセス国立公園>に行くため。近くといってもサンルイスからバスで4時間くらいかかる距離にある。サンルイスからのツアーもあるらしいのだが、バヘリーニャスという町が、レンソイス・マラニャンセスへの最寄の観光入り口となるらしい。ということで、サンルイスは通過して、このままバヘリーニャスまで行くことにした。

 バヘリーニャスまではサンルイスの長距離バスターミナルからバスが出ているという。ここ空港から長距離バスターミナルまでは・・・今の時間タクシーしかない。しょうがないので、タクシーで移動。到着した長距離バスターミナルは、空港とは違って、寂しい雰囲気。この時間、バスの発着はまったくなく、おそらく朝一のバス待ちらしいお客が数人いる程度。ここで働いていると思われるおじちゃんに、バヘリーニャス行きのバスの時刻を聞いてみると、朝一番のバスが6時だという。ん~、だったら、空港で時間をつぶしていたほうがよかったかなぁ・・・ここは人がいなさすぎで、ちょっと怖い雰囲気が・・・まぁ、来てしまったものはしょうがない。またもや、3時間ほど時間をもてあそぶことに。荷物を抱えているので、眠いけど眠れない。あぁ、なんだか辛い待ち時間だ。

 6時になり、バスが到着。バヘリーニャス行きのバスに乗り込み、座った途端に爆睡。目覚めたら終点のバヘリーニャスに到着していた。

 で、バスを降りると、早速客引きのオジさんが誘導してきた。まぁとりあえず、ツアー情報と宿情報だけでも聞いてみるか、とオフィスにそのまま案内してもらう。レンソイス・マラニャンセス国立公園ツアーは、早速今日午後14時出発のがあるらしい。値段は50レアル。まぁまぁの値段だ。そして安宿がないかと聞いたところ、10レアルの宿を紹介してくれた。10レアルでしかも朝食つきだという。この値段で泊まれるんだったら、ツアーも申し込んじゃっていいか、と即決。早速午後からのツアーに申し込み、宿まで案内してもらったのでした。

 シャワーを浴び、近くのレストランで飯を食べ、一息ついていたら、ジープが迎えにきた。時計を見るともう14時。いよいよレンソイス・マラニャンセス国立公園へ向かうことに。

 このレンソイス・マラニャンセス国立公園、まだまだ知らない人も多いと思うのですが、最近人気急上昇中のブラジルのネイチャースポット。日本だと、あの珍獣ハンターイモトが、一押ししているということで、知名度があがってきているのかな。とはいうものの、実は、オイラも、旅に出るまで・・・というか、南米に入るまで知らなかったんです、このレンソイス・マラニャンセスのことは。ガラパゴスで一緒になった清水夫妻から「南米でナンバーワンの場所だった」と猛烈に行くことを勧められまして。そこで初めて知ったというワケなのです。

 さて、そんなレンソイス・マラニャンセス、広大な真っ白い砂丘地帯が広がっていて(東京都23区が二個入るほどの大きさ!)、雨季の間に降った水が、砂丘のくぼみに溜まり、湖を形成し、それはもう、この世のものとは思えない風景をかもしだすという場所なのです。ちなみに、レンソイスってポルトガル語で<シーツ>という意味らしいです。レンソイス・マラニャンセスで、マラニャンセスのシートという意味。なるほど、白い砂丘のことをシーツと例えているのかな。そうそう、レンソイスっていう地名の場所なら、ブラジルにいくつかあるんですよ。サルバドールの近くにも<レンソイス>というスポットがあったなぁ。

 と、レンソイスについての前置きはこれくらいにして、ジープに乗って向かったツアー模様に話を戻しましょう。ジープに乗って、川を渡ったり、足場の悪い砂地をガタンゴトンと揺れながら走ったり、大きな水溜りに突っ込んだり、かなりワイルドな道中を経て、ようやく国立公園の入り口に到着。目の前には大きな砂丘の山が見えてきました。

 ジープから降りて、目の前の砂丘の山を上る。石英のサラサラ砂は見た目はキレイなのだが、歩くのにはやっかいな代物。なかなか前に進めないところをがんばって上り、砂丘の頂上から眼下を眺めると・・・思わず「おぉぅ・・・」と声が漏れてしまうほどの絶景が!巨大なコバルトブルーの湖が見えたのでした。しかし、猛烈に感動できたのは、最初の一瞬のみ。

 ここ、とにかく観光客が多くて。オフシーズンだというのに、湖には人人人・・・ちょっとねぇ、静かに自然を堪能したいオイラとしては、こんだけ人がいると、ゲンナリ(オフシーズンでこんだけ人がいるんだから、オンシーズンだとどんなことになるんだ?ここは)。しかも、ツアー内容が、とりあえず、湖に連れて行くから、その辺で泳いでてみたいな感じで。もっと砂丘をグルグルと歩き回りたいオイラとしては、フラストレーションが溜まる一方。景色はいいし、湖で泳ぐのも気持ちいいんだけど・・・なんか物足りない。レンソイス・マラニャンセスに期待していたのは、こんなもんじゃないって気持ちになってくるのでした。結局、Lagoa Azulと、Lagoa Peixeという代表的な湖二つを巡って終了。ちょうど日の沈む時に、Lagoa Azulに戻ってきて、夕日に染まる砂丘と湖の画は、さすがに感動モノでしたが、う~ん、なんだかなぁという気分がずっとつきまとうツアーだったのですよ。

 いいのか、レンソイス・マラニャンセス。

 こんなもんなのか?